裁判報告が遅くなりました。
8月21日(火)名古屋地方裁判所にて吉田裁判が行われました。午前11時から国を相手にした労働災害不支給取り消し(認定)裁判が行われ、前回原告側が新しい仕事との因果関係を医師の意見書として準備書面を提出していました。それに対する国側の反論が提出されました。次回は国の意見書に対して原告が反論する意見書を出す予定です。今のところは双方が準備書面を出し合う状況ですが年内には口頭弁論が始まると思います。
一方、同時に進めている地位保全裁判ですが、こちらはAKKを相手にして行われています。もともと仕事の配慮をすれば職場復帰ができたのに、AKKは休職満了で退職に追い込みました。現在は労働災害認定裁判をしている間は退職させることができないのに、強行したAKKを相手に裁判を行っているものです。原告は5人の弁護士を代理人にして裁判に挑んでいますが、AKKは一人の弁護士だけです。
何としても二つの裁判に勝利して、吉田さんのいのちと雇用を守りましょう。ご声援お願いします。
裁判を翌日に控えた8月20日(月)午前7時30分からAKK吉良工場にて、吉田裁判を知らせる組合機関紙を配布しました。おおむね従業員の皆さんが好意的に受け止めていただき用意した枚数を完配しました。感想をお聞かせ下さい。
吉田裁判は個人の問題ではなく、誰でも遭遇する事案です。一人はみんなのために、みんなは一人のために。労働者一人ではどうにもならないことが起きます、その時に役に立つ労働組合でありたい。強制される労働組合加入から、自らの価値観で労働組合を選択する当たり前の社会でありたいと思います。