創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊  俳句

2011-10-08 11:09:05 | Weblog
墨遊俳句

 Kの俳句二句書く

 投縄を躱し駆け抜く雄鹿かな

  奈良の伝統行事である「角切り」の季節の到来。会場はスリリングな場面に興奮の坩堝と化す。
  古代ローマのコロシアムの争闘さながらに、勢子と雄鹿の真剣勝負!観客には面白くても
  相対する者の表情は険しく殺気すら感じられる。鹿も必至だが勢子も鋭い角に引っ掛けられて
  怪我をする危険もあり緊張の連続である。捕えられた瞬間、観念したのか大人しくなった鹿は
  角を切られるに任せ、放たれた直後の表情は放心状態で同情を誘う。

 震災の跡形もなし秋日和

  久しぶりに神戸へ出かけた。阪神淡路大震災から17年の神戸の街並みは高層ビルが
 林立し道路、鉄道も整備されてあの災害があったとは全く思えない外観を呈していた。
  しかし、学生時代の青春を過ごしたものには似て非なる街でしかない印象を否めなかった。
  あの日を境に青春の神戸は失せてしまったのだ。
  今回の東日本大震災に思う。阪神震災の規模を大きくしただけの災害とは異質のものである。
  原発という人災が自然災害を増幅し、孫の代まで禍根を残す犯罪事件といっても過言ではない。
  人類が決して弄んではならない怪物・原子力を安全神話の甘言にくるんで拡散させたつけが回ってきた
  と思う。秋日和の中、新生神戸の街中にいて感慨深いものがあった。


 来年の日記帳を購入のため大型書店に入店しました。
 書店には最近のブームの「断捨離」本がいっぱい溢れていました。
 私は昔からキッチンの上には一切何も出しておかない主義で掃除や整理整頓は大好きで、
 改めて読んでみたいとは思っていません。
 ただ老前整理に関してはやっておかないと、、と思っていることがあります。
 買い込んだ洋服の布地や編み物の毛糸類の始末、和服の有効利用、最近はやりたくても時間と体力が少々
 なくなってきました。少しでも作品にして始末をつけなくては、、、私の大きな課題です。