私に仕事を教えてくれてた例の彼女は、その時妊娠中で、
3ヵ月後に退職することになっていました。
妊娠初期。
悪阻がひどく、とても辛そうでした。
早く仕事を覚えて私が少しでも役に立つようになれば
彼女の負担も軽く出来るかも・・・・・
と、必死に覚えようとしていましたが、
そんな私の心を知ってか知らずか
彼女は超スパルタ式で私を教えてくれました。
周りも真っ青になるくらい、
「ここまでやるか!!??」
と、唸りたくなるくらい。
彼女が辞めた今、
同僚が
「よく耐えたね~!
私ならあそこまで言われたら、泣いちゃったかも。」
「今までいろんな人があの席の仕事をやってきたけど、
一番凄い叱られ方だったよ。」
と、言うくらいです。
そうだったんだ。
ちなみに、わたくし、
自分で言うのもなんですが、
結構打たれ強い性格だと思います。
ちょっとやそっとのことでへこたれません。
今回もどんなに叱られても
けちょんけちょんに言われても
「ま、そんなもんかもしれん。」
と、平気なフリをしてきました。
でもさすがに、
「そこまで言うこたぁないだろ!」
と、まじで怒れる場面も何度かありました。
まず、同じことを2度質問すると、
必ず、
「前にも言ったと思うけど。」
と、言われる。
その通りなんだけど、
人間一度で覚えられない時もあるでしょ。
忘れないように、とノートに付けておいても
忘れてしまうことがなんどもありました。
「すみません、ノートに書いてありました。」
と謝ると、
「記憶力ないな!全く。同じこと何度も言わせない!」
と、さらに追い討ちが。
で、今度はそう言われないように
まずは一人で出来るところまで頑張っていると
「いつまでかかってやってるの?
判らない時は聞かないと、いくら時間があっても足りない!」
と、真逆のことを言われる。
パソコン操作について質問したら
「そんな基本的なこと、ここ(会社)では聞くところじゃない。
こんなこと、私、パソコン学校でも聞いたことないよ!」
と、ばっさりと切られました。
関連会社に送る書類につけるメモを
「裏が白い用紙にした方がいいですよね。」
と、確認すると、
「そんなこと常識だと思うけど。
それって、常識というより、
そんなことを聞くことのほうがおかしい。
性格の問題だと思うけど。」
う~ん。
性格の問題ってね、
私はただ、確認しただけなんですけど、
先方に失礼のないようにと気を回して。
それが性格の問題ですか!!
さすがにここまで言われたら
ぶち切れるしかないでしょ。
でも大丈夫。
ゆっくり10まで数えて心を落ち着かせて。
耐え抜きましたから。
あとですね、
彼女が私に言ったこの一言。
「それにしてもtenchanさんって打たれ強いね~。
あんまり打たれ強いんで、こっちも言い過ぎちゃうわ。」
「・・・・・・・・・・」
言われ過ぎていたのか・・・・・。
まあ、今では厳しく教えられてしっかり仕事を覚えたことを
感謝していますけどね。
短すぎる引継ぎ時間の中で
ああしてスパルタ式に教えるしか、彼女には方法がなかったのですから。
というわけで、彼女から引き継いでからは、
自分の思うとおりに仕事をしています。
それがね、
面白いことに、
彼女に不満ををもっていた人は
私だけじゃないってことがわかったの。
彼女の退職後、周りの人がどんどんと、
仕事の「改善」を提案し始めたのです。
・これは無駄なことだから廃止しましょう。
・ここはこうしたほうが効率がいいからこうしましょう。
・この雑用はやめましょう。
やめ、やめ、やめ。
面倒なことはみ~んなやめ。
呪縛からの開放をみな楽しんでいます。
「落ち着いたらパートにでも来ようかな。」
辞める時にそう言っていた彼女が
いつか戻ってきた時、
我々は凍りつくのかもしれない・・・・
彼女が作り上げたものが
一つ一つ削除されたあとを見て・・・・
しーらないっと。
3ヵ月後に退職することになっていました。
妊娠初期。
悪阻がひどく、とても辛そうでした。
早く仕事を覚えて私が少しでも役に立つようになれば
彼女の負担も軽く出来るかも・・・・・
と、必死に覚えようとしていましたが、
そんな私の心を知ってか知らずか
彼女は超スパルタ式で私を教えてくれました。
周りも真っ青になるくらい、
「ここまでやるか!!??」
と、唸りたくなるくらい。
彼女が辞めた今、
同僚が
「よく耐えたね~!
私ならあそこまで言われたら、泣いちゃったかも。」
「今までいろんな人があの席の仕事をやってきたけど、
一番凄い叱られ方だったよ。」
と、言うくらいです。
そうだったんだ。
ちなみに、わたくし、
自分で言うのもなんですが、
結構打たれ強い性格だと思います。
ちょっとやそっとのことでへこたれません。
今回もどんなに叱られても
けちょんけちょんに言われても
「ま、そんなもんかもしれん。」
と、平気なフリをしてきました。
でもさすがに、
「そこまで言うこたぁないだろ!」
と、まじで怒れる場面も何度かありました。
まず、同じことを2度質問すると、
必ず、
「前にも言ったと思うけど。」
と、言われる。
その通りなんだけど、
人間一度で覚えられない時もあるでしょ。
忘れないように、とノートに付けておいても
忘れてしまうことがなんどもありました。
「すみません、ノートに書いてありました。」
と謝ると、
「記憶力ないな!全く。同じこと何度も言わせない!」
と、さらに追い討ちが。
で、今度はそう言われないように
まずは一人で出来るところまで頑張っていると
「いつまでかかってやってるの?
判らない時は聞かないと、いくら時間があっても足りない!」
と、真逆のことを言われる。
パソコン操作について質問したら
「そんな基本的なこと、ここ(会社)では聞くところじゃない。
こんなこと、私、パソコン学校でも聞いたことないよ!」
と、ばっさりと切られました。
関連会社に送る書類につけるメモを
「裏が白い用紙にした方がいいですよね。」
と、確認すると、
「そんなこと常識だと思うけど。
それって、常識というより、
そんなことを聞くことのほうがおかしい。
性格の問題だと思うけど。」
う~ん。
性格の問題ってね、
私はただ、確認しただけなんですけど、
先方に失礼のないようにと気を回して。
それが性格の問題ですか!!
さすがにここまで言われたら
ぶち切れるしかないでしょ。
でも大丈夫。
ゆっくり10まで数えて心を落ち着かせて。
耐え抜きましたから。
あとですね、
彼女が私に言ったこの一言。
「それにしてもtenchanさんって打たれ強いね~。
あんまり打たれ強いんで、こっちも言い過ぎちゃうわ。」
「・・・・・・・・・・」
言われ過ぎていたのか・・・・・。
まあ、今では厳しく教えられてしっかり仕事を覚えたことを
感謝していますけどね。
短すぎる引継ぎ時間の中で
ああしてスパルタ式に教えるしか、彼女には方法がなかったのですから。
というわけで、彼女から引き継いでからは、
自分の思うとおりに仕事をしています。
それがね、
面白いことに、
彼女に不満ををもっていた人は
私だけじゃないってことがわかったの。
彼女の退職後、周りの人がどんどんと、
仕事の「改善」を提案し始めたのです。
・これは無駄なことだから廃止しましょう。
・ここはこうしたほうが効率がいいからこうしましょう。
・この雑用はやめましょう。
やめ、やめ、やめ。
面倒なことはみ~んなやめ。
呪縛からの開放をみな楽しんでいます。
「落ち着いたらパートにでも来ようかな。」
辞める時にそう言っていた彼女が
いつか戻ってきた時、
我々は凍りつくのかもしれない・・・・
彼女が作り上げたものが
一つ一つ削除されたあとを見て・・・・
しーらないっと。