肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

越南旅行記、その前に

2010-05-11 13:01:41 | 旅行
ゴールデンウィークはいつも、
国内、いや、県内待機組のtenchan家であるが、
今年はどういうわけか海外に行くことになった。

場所はベトナム、ハノイ。


何故に???


ブログには書いてなかったが、
実は、夫が2月からハノイに単身赴任しているのだ。


こういう海外赴任などの話は、ある日突然やってくるわけではない。
半年ほど前に上司から「ベトナム行き」を打診された夫。
「少し考えさせて下さい。」
と、返事をしたが、
私に相談した時点で、気持ちは既に固まっていたようだ。

会社のために明け暮れ働く闘うサラリーマンにとって、
「行きません。」の選択肢は、
出世街道からの離脱を意味するからだ。

もちろん、出世のためだけではない。
「50歳を目の前にして、『やり遂げた。』と胸を張って人に言える仕事を僕はまだしていない。その意味でこれはチャンスだから。」
と、夫は言う。
彼の強い意志を感じた。


そして、今回は家族帯同しないことを
二人とも納得して決めていた。

長男は大学に入れば一人暮らしをするであろう、
次男は地元の高校に進み家から通う。
同居する義父母に次男の世話を頼み、
私が仕事を辞め、ちび姫と一緒にベトナムについて行くことも、可能ではある。
だが、思春期の難しい年頃の男子を
義父母に任せるのは申し訳なくてできない。

実際、夫の知人で高校生の息子さんを親に預けて赴任した人がいるのだが、
おじいちゃんおばあちゃんの言うことを全く聞かず、
高校から何度も呼び出しが来ている、という噂を聞いた。
長男と比べると御しやすい次男ではあるが、
親のいない環境で自主的に勉強するとは思えない。

任期は2年。
海外赴任の通例だと、2年と言われたら大概3年になると思っていい。

ロンドン時代も、最後の年は長男の受験準備のため
私と子ども達が先に帰ったが、
またしても離れて暮らすことになるのか・・・・・。

正直辛い。

しかも、なぜこのタイミング?

ダブル受験を控えて、夫の不在が我が家にどれだけマイナスに働くか、
会社はその辺のところを全くご存じない。(怒)

年が明けてからは、長男次男の受験と夫の赴任準備で、
想像を遙かに超える緊張に押しつぶされそうなった。


資料を取り寄せ、スケジュールを確認、願書発送、受験料振込、宿の手配など、
どれも手抜かりのないように進めなければならない。

その間をぬうように、夫の赴任準備をする。
単身なので荷物は少ないが、
それでも一通り全部揃えねばならない。
リストと睨めっこして、追加があれば買い足す毎日だった。

夫も忙しかった。

仕事の引き継ぎもそうだが、
なんと言っても交際範囲の広い人だから、
あっちのグループでお別れ飲み会、
こっちのグループでお別れゴルフ、
またまた別の付き合いで麻雀会、
と、途絶えることがない。


出かけるメンバーを聞くと、
なんか重複しているような気がする・・・・
「ねえ、この間Aさん達と飲んだのに、また行くの?」
と、聞いてみると、
「ああ、そうそう、Aと飲んだ時にBが来てなくてさぁ、
じゃ、もう一回飲み直そうぜ、ってなったんだよ。」

誰と飲んだかゴルフしたか
実は夫自体、もう訳が分からなくなっているようだった。

連チャンに次ぐ連チャン。
渡越するまでの数ヶ月、家でご飯を食べたことは殆どなかった。

疲労は極限に達し、
「終電→乗り過ごし→タクシー」
という、ゴージャス午前様リターンを繰り返していた。

女房タクシーも、ついにストライキへ突入したのだった。(笑)


次男の合格が決まった数日後、
夫はベトナムへ飛んでいった。


寂しいと思う暇もなく、長男の国立前期日程、合格発表へと続いた。


終わってみれば、
二人とも無事合格、めでたしめでたし~となったわけだが、
カレンダーを見ていたら、
あら、大型連休がやってくるじゃない!

ちょっと待って。
考えてみたら、
任期中に遊びに行けるのは、今年ぐらいしかないわ。
だって、
来年は部活も本格的になるから、連休は試合などあって抜けられないだろうし、
再来年は次男がまた受験で無理・・・・・。

それじゃあ、合格祝い旅行とfamily reunionも兼ねて、
みんなでパパのところに押しかけよう~!

義父母、長男、次男、ちび姫、私、
全員揃ってのベトナム旅行 となったというわけだ。


画像があればもっと印象的な旅行記が書けるんだろうけど、
ちょっとそれは難しいので、
いつものように文章で綴っていきます。
さて、どんな旅だったのでしょうか。
しばらくお付き合い下さい。