二十歳の原点は、彼女が二十歳の誕生日を迎えた1969年の1月から、自ら命を絶つことになった半年後の6月まで書き続けた日記である。
当時この手の本としては異例の大ベストセラーとなった。
個人の日記ではあるが、背景にある学園紛争の時代と、誰もが抱く青春の悩みがつづられており、多くの若者の共感を呼んだのだろう。
彼女は大学で山のクラブに入っていたが、環境が少し自分とも似ていたので
自分も二十歳ぐらいの時に読んだ記憶がある。
特に表紙にもなっている
旅に出よう
テントとシュラフの入ったザックをしょい
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう
出発の日は雨がよい
霧のようにやわらかい春の雨の日がよい
萌え出でた若芽がしっとりとぬれながら
・・・・・・
に始まる最後の日記に書かれていた詩は印象的で、同じ青春を生きるものとして、ため息がでるような切なさであった。
特に「出発の日は雨がよい」という彼女の感性には痺れた。
彼女は美人で、しかも聡明な女性で、はたから見れば羨ましいような大学生に見える。
今とは違う時代背景だが、彼女の感じた孤独は、形を変えて今でも普通に起こりうることだろう。
いつの時代でもまじめに生きるということは、時につらい。
おじさんが読むような本ではないが、若者には推奨する。
当時この手の本としては異例の大ベストセラーとなった。
個人の日記ではあるが、背景にある学園紛争の時代と、誰もが抱く青春の悩みがつづられており、多くの若者の共感を呼んだのだろう。
彼女は大学で山のクラブに入っていたが、環境が少し自分とも似ていたので
自分も二十歳ぐらいの時に読んだ記憶がある。
特に表紙にもなっている
旅に出よう
テントとシュラフの入ったザックをしょい
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう
出発の日は雨がよい
霧のようにやわらかい春の雨の日がよい
萌え出でた若芽がしっとりとぬれながら
・・・・・・
に始まる最後の日記に書かれていた詩は印象的で、同じ青春を生きるものとして、ため息がでるような切なさであった。
特に「出発の日は雨がよい」という彼女の感性には痺れた。
彼女は美人で、しかも聡明な女性で、はたから見れば羨ましいような大学生に見える。
今とは違う時代背景だが、彼女の感じた孤独は、形を変えて今でも普通に起こりうることだろう。
いつの時代でもまじめに生きるということは、時につらい。
おじさんが読むような本ではないが、若者には推奨する。
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