![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3e/c199b499a90ad68c301a5f281126c933.jpg)
アベル・ボナールなどといっても知る人もいないだろう。
フランスのビシー政権下で文部大臣を務めた人のようだが、戦後このことが災いしてスペインに亡命し、この本の出版当時は行方知れずであったようだ。
私は、そんなに深い意味でこの本を読んだわけではない。
今なら、友情論とか恋愛論、人生論、幸福論などという大仰なタイトルの本はうさん臭さ感じて読むこともないだろうが、これは、本などという物を自分で買うようになった初期のころに読んだもので、タイトルだけ記憶にのこっていた。
本は道玄坂にあった古本屋さんの文紀堂書店で購入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/12/65d3034785d694ac5cc15727b088b52a.jpg)
なぜこの本をブログに書いたかというと、
アベル・ボナールの名前を今日なぜか思い出したのだ。
きまぐれだった。人間そんな時がある。
四十数年ぶりにページをめくると、マーカーが引いてあるところがあった。
当時の自分の感性なんだろうなと興味深く読む。
・・・・・・・・・
恋愛は約束をしても守らず、友情はしなかった約束をも守る。恋愛はたとい嘘をこのまないときといえども、少なくとも誇張を好み、ことばを乱用するのに反して、友情は心をつかってことばを用いまいとする。友情は告白なき情熱であり、もはや何一つ互いにかくしだてないふたりの間に存続するただ一つの秘密といえば、相手がいかなる点で自分を選び自分のほうを好んでくれたかがふたりの中のどちらにも決してわからないことである。
・・・・・・・・・
今読んだらふ~んとういぐらいの感想しかないが、少年のころに、この本を読んでいた時の様子が感じられた。
フランスのビシー政権下で文部大臣を務めた人のようだが、戦後このことが災いしてスペインに亡命し、この本の出版当時は行方知れずであったようだ。
私は、そんなに深い意味でこの本を読んだわけではない。
今なら、友情論とか恋愛論、人生論、幸福論などという大仰なタイトルの本はうさん臭さ感じて読むこともないだろうが、これは、本などという物を自分で買うようになった初期のころに読んだもので、タイトルだけ記憶にのこっていた。
本は道玄坂にあった古本屋さんの文紀堂書店で購入した。
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なぜこの本をブログに書いたかというと、
アベル・ボナールの名前を今日なぜか思い出したのだ。
きまぐれだった。人間そんな時がある。
四十数年ぶりにページをめくると、マーカーが引いてあるところがあった。
当時の自分の感性なんだろうなと興味深く読む。
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恋愛は約束をしても守らず、友情はしなかった約束をも守る。恋愛はたとい嘘をこのまないときといえども、少なくとも誇張を好み、ことばを乱用するのに反して、友情は心をつかってことばを用いまいとする。友情は告白なき情熱であり、もはや何一つ互いにかくしだてないふたりの間に存続するただ一つの秘密といえば、相手がいかなる点で自分を選び自分のほうを好んでくれたかがふたりの中のどちらにも決してわからないことである。
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今読んだらふ~んとういぐらいの感想しかないが、少年のころに、この本を読んでいた時の様子が感じられた。
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