とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

秋の季節は食べごろだ

2017-10-15 16:22:26 | 日記
秋の季節がやってきた

さざんか、さざんか咲いた道
たき火だ、たき火だ、落ち葉炊き

快童丸(かいどうまる)という名前のサザンカが咲いている。

いったいどういう名前の由来があるのか調べたら、快童丸とは金太郎さんの幼名だそうだ。
もう100年を超す古木だが、毎年、花が咲くころになると、決まってスズメバチがやってくる。
他に椿なども咲いているのだが、この花には何かスズメバチを引き付けるものがあるのだろう。
この時も5、6匹のスズメバチが飛んで来ていた。


山椒の実は、赤く鮮やかな色になる。まもなく実がはぜて黒い種を散らす。
そのころになると葉も黄色く紅葉する。


柿は、せっせと食べないともったいない。
小鳥にも分けてあげるが、土日に雨が降るとこまる。
一番家に近い柿の木へダッシュで行って、とりあえず2,3日分を取って来る。
次郎柿はジャンボサイズなので、こんな時は効率がよい。


欲張って取っても、日にちが経つと風味も歯ざわりも悪くなる。
やはり取りたてが一番だ。


私の家の禅寺丸は一度切ってしまったので、小ぶりな実がさらに小ぶりになっている。



サンザンカの快童丸の隣りの柿は、禅寺丸と富有柿の雑種と思われる。
(両方の特徴を持っている)


何しろ昔は、品種の管理も適当だ。
勝手に生えてきたのをそのまま大きくしてしまったのだろう。


二十歳の原点 高野悦子

2017-10-15 14:25:01 | 本、作家
二十歳の原点は、彼女が二十歳の誕生日を迎えた1969年の1月から、自ら命を絶つことになった半年後の6月まで書き続けた日記である。

当時この手の本としては異例の大ベストセラーとなった。
個人の日記ではあるが、背景にある学園紛争の時代と、誰もが抱く青春の悩みがつづられており、多くの若者の共感を呼んだのだろう。
彼女は大学で山のクラブに入っていたが、環境が少し自分とも似ていたので
自分も二十歳ぐらいの時に読んだ記憶がある。

特に表紙にもなっている

旅に出よう 
テントとシュラフの入ったザックをしょい 
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう

出発の日は雨がよい
霧のようにやわらかい春の雨の日がよい
萌え出でた若芽がしっとりとぬれながら
・・・・・・
に始まる最後の日記に書かれていた詩は印象的で、同じ青春を生きるものとして、ため息がでるような切なさであった。
特に「出発の日は雨がよい」という彼女の感性には痺れた。

彼女は美人で、しかも聡明な女性で、はたから見れば羨ましいような大学生に見える。
今とは違う時代背景だが、彼女の感じた孤独は、形を変えて今でも普通に起こりうることだろう。
いつの時代でもまじめに生きるということは、時につらい。

おじさんが読むような本ではないが、若者には推奨する。