とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

2355列車で行こう

2013-12-21 19:56:47 | 山行
新宿駅23時55分発長野行き、
通称2355列車と呼ばれ、登山者に親しまれていた夜行列車だ。
なつかしく思う方も多くおられることだろう。

まだ新宿駅にアルプスの広場があったころのことだ。
北八ヶ岳の天狗岳へ、
この鈍行の夜行列車に乗って出かけたことがあった。
夜行電車に乗ったのは、この時が初めてであった。
こんなに遅い時間の電車は、
混んでいても最悪通路にでも座れるのではないかと軽く考えていたのだが、
出発の時間が近づくにつれ、どんどん乗客が乗り込んでくる。
しまいには通勤電車と変わらない満員状態となってしまった。

それでも八王子あたりで空くのではないかと期待したのだが、
とうとう目的地の茅野駅まで立ちん坊のままであった。
昔の長距離電車は、たばこは吸い放題、
夜遅い電車とあって酔っ払いも乗り込んでくる。
茅野駅に着いたころには(5時37分着)いい加減疲れはてていた。

登山客は今では考えられない人数だった。
渋の湯行のバスは何台も臨時便が出発し、
私が乗ったバスなどは、
普段は車庫にしまい込まれているのではないかと思われるボンネット型のバスであった。
さすがに当時でもそんなバスは、もう見たことがなかった。
それへ満員のお客と目いっぱいの荷物(リュックサック)を詰め込むのである。
急な坂では、バスのエンジンがうなり声をあげていた。

天狗岳は2645mで、私が初めて登った高山だった。
コイワカガミの可憐な花に黒百合平の黒百合が今でも忘れられない。
当時の北八ヶ岳の森は、今よりよほど苔が多かったように思う。

若いころに登った山は、強く印象にのこっている。
特に天狗岳は自分の登山の原点となった山だ。

それにしても親はよく、
当時まだ中学1年だった自分と、
同じく中学2年だった兄との、二人きりの登山を許したものである。

シンプルな考え

2013-12-21 16:52:16 | 主張 感想
公害がひどかったころのことだ。
工場からは煤煙が立ちのぼり、いたるところで森林伐採が進行していた。

森林が光合成により酸素を作り出すことは、中学生でも知っている知識だ。
ところが当時大気汚染は問題となっていたが、二酸化炭素の増加については、公害問題として取り上げているのを聞いたことがなかった。

中学生だった自分は、なぜ二酸化炭素の増加についてだれもなにも言わないのか不思議に思っていたのだ。
きっと自分の知識では足りない何かがあり、杞憂なことなのだと納得させていたのだが・・・
ところが、やっぱりだったのだ。
今になって大騒ぎをしているのである。


福島第一原発のことである。
震災が起こる何年も前のこと、詳しい番組名等は記憶にないが、
あるテレビ番組の中で、福島の原発について平安時代に起きた貞観地震による津波の到達点を示した上で、
テレビのレポータが東電関係者と思われる人に津波対策の実効性を問うていた。

印象に残っているのは、安全対策は万全ですと答えた後、1000年に一度のことにそんなにお金は使えないというようなニュアンスのことを話していたことだ。
地質学などの本を少しでも読んだことある人ならばわかると思うが、
1000年に一度という周期は何万年という単位が当たり前な地球の目線に立てば、しょっちゅうというレベルで考えなければならない単位だと思う。
その時、ちょっとカチンときたので未だに覚えているのだが
その後のことを考えれば
やっぱりだったのだ。

やはりテレビ番組だが、リーマンショックが起きる1年以上前だったと思う。
アメリカのサブプライムローンに関するデリバティブ商品について、システムの複雑さと危うさを解説する番組をやっていた。
そのときは、なるほどと思ったのだが、やはりよその国のこと、その後はすっかり忘れていたのだが、

その後まもなくリーマンショックなのだ。
だいたい金融工学とか、ごく一部の人にしか理解できないような仕組みで金融商品を作り、
途方もなく大きなお金を動かすというのが根本的におかしいと思うのだが、

やはり大切なことは、一旦シンプルな目線で見直すことが必要だ。
得てして大切なことは、
取り返しが付かない事態に陥ってから気づくものだ。

ゆずの砂糖漬け

2013-12-21 11:12:28 | 料理 食 道具
いよいよ12月も後半戦となり
今日の朝は一段と冷え込みました。
気になっていたゆずも早くなんとかしないと、もう時間の問題です。

そこで朝からゆずの砂糖漬け作りとなりました。
朝どりのゆずを水で洗い(べつに朝どりである必要はないが)
布巾で水気をよくふき取り、半分に切り、千切りに切っていく。
ゆずは種が多い。
種を取り除くのが一苦労だ。
後は砂糖をまぶして出来上がり。


言うのは簡単だがやはり手間がかかる。
出来上がったのはすぐに食べられるが、
2、3日置いておけばペクチンの作用か、ぷるぷるになり
味もいく分マイルドになる。

お正月のおせちの付け足しにもよい。