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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

シルクロードの一部(蘭州⇒青海湖)の旅-2日-

2006-05-08 12:56:53 | Weblog
シルクロードの一部(蘭州⇒青海湖)の旅-2日-

翌朝、スケジュールの都合で6時起き、朝食6時半、7時出発と
なった。バスはホテルを出て蘭州市内を黄河上流に向かって
西へ走る。途中の山の崖に穴が、時々見えるので、質問が
出た。窑洞(ヤオドン)崖の穴の住居のことである。中国
山西、陜西、甘粛省等に有ると言われている。現在は、住んで
居る人はもう居ないとのこと。

バスで2時間走って劉家峡についた。黄河をせき止めて作った
ダムである。垂れ幕には、黄河三峡にようこそと、書かれて
いる。そこからモーターボートに乗り、ダム湖を突っ走る。
ダム湖が終わると、また黄河になるが、ボートは更に進んで
炳霊寺(へいれいじ)に着いた。

ここは石仏で有名な寺である。古くは五胡十六国時代と言う
から西暦400年頃(日本の古墳時代から飛鳥時代に相当する)
から1000年間にも渡って、営々と彫られた石仏が、レプリカ
でなくオリジナルが手の届く場所に有り、それが太陽光の下
で私たちに語りかけてくる。

残念な点もある。現代中国のようにきっちり管理されて居な
かった頃、石窟に人が住み、火を焚いて煤が天井の仏画を消し
それを削った跡や、異民族か文化大革命の時か、顔を削った跡、
仏像全体を石の壁面から、そっくり剥ぎ取って、多分売って
しまったのであろう。しかし、1600年昔の物が、今目の前に
ある感動は何物にも替え難い。

数ある炳霊寺の旅行記の中から、素晴らしいもの4つ。
http://www.arachina.com/attrations/silkroad/yizhi/binglingsi.htm
http://ikokunotabi.web.infoseek.co.jp/karahoto/kara11.htm
http://www.fsinet.or.jp/~kyouko-h/chinacave/heireiji/heireiji01.htm
http://www.fsinet.or.jp/~kyouko-h/chinacave/heireiji/heireiji02.htm

道路も良くなり、大型モーターボートも配備されて炳霊寺行き
は格段に足回りが良くなった。中国では旅行ブーム、これから
もっと多くの人達が訪れることであろう。日本の仏像ファンの
方々、ここはお勧めです。莫高窟は勿論素晴らしい石仏群ですが
普通は、人の波に押されて、ゆっくり見れない場合が多いと
聞きます。ここでは、ゆっくりと1600年もの時の流れに浸る
ことが出来ます。

全く同じ道を逆にたどって、蘭州に戻り、昼食後、甘粛省博物館
を見学した。はっきり言ってたいした物を展示してある訳では
なく、落胆した。ガイドブックに載ってた銅奔馬もマンモスの
実物骨格も北京の某所に貸し出し中とか。

さて、私たちの旅はホテルと車の手配を旅行社に頼み、食事は
行く先々で、好きなものを食べる建前になっている。ところが
実際には、食事代金のリベートはガイドさんと運転手さんの、
貴重な雑収入だから、彼等が知っているレストランに行きた
がる。ようやくレストランが決まって、そこへ着くと、料理の
注文が難しい。自分の食べられる料理しか食べたくないと言う
人が居る。いつ、何処に行っても同じ料理を注文する人。私の
ように、偶のことなら、変わった料理を食べたい人も居る。
中華料理にはパセリのような野菜で、もっと強烈な香りがする
香菜があるが、これが全くダメと言う日本人が多い。私はこれ
が好きときてる。香菜:

http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/material1kothamalli.html

それで、そういうのをミックスして注文する。変わった料理と
言っても、この地では、羊の料理を2品頼み、一般の部として
麻婆(マーボ)豆腐、青椒牛肉絲(チンジャオロースー)、
トマトの炒り卵(西紅柿鶏蛋)を頼む。どこにでも有る料理
である。スープはキノコが美味しい。

そして飲み物だが、問題はビールが冷えてない。中国人は基本
的に、冷たい飲み物は体に悪いと考えているようで、ビールは
冷やさない。だが、日本人も韓国人もビールは冷やす。それで、
外国人があまり来ないところのレストランには、冷えたビール
はまず無い。私は蒸留酒が好きなので、雑穀を蒸留した白酒で
地元産のものを堪能した。良い香りで42度もあった。

こうして2日目が終わった。


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