蘇州へ

仕事で、蘇州にきてます。本当の仕事は，宜興と言う街でした。
蘇州は仕事じゃなくて、寄り道です。
上海から天津への飛行機に乗るための通過地点でしたが、そこに
会社の仲間（別の事業部）が居るのでホテルを取ってもらって、
夜は歓談と言うことになりました。10年ぶりに来た蘇州は、その後
高速道路が発達して、ますます経済発展をとげており、商業街と
言う通りには、日本料理屋、日本人目当てのナイトクラブ（派手な
ネオンがカタカナ）マッサージ、スナックとずらりと並んでいました。
あれは、天津には有りません。

私たちは、その中の吉兆と言う居酒屋で飲みました。店の看板は
超有名な京都の吉兆さん風ですが、まさか関連は無いと思います。
100元（1400円）で、飲み放題食べ放題のコースを取りました。
歓談の最中に、周りから聞こえてくる声は、日本語ばかり、まるで
日本に居るのと変りません。仲居さんは全部中国人女性ですが、
皆日本人の名前がついていて、日本語も上手です。

今日は、会社の同僚3人は上海空港から天津に帰ります。私は、
空港まで一緒に（taxi蘇州⇒上海1時間半とのこと）行き、そこで、
皆と別れて、上海に1泊します。日曜日に天津に帰ります。

思い出の前職場へ

昨日、昨年11月まで勤めていた会社に挨拶に行きました。
天津に来てから2ヶ月も経ってしまいました。本来、即座に
挨拶に行かなければならなかったのですが、先方と私の
都合が合わず、ようやく行くことが出来ました。私が、
その会社での任期が切れて、辞職してから4ヶ月経って
います。会社は全く変わっておらず、安心しました。門の
中に入ると、工場の外でフォークリフトで作業をしていた
周さんが気が付いて、リフトから降りてこちらに向かって
きます。周さん、ダーユエと呼び合って握手です。

この会社では、私はダーユエ（大爺）と呼ばれていましたが、
久しぶりにこう呼ばれました。会社本館の中に招き入れられ
ると、こちらを見ている顔は、懐かしい顔顔顔。そこへ
現れた製造部長とはベアハグ、この会社に居た時に、一番
世話になった人です。応接間で副社長、製造部長と面談、
天津に再びやってきた経緯を説明し、再度の交誼をお願い
しました。

副社長は、私が在職の時とは替わっていましたが、１０年
前に私が現役で海外営業を担当していた時の営業部長さん
だった方で、良く知っている人でした。製造部長は、何故
天津市内に住むんだ、この開発区に住めば、家賃は安いし、
私の会社には電車で通勤できるし、第一、一緒に酒が飲める
じゃないかと言ってくれました。冗談ではなく、それは確か
なのですが、家賃払うのは会社なので、私にはどっちでも良い。

生活は、ここの方が私には便利かも知れない。どこで何を
売っているか、良く判っているので、困らない。でも、
天津での生活も、その点では慣れて、知識もできてきた。
まー、彼の篤い友情の表れでしょう。製造部長は、応接間を
出て、私が事務室として使っていた部屋に案内してくれました。
そこに居る連中は全く替わっていませんでした。

皆から勧められて、食堂で昼食を取ることにしました。お昼
ちょっと前でしたが、食堂に行くと王おばちゃんが、私達の
昼食を作っていました。彼女は私を見るとニコニコして、
握手をしてきました。私が、今は天津市内に住んでいること、
時々自炊もする、洗濯も自分ですることなどを話すと、ここ
に住みなさい、私がしてあげるからと言ってくれました。
嬉しい限りです。

おばちゃんの手料理は、白魚の天ぷら、とまとのぶつ切りが
入った炒り卵、豚のあばら骨の肉の炒め、インゲン豆の
炒めと、ご飯でした。3年間食べてきた、懐かしい味です。
お昼になって、従業員が食堂に入ってきました。知らない
顔もありましたが、知っている懐かしい人たちが、こっちを
見て、手を振ってくれます。お酒の強い女性の崔さんも
いました。物怖じしないで、どんどん話しかけてくる葛さんが
にこにこしながら手を振っています。

副社長と製造部長もやってきて、食事を共にしながら、いろ
いろ話をしました。天津に来たら、私に連絡をくれること、
開発区に来たなら、私が連絡をすることなど約束して、私は
そこを出ました。じつに楽しく、満たされた思いでした。

もう春？

天津に１０日振りに戻ってきましたら、随分暖かくなって
いて、人々の服装もぐーんと軽くなっていました。気温も
２-１８度と朝でも＋を示すようになり、寒がりの私には、
嬉しい限りです。

このまま一気に春になってくれるのでしょうか。ただ、
この街には花木が余りにも少なく、花が咲くことで春の
進行がすぐ判る日本は、良い国です。

税務申告

昨日3月7日、今回の一時帰国の目的の一つの
所得税確定申告を済ませました。私のように
所得が、政府に捕捉され易いと言うか、全部
捕捉されて源泉徴収されてる人間は、確定申告
すると、少し戻ってくるように源泉徴収されて
います。実に見事なものです。それでも、申告
を終えると、ほっとします。

夕方、近くに住む友人とお風呂の王様に、行って
きました。歩いて３０分の所にある、スーパー
銭湯です。サウナに入って汗を出し、17種類の
浴槽（半分は露天にある）のうち、１０種類に
入ってきました。強力ジェットバスで筋肉を
ほぐし、乳白色の微細気泡バスでのんびりと
湯に浸かって、充足感を満喫しました。

風呂を出て、銭湯の中のレストランで、アイス
クリームを。ビールは我慢してそこを出ました。
帰りはバスに乗り、駅前で降りて飲み屋さんに。
そこに更に２人の友人が合流して飲み会になり
ました。

枝豆、焼酎のロック、白子ポンズ、蟹味噌、
ポテトサラダ、鮪刺身、しめ鯖、牡蠣フライ、
チャーシュウ（その店の自家製）全部旨かった。
これで、安心して天津へ戻れます。