長い長い待ち時間 2014-7-31
医療通訳に待ち時間はつきものです。
つまり自分が病院で診察をうける場合と
何の変りもない訳で、まず病院では待ち
ます。最近の自己新記録で大腸内視鏡の
通訳は長かったです。病院到着が10時、
病院玄関を出たのが15時30分と言うのが
ありました。
大腸内視鏡は腸内がきれいになるまで
待ちます。患者さんは腸内洗浄液を飲み
ながら排便し続ける。通訳はそれに寄り
沿っているので、3時間程世間話をしな
がら一緒に待ちます。
検査が始まると、カメラが挿入されます。
「少し違和感があるかもしれません。あ、
少し力を抜いてください。空気を入れま
す。洗浄液を入れます。」と言う医師の
日本語を英語に通訳します。患者は殆ど
静かに横たわって聞くだけです。
先日、「小さいポリープが有ります。切
除します」と言われました。患者さんは、
嫌も応もありません。「後で検体検査を
しますが、問題ないものと思います。」
これを聞くと通訳も安堵します。検査は
30分でしたが、患者さんには長い長い検
査時間だったことでしょう。