天津183 5N08
突然の針治療
先週上海からマリーがやって来て、日曜日に、
送別会をしてくれた。マリーはこの3月まで、
わが社の通訳で、私を助けてくれていたが、
ご主人が上海に転勤となったために、今は上海
に住んでいる。私が日本に帰るので、私達の
共通の仲良しを集めての、彼女主催の送別会に
なった。連日中華料理だったので、韓国料理に
してくれた。有り難いことである。
その席で、私が「最近腰が痛くて、golfが上手く
できない」と話した時のことである。彼女は
じゃー鍼治療が良いですよと言ってくれた。
しかし、私は、いや腰の痛みは腰椎がずれてる
か、椎間のクッション材が磨り減って起こるので、
歳を取れば仕方が無いんだよ、と答えました。
その瞬間、私は2年半前のことを思い出しました。
天津に来て半年後、痛風になったこと。美味しい、
栄養価の高い食事を、毎回大量に摂るようになった
からたまらない。突然に激痛が走り右足が腫れ
上がるました。その時マリーは鍼治療を薦めて
くれた、あのことです。
私の答えは、マリー、痛風はね、血中の尿酸値が
高くなり、一定の値を超えると、自分の白血球が、
攻撃を始める。だから、それが痛みと熱になって、
腫れるんだよ。鍼を打って、尿酸値が下がる訳は
無いよ、でした。マリーの答えは、それは、西洋
医学の考え方です。中国には、中国の医学が有り
ます、行きましょう。
実は鍼に興味の有った私は、それならと、行って
みたのです。そして、見事に、その後痛風は出なく
なりました。このことを思い出してしまうと、もう
私は、マリーに抵抗出来ません。昨日月曜日の朝
マリーから電話です。「いま病院に来てます。針の
先生に話をしました。先生が直ぐに来なさいと
言っています。どうですか?」
どうもこうもない。上海から数ヶ月ぶりに塘沽の
実家に帰ってきている、忙しい筈のマリーがここ
までしてくれている。私はすぐ飛んでいきました。
老婦人の先生は、握手をしてくれて、その後痛風は
出ましたか?いえ、お陰様で出ません。そう、では
ベルトを緩めてズボンを少し下げて、ベッドにうつ
伏せで。鍼は、前回は新品を買いますか?と聞かれ
たが、今回は黙って新品をずらりと、この治療が
終るまで貴方専用ですと言い、消毒用の脱脂綿で
腰の辺りを拭いたと思うともう、ポンポンと鍼が
打たれる。10本位打たれた後、両膝の裏側にもチ
クッと軽い痛みが走る。
30分程うつ伏せのまま待っていると、今度は吸い
玉http://www.ou-hari.com/tama.htmlがピタっと
5つ程腰椎の周りに吸い付く。その後、遠赤外線の
照射で、合計2時間ベッドの上でした。マリーは
ずっと付いていてくれたが、本当は忙しい彼女を
帰さないといけない。でもあの老婦人の中国語は、
私には全く聞き取れない。結局最後まで居て貰った。
こうして、突然の鍼治療は始まり、私は今日は一
人で病院へ行き、マリーは午後の汽車で上海に
帰って行きました。マリー本当に有難う。暫くは
さようなら。で、腰は?調子良いです。月曜から
土曜まで連続6日間、その治療代40x6=240元(約
3,200円)です。