天津160 ダブルブッキング
昨日午後、京都から来た飲み友達から電話があり、今
天津に居るねん、今晩一緒に飲まへん?とのこと。事前
にメールは貰ってあったのですが、この時点で夜は空いて
いたのでOKしました。彼は天津勤務が長く、この4月まで
天津で仕事をしていて、今は大阪本社勤務です。それで
私は仕事が終わってから、開発区から電車とtaxiを乗り
継いで、市内の日本料理の店に出かけました。彼もやって
来て、お定まりの飲み会です。彼は京都から名古屋セント
レア空港に出て、天津直行便でさっき着いたとのことで
した。彼が泊まるホテルのダブルブッキングが表面化
したのは、本当にひょんなことからでした。
彼のホテルは、本来は長期滞在者向けの、今で言うウイー
クリイマンションで、1泊でもOKのところです。そして
彼がこの4月まで住んでいたところで、なおかつ、今飲んで
いる日本料理店のママさんも同じ建物に住んでいる所です。
彼が言った一言から表面化が始まりました。「ママ、暫く。
1週間ばかり、あそこに泊まりますので、よろしく」「あら、
いらっしゃいませ。そうなの、よろしくね」とママ。彼が
「ママね、4月まで住んでた部屋が空いてるって言うので、
そこにcheckinしました」ここでママの顔がちょっと変わり
ました。「え?あの部屋は、私の友達が夏休みで、日本
から来て、1週間借りたわよ・・・」 彼「でも、さっき
checkinした時、部屋は空き部屋で、私荷物を入れて、しかも
中身を全部だして飲み物なぞ冷蔵庫に入れて、それで鍵も
貰って、ホラここにありまっせー」 ママ「私の友達ね、
今日は荷物全部持って、北京に行ってるのよ。だから部屋
の中がからっぽでもおかしくはないの」
実は、この会話は、さくさくと進んだのでは無く、ママが
あっちこっちのテーブルのお客さんに挨拶の合間を縫って、
我々のテーブルに来ては一言二言。我々もその間、飲んだり
食ったりで、上のように纏まったのは、40分もたってから
のことです。この頃になってダブルブッキングと言うより、
ダブルチェックインになっているらしいと判ってきました。
その間に、天津在住の日本人がぽつぽつやって来て、中には
顔見知りもいますので、挨拶をかわしたりで、1時間ほどで、
そこを出ました。2次会は彼のマンションの中にあるクラブに
行くことになり、彼は当然のことながら、まずフロントに
行ってダブルチェックインかどうかを確かめることにしました。
夜の8時半を回っていて、フロントには誰もいません。声を
掛けると、奥くの方から半ズボンにサンダル履きの兄ちゃんが
出てきて、我々の話を聞いてくれました。当然のことながら、
ダブルチェックインなどと言う事はしていませんとのことです。
ところが、さっきのママさんから彼の携帯にtelが入り、
北京にいるママの友達と連絡が取れて、このマンションの、
借りた部屋番号を確認したら、同じ番号で、その人も部屋の
鍵を持っているとのこと。これをサンダル履きの兄ちゃんに
伝えると、あっさり、それならダブルチェックインです、と
言うことになりました。それからが大変です。じゃー、どう
するんだよ。
普通なら、今現在部屋に荷物をおいている彼の方が優先権が
あると思うのですが、相手がママの友達です。私たちはママが
主催する旅行会で知り合って飲み友達になった仲です。ここは
ママの顔を潰す訳には行かないと言うことにしました。サンダル
の兄ちゃんに、新しい部屋を用意させ、彼の部屋の行くと、
荷物の中身が全部テーブルやら台所に並べられて、冷蔵庫には
カンジュースが何本か入っています。それを、全部新しい部屋に
移動するように、サンダル兄いに指示してから、私達は2次会の
クラブへ行きました。その間、彼がぼやくことぼやくこと。私に
は、すんませんなー、すんませんなーと謝るのですが、私は
こういうことが面白くて、さすがに中国ですなー、信じられない
ことが起こりますなーと受け流しました。さっき店を出る時、
ママが言った言葉が甦ります。「ここは中国よ。鍵の2本や3本
出てきますよ」 はい、仰る通りでした。
昨日午後、京都から来た飲み友達から電話があり、今
天津に居るねん、今晩一緒に飲まへん?とのこと。事前
にメールは貰ってあったのですが、この時点で夜は空いて
いたのでOKしました。彼は天津勤務が長く、この4月まで
天津で仕事をしていて、今は大阪本社勤務です。それで
私は仕事が終わってから、開発区から電車とtaxiを乗り
継いで、市内の日本料理の店に出かけました。彼もやって
来て、お定まりの飲み会です。彼は京都から名古屋セント
レア空港に出て、天津直行便でさっき着いたとのことで
した。彼が泊まるホテルのダブルブッキングが表面化
したのは、本当にひょんなことからでした。
彼のホテルは、本来は長期滞在者向けの、今で言うウイー
クリイマンションで、1泊でもOKのところです。そして
彼がこの4月まで住んでいたところで、なおかつ、今飲んで
いる日本料理店のママさんも同じ建物に住んでいる所です。
彼が言った一言から表面化が始まりました。「ママ、暫く。
1週間ばかり、あそこに泊まりますので、よろしく」「あら、
いらっしゃいませ。そうなの、よろしくね」とママ。彼が
「ママね、4月まで住んでた部屋が空いてるって言うので、
そこにcheckinしました」ここでママの顔がちょっと変わり
ました。「え?あの部屋は、私の友達が夏休みで、日本
から来て、1週間借りたわよ・・・」 彼「でも、さっき
checkinした時、部屋は空き部屋で、私荷物を入れて、しかも
中身を全部だして飲み物なぞ冷蔵庫に入れて、それで鍵も
貰って、ホラここにありまっせー」 ママ「私の友達ね、
今日は荷物全部持って、北京に行ってるのよ。だから部屋
の中がからっぽでもおかしくはないの」
実は、この会話は、さくさくと進んだのでは無く、ママが
あっちこっちのテーブルのお客さんに挨拶の合間を縫って、
我々のテーブルに来ては一言二言。我々もその間、飲んだり
食ったりで、上のように纏まったのは、40分もたってから
のことです。この頃になってダブルブッキングと言うより、
ダブルチェックインになっているらしいと判ってきました。
その間に、天津在住の日本人がぽつぽつやって来て、中には
顔見知りもいますので、挨拶をかわしたりで、1時間ほどで、
そこを出ました。2次会は彼のマンションの中にあるクラブに
行くことになり、彼は当然のことながら、まずフロントに
行ってダブルチェックインかどうかを確かめることにしました。
夜の8時半を回っていて、フロントには誰もいません。声を
掛けると、奥くの方から半ズボンにサンダル履きの兄ちゃんが
出てきて、我々の話を聞いてくれました。当然のことながら、
ダブルチェックインなどと言う事はしていませんとのことです。
ところが、さっきのママさんから彼の携帯にtelが入り、
北京にいるママの友達と連絡が取れて、このマンションの、
借りた部屋番号を確認したら、同じ番号で、その人も部屋の
鍵を持っているとのこと。これをサンダル履きの兄ちゃんに
伝えると、あっさり、それならダブルチェックインです、と
言うことになりました。それからが大変です。じゃー、どう
するんだよ。
普通なら、今現在部屋に荷物をおいている彼の方が優先権が
あると思うのですが、相手がママの友達です。私たちはママが
主催する旅行会で知り合って飲み友達になった仲です。ここは
ママの顔を潰す訳には行かないと言うことにしました。サンダル
の兄ちゃんに、新しい部屋を用意させ、彼の部屋の行くと、
荷物の中身が全部テーブルやら台所に並べられて、冷蔵庫には
カンジュースが何本か入っています。それを、全部新しい部屋に
移動するように、サンダル兄いに指示してから、私達は2次会の
クラブへ行きました。その間、彼がぼやくことぼやくこと。私に
は、すんませんなー、すんませんなーと謝るのですが、私は
こういうことが面白くて、さすがに中国ですなー、信じられない
ことが起こりますなーと受け流しました。さっき店を出る時、
ママが言った言葉が甦ります。「ここは中国よ。鍵の2本や3本
出てきますよ」 はい、仰る通りでした。