SA指定席だったので、そんなに早く行かなくてもいいよね、と言いながらも、駐車場の事を考えて余裕をもって待ち合わせた。
高速道路もそんなに込んでいなかった。
でも、甘かった。駐車場への車で渋滞して、ほとんど動かない状態になった。
どうしょうかと、話していたら、脇をドロンパの選手バスが走って行った。本当に目立つ。
誘導している係員に聞いたら、「全ての駐車場が満車です。町までもどって有料駐車場を探して下さい」 だって。友達と、相手が浦和と東京なんだから、こうなる事は分かっていたはず。もう少し解放出来る場所を開放して欲しいと。
友達が、「前にこうなった時には、駐車場に入れなかった車が沢山路駐したよ」 と、言うから、ほとんど動きの無い渋滞から反対車線に抜けだし、グルッと回って、脇道に入った。池の傍の広めの道に、何台も浦和や東京の人達が車を止めて歩いて来る。私達もそこに止める事にした。
競技場は目の前。これなら、以前来た時には、なかなか駐車場から出れなかったが、直ぐに帰れる。
東京側スタンドは太陽の日差しが一杯だった。寒いというので厚着してきたが、熱いくらい。
東京ゴール裏から、「夏だ夏だ、とんがろう~とんがろう~」 の歌声。ちょっとオーバーなと笑った。確かに浦和側は日陰で寒くて冬だろう。
クリスマスイブの土曜日に、吹きっさらしの競技場で過ごすなんてどうよ、みたいな東京ゴール裏は、いつものようにサンタ帽を被り、楽しそうに唄っていた。相変わらずの浦和を向こうに見ながら。
浦和には、本当に最近勝てないでいる。今年の浦和の試合は見てないが、最期まで降格争いをしていた彼らに、何か、負ける気がしなかった。大阪に行けるだろうと、今年のウチのチームは負けないと思っていた。
キックオフの笛と共に、東京は気持ち全開で走りだした。
ほとんどを浦和エンドでのゲームとなった。時々は、浦和がボールを奪ってこっち側に攻めて来るが、東京の選手達の戻りは早い。誰もが、手を抜かずボール保持者に強力にチェックに行く。
何回、浦和は苦し紛れにボールを後に後に下げたか。
こういう攻めている時間帯にゴールを決めないとね、と友達と話していた。
何回かのナオくんの高速ドリブルが効いたのか、浦和の守備を下げさせて、それでも守りを固めたゴール前を、一瞬、横浜で見た“バルサ?”と思うようなパス回しで、最期にナオくんの素晴らしいゴールがネットを揺らした。
あんな、動きながらのワンタッチパスを、それも相手DFに囲まれても流れるようにパスを決めるのは、考えていては出来ない。小平での繰り返し練習で無意識に身に付いていなければ出来ないだろう。小平はウソをつかないと、誰かが言った。あの、バルサだって練習は半端ではないと聞く。
後半は、今度は東京エンドでのゲームが多くなった。
圧倒的に攻められているように見えるが、J2で鍛えられた東京の守備は、絶対に綻びないと思っていた。
ただ、ゴンちゃんが、ひたすらボールを前線にキックするのは、止めて欲しいと思った。監督の指示なのか知らないが、ほとんどがマイボールにならない。ウチは、中盤もサイドもボールを保持できるのだからDFにボールを渡して欲しいと思った。相手ボールになって、守備に駆け戻る、の繰り返しは選手達が疲れてしまう。
東京は、基本、最終ラインからパスで攻め上がって行って欲しい。キーパーが蹴っても、簡単に裏に抜け出てボールを受けれる選手がいないし、ボールをキープ出来ない。
去年だったら、ああいう試合展開だと、後半にゴールされただろう。でも、今年は、最期まで集中を切らさず、身体を投げ出してディフェンスし切る泥臭さ、しぶとさを身に付けた。そして、どんなに苦しくても、0に押さえれば、負けないんだ、と言う事を学んだ。0に押さえさえすれば、誰かがゴールを決めてくれるだろう、と。
サッカーは、1-0で守り切れるものでは無いと言う事は、去年何回も経験した。昨日だって、攻められているように見えても、けっして一点を守り抜こうというサッカーはしていなかったと、私は思う。もう一点をと、選手は戦っていた。だからこそ、1-0での勝利に喜べたのだ。
90分は、アッと言う間だったけど、ロスタイムの3分は長く感じた。
今年も、選手と一緒にクリスマスの歌を歌えた。ルーカスが嬉しそうに踊っていた。
なのに、コンちゃん…。まだキャプテンなのに…。
帰り、浦和のサポーターに国立のチケットを勝ってと声をかけられた。「行けるかどうか分からないし」 と断った。前に、国立で、柏と鹿島の決勝を後悔しながら見た事を思い出した。寒かったな…。
帰りは、友達とノンビリと車に向かった。競技場のすぐそばだし、駐車場では無いので、スムーズに道路に出れた。二人の友達を途中の駅に下ろし、あと三人は三芳パーキングエリアで買い物したり、食べたりとノンビリした。
帰り、高速を走っていたら、暗くても前を走るドロンパの選手バスを発見。追い越しながら、しばらく並走し見上げると、あのヘアースタイルはナオくん、谷澤くんが携帯を…。
昔、鹿島の帰りによく選手バスと一緒になったし、パーキングエリアで一緒になったなと、友達と話し合った。宮沢がバスから手を振り返してくれたっけ。
昨日は、楽しい一日だった。
いよいよ、天皇杯は準決勝まで駒を進めた。
長居には、鹿児島から友達が応援に出て来る。彼女に会えるし、又、皆で応援出来るのが嬉しいし、楽しみだ。
今度こそ、お正月は国立で。
ガンバレ!!トーキョー!!
高速道路もそんなに込んでいなかった。
でも、甘かった。駐車場への車で渋滞して、ほとんど動かない状態になった。
どうしょうかと、話していたら、脇をドロンパの選手バスが走って行った。本当に目立つ。
誘導している係員に聞いたら、「全ての駐車場が満車です。町までもどって有料駐車場を探して下さい」 だって。友達と、相手が浦和と東京なんだから、こうなる事は分かっていたはず。もう少し解放出来る場所を開放して欲しいと。
友達が、「前にこうなった時には、駐車場に入れなかった車が沢山路駐したよ」 と、言うから、ほとんど動きの無い渋滞から反対車線に抜けだし、グルッと回って、脇道に入った。池の傍の広めの道に、何台も浦和や東京の人達が車を止めて歩いて来る。私達もそこに止める事にした。
競技場は目の前。これなら、以前来た時には、なかなか駐車場から出れなかったが、直ぐに帰れる。
東京側スタンドは太陽の日差しが一杯だった。寒いというので厚着してきたが、熱いくらい。
東京ゴール裏から、「夏だ夏だ、とんがろう~とんがろう~」 の歌声。ちょっとオーバーなと笑った。確かに浦和側は日陰で寒くて冬だろう。
クリスマスイブの土曜日に、吹きっさらしの競技場で過ごすなんてどうよ、みたいな東京ゴール裏は、いつものようにサンタ帽を被り、楽しそうに唄っていた。相変わらずの浦和を向こうに見ながら。
浦和には、本当に最近勝てないでいる。今年の浦和の試合は見てないが、最期まで降格争いをしていた彼らに、何か、負ける気がしなかった。大阪に行けるだろうと、今年のウチのチームは負けないと思っていた。
キックオフの笛と共に、東京は気持ち全開で走りだした。
ほとんどを浦和エンドでのゲームとなった。時々は、浦和がボールを奪ってこっち側に攻めて来るが、東京の選手達の戻りは早い。誰もが、手を抜かずボール保持者に強力にチェックに行く。
何回、浦和は苦し紛れにボールを後に後に下げたか。
こういう攻めている時間帯にゴールを決めないとね、と友達と話していた。
何回かのナオくんの高速ドリブルが効いたのか、浦和の守備を下げさせて、それでも守りを固めたゴール前を、一瞬、横浜で見た“バルサ?”と思うようなパス回しで、最期にナオくんの素晴らしいゴールがネットを揺らした。
あんな、動きながらのワンタッチパスを、それも相手DFに囲まれても流れるようにパスを決めるのは、考えていては出来ない。小平での繰り返し練習で無意識に身に付いていなければ出来ないだろう。小平はウソをつかないと、誰かが言った。あの、バルサだって練習は半端ではないと聞く。
後半は、今度は東京エンドでのゲームが多くなった。
圧倒的に攻められているように見えるが、J2で鍛えられた東京の守備は、絶対に綻びないと思っていた。
ただ、ゴンちゃんが、ひたすらボールを前線にキックするのは、止めて欲しいと思った。監督の指示なのか知らないが、ほとんどがマイボールにならない。ウチは、中盤もサイドもボールを保持できるのだからDFにボールを渡して欲しいと思った。相手ボールになって、守備に駆け戻る、の繰り返しは選手達が疲れてしまう。
東京は、基本、最終ラインからパスで攻め上がって行って欲しい。キーパーが蹴っても、簡単に裏に抜け出てボールを受けれる選手がいないし、ボールをキープ出来ない。
去年だったら、ああいう試合展開だと、後半にゴールされただろう。でも、今年は、最期まで集中を切らさず、身体を投げ出してディフェンスし切る泥臭さ、しぶとさを身に付けた。そして、どんなに苦しくても、0に押さえれば、負けないんだ、と言う事を学んだ。0に押さえさえすれば、誰かがゴールを決めてくれるだろう、と。
サッカーは、1-0で守り切れるものでは無いと言う事は、去年何回も経験した。昨日だって、攻められているように見えても、けっして一点を守り抜こうというサッカーはしていなかったと、私は思う。もう一点をと、選手は戦っていた。だからこそ、1-0での勝利に喜べたのだ。
90分は、アッと言う間だったけど、ロスタイムの3分は長く感じた。
今年も、選手と一緒にクリスマスの歌を歌えた。ルーカスが嬉しそうに踊っていた。
なのに、コンちゃん…。まだキャプテンなのに…。
帰り、浦和のサポーターに国立のチケットを勝ってと声をかけられた。「行けるかどうか分からないし」 と断った。前に、国立で、柏と鹿島の決勝を後悔しながら見た事を思い出した。寒かったな…。
帰りは、友達とノンビリと車に向かった。競技場のすぐそばだし、駐車場では無いので、スムーズに道路に出れた。二人の友達を途中の駅に下ろし、あと三人は三芳パーキングエリアで買い物したり、食べたりとノンビリした。
帰り、高速を走っていたら、暗くても前を走るドロンパの選手バスを発見。追い越しながら、しばらく並走し見上げると、あのヘアースタイルはナオくん、谷澤くんが携帯を…。
昔、鹿島の帰りによく選手バスと一緒になったし、パーキングエリアで一緒になったなと、友達と話し合った。宮沢がバスから手を振り返してくれたっけ。
昨日は、楽しい一日だった。
いよいよ、天皇杯は準決勝まで駒を進めた。
長居には、鹿児島から友達が応援に出て来る。彼女に会えるし、又、皆で応援出来るのが嬉しいし、楽しみだ。
今度こそ、お正月は国立で。
ガンバレ!!トーキョー!!