両方から引くと書いてあるドア

サントリーホールでのコンサートを終え、満員だったのでトイレは帰る方向の隣のビルに入る。キレイな廊下を曲がりキレイなトイレのドアを開けようとした。“引く”と書いてあるので、引こうとしたら中から女性がドアを引きながら出てきた。「あれ？！」と思った。でもそのまま中に入る。

用が済んで出ようとして、ドアに手をかけたら“引く”と書いてある。「あれ！」と思って、引いて外にでて外から取っ手を見る。“引く”と書いてある。両側から“引く”になっている。トイレだけでなく、事務所のドアでも、お店のドアでも両方に“引く”と書いてあるドアは初めて見た。両方にスイングするドアは何も書いてはない。会社の玄関のドアは両方に開くが、外からは“引く”中からは“押す”になっている。

駅に向かいながら、どうしてだろうと考えた。一緒に行った主人に「外からも中からも引くと書いてあるんだよ」と言っても「ふ～ん」と興味なさそう。

そして気が付いた。「なあんだ～そうか」つまり、ドアの向こうに人が立っている時、押せばぶつかる可能性がある。そんなに広くはないトイレが満員だったら、廊下から入るために押したら、だれかにぶつかる。又、廊下に向けて押したら、歩いている人にぶつかるかもしれない。出るときも入るときも必ず引けば事故は無いのだ。もし、両方が一緒に引いたとしても危なくはない。片方が引いて、片方が押す時は同時にやったら、力が引く方に倍かかる。そういう状態になって、ビックリした事が確かにある。

このビルを設計した人に感心した。きっと、他にも細かい所に気を配っているのだろう。このように想像力を働かせれば、あの回転ドアの事故はなかったかもしれない。

昨日のＦＣ東京対ジュビロ戦

応援バスで磐田に行く。始めはバス３台で募集したけど、キャンセル待ちが多数でたので、追加してバスは６台になったという。私を含めて、帰りがもう終電がない時間だというのに、よく行くなァと感心する。私の場合は調布からタクシーで帰るつもりだった。

今回のアウエは友達と二人の参加だった。昔は応援バスの集合場所に行くと、顔見知りが沢山いたけど、今回は一人しか会わなかった。本当に東京フアンが増えたのだと実感した。

磐田のゴール裏は狭いので、バスで行くといつもの事だけど、場所がない。そしていつもの事だけど、階段の所で応援する事になる。味スタと違って、正直キックオフまでの３時間半は退屈だ。味スタではそれなりに時間を潰せるのだけど・・・。

でもサッカー専用スタジアムもいろいろあるけど、柏と一緒でここは本当に迫力ある。何年か前、目の前で高原やゴンちゃんにドン・ドン・と続けざまにゴールを決められた時は、怖くてひっくり返えってしまいそうだった。でも、昨日はクリちゃんのゴールが目の前だったので、本当にうれしかった。練習の時も、ループや浮き球のゴールを打っていた。良く落ち着いて、ネットを揺らしてくれたと感激だった。もちろん、友達とも、又ギュウ詰めの汗臭い周りの人達ともハイタッチして飛び上がって喜んだ。いつもいつも悲しい思いをしていた、ジュビロのゴール裏。勝ちたかったけど、負けなかったのを良しとしなくては。

しかしカレンロバートは本当に動きがいい。ゴンちゃんという先輩から一杯学んでいるのだろうなと、思った。このまま成長していけば、次の次のＷ杯では中心選手になれるのではと、思った。ウチのユウタや梶山達も負けられないよ。もっともっと技術を磨かなければ。

面白かった事。友達と階段に前後に座っていた時。並びで座っていた若い男性が「あの、飲み物がこぼれたみたいなんですけど・・・」ふっと見たら、友達の紙コップがた倒れて、その男性の方に流れているのである。「あ、ごめんなさい」と拭くものや、カバンを置く為にレジ袋等を出す。“倒れたみたいじゃなくて、丸っきり倒れているじゃん”と友達と聞こえないようにつぶやく。その男性が「ビールですか？」「いいえ、ウーロン茶です。ごめんなさい」「ビールじゃなければ、いいんですけど」と立ち上がる。“よくないじゃん。お尻濡れているよ”と又聞こえないように二人でつぶやいた。何かそのやりとりが、マッタリしていて可笑しかった。

今日は時差ボケ状態で、体が重い。昨日の試合のビデオは後日見る事にしょう。いつもバックスタンドで見ているので、その方向からの目線でもう一度見たいと思う。やっぱり前後の距離感がわからないので。

ＦＣ東京対名古屋戦

あ～あ、今日も勝てない。勝ち点１を喜べばいいのか。もう下のチームが確実に迫ってきた。

今日も初めはこちらの時間帯だったのに、又そこで決められない。そして徐々に向こうの時間帯になって行く。何回も見たパターン。前半は０で抑えて後半にと、いつものパターンか・・・。そして、カウンターでゴールを決められる。時間がなくなってから、怒涛の攻撃。何回も見たシーン。ホームなのにダンダンつまらない試合状態になって行く。隣の坊やが飽きてきて「もう、帰ろう。帰りたい」と言い出す。最近つまらなくて飽きてくる。

浦和戦もそうだけど、今日も梶山がさえない。浦和でキレていたユウタ。どうしてスタメンで使わなかったのか。途中で出てきたけど、彼にはどうしても負けたくない、勝つんだという気迫を感じた。

次は磐田だけど、どうなる事か。一度でいいからヤマハスタジアムで勝つ所を見たい。帰りのバスが楽しい道中になりますように。

ちょっとした事

会社の帰り、電車を降りて駅前の信号の所での事。この駅前広場からケヤキ並木へ渡る信号は、結構赤信号を無視する人が多い。見通しがいいし車もあまりスピードを出していないし、そんなに広い道でもない。私もほとんど、皆に習って無視する（本当はいけない事！！）。

でも、子供達が信号を待っていたり、近くにいる時は絶対に無視しない。前に無視する大人達に引きずられるように渡り始めてアッと思った事があるから。

今日、私とおじさん未満のサラリーマン、そして金髪に染めた髪をツンツンさせてズルズルのズボンを履いたお兄さんと信号に向かって歩いていた。信号は赤に変わった。向こうに小学生が３人。もちろん私は止まる。車は来ない。サラリーマンがササーと渡る。でも、金髪のお兄さんは立ち止まったまま小学生達の方を見ている。ユックリと時間が流れて、信号は青になる。子供達は楽しそうに話しながらこっちに向かって歩いて来る。彼も横断歩道を渡り始めた。

何となく気持ちが暖かくなった。

明日はＦＣ東京対名古屋戦

会社で浦和大好きさんと話した。話したくなかったけど「ありがとう」と言われた。ありがとうと言われても・・・勝ち点をあげるつもりなんて、全然なかったのに・・・。今思い出しても、いいえ思い出したくない。

「次は何処？」「名古屋・・・」「じゃ、楽勝だね。」「・・・」

思い出してしまった。思い出さないように心の中の納戸の中の箱に入れて鍵をかけておいたはずだったのに。あのルーカスのＰＫ。凍ってしまうほど寒かった、あの瑞穂の名古屋戦。寒いから皆集まって固まって応援しょうと言われ、皆で声を合わせたゴール裏。寒さと花粉症で涙ポロポロと。クシャミと大声出した為に咳き込んで。

あそこから東京の不振が始まった。だからこそ、明日は勝って上昇への足掛かりにしてほしい。

昨日のＦＣ東京対浦和戦、

負けてしまった。熱い暑い中、やっとたどり着いた、埼スタ。何回来ても遠い。駅降りてから真夏の直射日光の中を歩くのはちょっと辛い。それでも、久しぶりのＪリーグ。期待を込めて赤い人達の中を一人歩き続けた。

丸一日立って、やっと新聞のスポーツ欄を見たり、書く気になった。昨日はＴＶのスポーツ番組も見なかった。何か負けた事が、受け入れきれなくて・・・。リーグ戦前半、あんなに勝てなくても、ここまで気落ちしなかったように思う。何でだろう。期待が大きすぎたのか・・・。浦和の応援に毒されたのか。まるでクマゼミが何百匹も頭の中で鳴っているようだった。時々、思わず“うるさーーい！”と怒鳴っていた。

久しぶりのゴール裏で、ずーーと立って応援していたけど、ウチの応援、随分大人しい応援になったなと思った。いろいろあったからショウガナイのか、そんな事もあってか、よけいに向こうの応援にイライラした。小平便りでは、チームが調子が良くて期待を持たせる情報ばっかりだったので、それなりにワクワク期待してリーグの再開を待っていたので、よけいに落ち込んでしまったのか。

全体にボールへの反応や寄せがコンマ何秒か浦和の方が早かった。だから、セカンドボールも競り合ってこぼれたボールも、ほとんど向こうに取られていた。モニはエメがいた方が闘いやすいのか、それとも疲れているのか（代表で？まさか）今一つだった。何回もピンチを招いていた。梶山もキレが感じられなかったし。ナオくんは初めから出ていた方が良かったのでは。コンちゃんは相変わらずいい！！神出鬼没で動き回っていた。カジくんも落ち着いてプレーしていたと思う。ユウタが結構良かった。久しぶりに見に来た友人が「ユウタ、結構体がガッチリしたね」と言っていた。ユウタがラインのちょっと外に出ていて、来たボールに中に入りながら胸で落とした時、ラインマンが旗を上げた。ボールはラインを出てはいなかったはず。すかさず私が「ユウタはラインの外かもしれないが、ボールは出てないよ！」と怒鳴ったら、周りの人達が笑って「そうだボールは出てない！」ってあちこちで声が・・・

浦和だって、そんなにデキがいいとは思わなかったけど・・・。帰りの駅までの道のりが遠かったし、沢山の浦和の人達に囲まれて暑かったし、おまけに乗った電車が弱冷房車だった。ただただ暑い熱い一日だった。

水曜日には、あまりスタジアム観戦をしない会社の人を連れて行くけど、ぜひぜひぜひ勝利を！

明日はＦＣ東京と浦和戦

待ちに待ったリーグ戦の再開。中断がとっても長く感じた。そして浦和戦。満員のスタジアム。考えただけで心踊る。小平情報は皆調子いいみたいだし。多分、私達ＦＣ東京にとっていい結果になるだろうと思う。カジくんも、コンちゃんも代表で活躍していて頼もしい。ササも皆とのコンビネーションが合って来たみたいで、期待大である。

会社では仕事をしていても心は明日に飛んでいた。他の課の浦和大好きさんに「明日行くの？」と聞いたら「あんな気違いの場所には行かない」と言う。彼は浦和大好きと言っている割りにはスタジアムにあまり行かない。ウチの会社にはそういう人が多い。テレビで見ているほうがいいと言う。

でも、テレビではボールを持っている選手しか映らないか、引いて全体は見えるが個々の選手が良く分からない映像しか映らない。そして試合が流れているのに何回もリプレーを流す。イライラする。スタジアムだったら、たとえ二階の上の方でも選手が誰か良く分かる。それに、スタジアムでなければ、代表戦でいろいろ言われているカジくんの素晴らしさが良く分からないと思う。特にイラン戦でのゴールを決めたシーンなんて、私もスタジアムで見たかった。どんなに長い距離を一生懸命に走ったことか。

明日は家を何時に出て行こうかな。楽しみだ

日本代表対イラン戦に思う

ＦＣ東京のカジくんが先制ゴール！え！どうしてそこにいたの？と。良かったね、代表初ゴール！まずは、おめでとう。ＦＣ東京サポーターとして本当にうれしい。

今日の試合は私には、“カジくんのゴール”で終わりだった。どうしてこのメンバーのサッカーは、あまり面白くないのだろう。ワクワクしない。イランは動きが少なく、体が重そうで、ミスが多くてガンガン来なかったから、せめて３－０くらいで勝たなくてはと思った。後半すぐにコンちゃんか阿部くんか巻くんか、誰でもいいから替えてほしかった。そうしたら、もう少し面白くなっていたかもしれない。

これは単なる消化試合？それとも親善試合？そう感じたのは私だけ？絶対に勝って一位で通過すると。確かに勝って一位で通過したけど・・・どうして、Ａチーム（いつものスタメン）とＢチーム（韓国戦の時のメンバー）とを混ぜてスタメンとしなかったのだろう。最近の代表の試合でＢチームが見ていて一番面白かった。ドキドキワクワクした。スピーデーで絶対に勝つ為のハングリー感と、Ｗ杯への焦がれるような渇望と、未来への荒削りだけど可能性とを感じた。Ａチームにはマンネリ感を感ずる。私が単に思い入れが過ぎるから、特にそう感ずるのか。

監督は国内組みではいつものスタメンがベストメンバーと思っているみたいだけど、はっきり言ってＡチームではＷ杯は一勝も出来ないだろう。国内組みとか欧州組みとかＡとかＢとか括りを付けないでＷ杯の為の、まず一勝する為の、真の“日本代表メンバー”を選んで欲しい。監督には名前ではなく、真の実力を見極めて、Ｗ杯のメンバーを決めて欲しい。切にそう思う。

ＦＣ東京のカジくん

朝日新聞にカジくんの連載が始まった。前園さんや宮本さんが連載されていた時、ウチの選手も乗らないかなと思っていたら、カジくんだった。「一生懸命」との題名、カジくんらしい。「役割・・・やっぱり地味がいい」とサブタイトル、カジくんらしい。

代表でのカジくんの芳しくない評判とか、結構耳に入っているのね。会社でも色々言われたたけど、“一生懸命”擁護していた私が、自分ながら可笑しかった。いつもポーカーフェースだからどんな気持ちか分からないけど、タイトルの“一生懸命”にプレーしている彼が好き。スーツをピシッと着た時、スーッと立ったきれいな立ち姿が好き。ツーショットで写真をとってもらった時、チョット照れくさそうに左ほほを緩めたシャイな彼が好き。

でも、やっぱり自分の持ち場で“一生懸命”に自分のサッカーをしている彼はカッコいい！
明日はイラン戦。走れ！カジくん！ゴールに向かって、走れ！カジくん！

実家でのお盆

土曜日に新幹線で実家に向かう。まずは夫の実家の小国町（刈羽郡から長岡市に！！）に向かう。まず長岡駅に、そこから信越線に乗り換える。新幹線は込んでいた。座席指定の通路までびっしりと立つ人達がいた。ところが信越線が豪雨でストップしている。駅の放送が要領を得ない。しばらくお待ちくださいと繰り返すだけ。しばらくは“しばらく”なのか、見通しのつかない“しばらく”なのか。“しばらく”待っていても埒があかないので、駅員まで聞きに行く。どうも見通しのつかない“しばらく”みたいなのだ。早く言ってよね。バスで行く事にする。

雨は降っていなかったけど、途中の川の水はたしかに危険な状態だった。川の土手が崩れているところが何箇所もあった。途中、新潟地震の仮設住宅を何箇所か見た。私の実家の柏崎に行った時も仮設住宅がまだまだあった。そしてバスの窓から見る風景は、新しい今風の家が沢山作られていて、建築中の家も沢山あった。

私達の実家も親戚も新潟地震の影響があまり無かったので、私はもう過去のような気になっていたけど、まだまだ困っている人達が沢山いる。山古志村が有名になったけど、夫の実家の奥の村にも山古志のようにズタズタになって住民皆が仮設に入っている所がある。

しかし、向こうでは雨が良く降った。降る時は半端じゃなかった。バケツの水をひっくり返すというが、本当にそう。玄関も窓も全てを閉めないと、その激しさで飛沫が入ってくるのである。でも長くは続かず、日差しが出るので蒸し暑い。

私の老親はまだまだ二人で頑張っている。２ヶ月程、二人で愛知県の姉のうちに行っていたけど、二人が何もする事がなく「このままでは足腰が弱ってボケるのではないか」と姉と二人で心配した。父は早く家に帰りたがったと言う。今、また二人で住み慣れた家でなんとか寄り添って生活している。近くには妹も、両親がなくなって私の親を本当の親と思って大事にしてくれる従姉がいるし、一緒に住んでもいいと言っている甥の家族もいるので、遠く離れていても安心はしているが・・・二人で生活しているから、８０半ばになっても元気でいられるのだろうと、思うようにしている。

でも、長く二人で生活して来て自分の世界がガッチリ固まった老人と生活を共にするのは娘でも大変な事である。姉は精神的に疲労困憊したと言う。私も年に何回か４～５日実家で過ごすが、大変な思いをする。彼らの言う事は絶対に是であり、非はないのである。特に母親の気持ちは強い。そのストレスは大変だけど、時々は帰ってあげたいと思っている。仕事とサッカーの予定をいつも手帳で見つめながら・・・