私のサッカー友達は、誰もバルセロナの試合を見に行かないし、最初から行くのを諦めていてチケットを取らなかった。
娘のマリノスファンがバルサを見に行くと聞いて、「いいな、見れて」 と思っていた。
一昨日、サッカー友達から、「急遽、追加売り出しがあり、取れたので行かない?」 と電話が来た。即座に、「行く!」 と答えた。
友達は、会社を 「フレックスタイムと言う事で、早めに出て新幹線で行くから」 との事で、約束の時間に現地で待ち合わせした。
小机からの道は、ノロノロとしか歩けないほどの、人、人、人。
席は、バルサのゴール裏のど真ん中の通路の前。
バルサのサポーターが、あっちに、こっちに、そっちに、そして前に固まって楽しそうにキックオフを待っていた。
前半は、当然のようにほとんどが向こうのエンド。
隣に座っている人が、「全然、分からない。後半に期待しょう」 と話している。
確かに、横浜スタジアムはピッチの周りにトラックがあり、そのうえに座席の傾斜が緩い。だから、ゴール裏からだと、サッカーの試合を見なれていない人には、試合が遠くてよく分からないかもしれない。
向こうエンドに白いユニの人が一杯ディフェンスしているのに、バルサのユニの人が多く見える。友達と、多分、バルサが、パスを回しているけど、自分達も止まらず動いているからだろうと話しながら見ていた。
最初のゴールは、相手のクリアミスをバルサがかっさらって、シュートしたのが、こっちから良く見えた。サッカーは何が起こるか分からない。だから、常にゴールに向かってゲームしていなければならないのだとつくづく思う。
バルサは、たとえ、相手にボールを取られたとしても、早い段階で素早くマイボールにしている。本当に攻守の切り替えが早い。
後半は、それこそ、目の前でバルササッカーを堪能した。
どんなにゴール前で囲まれていても、正確に細かくパスを回し、あるいは、大きく右に左にボールを回す。
相手が寄せてくれば、ワンタッチであっちへこっちへと散らす。バルサがミスをおかさない限り、マイボールにする事が難しい。
そして、気が付いた。
バルサは、パスを回して回して回して回して、そして、無駄なシュートは打たない。打てば、正確にゴールを狙う。
目の前で、シュートコースが空いたように見えても、Jリーグだったら、必ずシュートだろう、という場面でもシュートを打たない。
Jリーグのように、シュートも数打てば何とかなるだろう、見ている私達も、「シュート打て!」 と言ってしまうが、本当にシュートを打たない。
6万6千人以上が入ったスタジアムは、Jリーグと違い静かだ。時々、彼らのプレーに、「おおーー」 とざわめいたり、一部のバルサのファンが声を張り上げるが、ウソみたいに静かだ。
賑やかなJリーグや代表の試合の応援風景に馴れているせいか、その静けさが異次元に感ずる。
そのせいか、後半の後半は、バルサゴール裏のバルサの人々が遊び出した。もう、ゲームを見てないで、ウエーブを何回も起こして、私達を煽った。「バルサ!!おお!!バルサ!!」 と応援も要求する。時々は、そっちに目が行ってしまう。そして、前が立って見えないから、時々は私も立つ。
生でバルサの試合を見れて幸せだった。やっぱり、TVでは切り取られたボール周辺だけだけど、スタジアムだと、全体が見える。ボールに絡んでいない選手の動きや、出し手と受け手のアウンの呼吸が、よく見える。
パスは、相手エンドで回さなければダメ、シュートする為に、ゴールする為に、回すのだという事がよく分かる。
横浜スタジアムは寒かったけど、でも、心は熱かった。楽しかった。
友達と、絶対に天皇杯を優勝して、アジアへ、そして世界へと行こうね、とそれぞれの駅へとサヨナラした。
明日は天皇杯。
ガンバレ!!FC東京!!
娘のマリノスファンがバルサを見に行くと聞いて、「いいな、見れて」 と思っていた。
一昨日、サッカー友達から、「急遽、追加売り出しがあり、取れたので行かない?」 と電話が来た。即座に、「行く!」 と答えた。
友達は、会社を 「フレックスタイムと言う事で、早めに出て新幹線で行くから」 との事で、約束の時間に現地で待ち合わせした。
小机からの道は、ノロノロとしか歩けないほどの、人、人、人。
席は、バルサのゴール裏のど真ん中の通路の前。
バルサのサポーターが、あっちに、こっちに、そっちに、そして前に固まって楽しそうにキックオフを待っていた。
前半は、当然のようにほとんどが向こうのエンド。
隣に座っている人が、「全然、分からない。後半に期待しょう」 と話している。
確かに、横浜スタジアムはピッチの周りにトラックがあり、そのうえに座席の傾斜が緩い。だから、ゴール裏からだと、サッカーの試合を見なれていない人には、試合が遠くてよく分からないかもしれない。
向こうエンドに白いユニの人が一杯ディフェンスしているのに、バルサのユニの人が多く見える。友達と、多分、バルサが、パスを回しているけど、自分達も止まらず動いているからだろうと話しながら見ていた。
最初のゴールは、相手のクリアミスをバルサがかっさらって、シュートしたのが、こっちから良く見えた。サッカーは何が起こるか分からない。だから、常にゴールに向かってゲームしていなければならないのだとつくづく思う。
バルサは、たとえ、相手にボールを取られたとしても、早い段階で素早くマイボールにしている。本当に攻守の切り替えが早い。
後半は、それこそ、目の前でバルササッカーを堪能した。
どんなにゴール前で囲まれていても、正確に細かくパスを回し、あるいは、大きく右に左にボールを回す。
相手が寄せてくれば、ワンタッチであっちへこっちへと散らす。バルサがミスをおかさない限り、マイボールにする事が難しい。
そして、気が付いた。
バルサは、パスを回して回して回して回して、そして、無駄なシュートは打たない。打てば、正確にゴールを狙う。
目の前で、シュートコースが空いたように見えても、Jリーグだったら、必ずシュートだろう、という場面でもシュートを打たない。
Jリーグのように、シュートも数打てば何とかなるだろう、見ている私達も、「シュート打て!」 と言ってしまうが、本当にシュートを打たない。
6万6千人以上が入ったスタジアムは、Jリーグと違い静かだ。時々、彼らのプレーに、「おおーー」 とざわめいたり、一部のバルサのファンが声を張り上げるが、ウソみたいに静かだ。
賑やかなJリーグや代表の試合の応援風景に馴れているせいか、その静けさが異次元に感ずる。
そのせいか、後半の後半は、バルサゴール裏のバルサの人々が遊び出した。もう、ゲームを見てないで、ウエーブを何回も起こして、私達を煽った。「バルサ!!おお!!バルサ!!」 と応援も要求する。時々は、そっちに目が行ってしまう。そして、前が立って見えないから、時々は私も立つ。
生でバルサの試合を見れて幸せだった。やっぱり、TVでは切り取られたボール周辺だけだけど、スタジアムだと、全体が見える。ボールに絡んでいない選手の動きや、出し手と受け手のアウンの呼吸が、よく見える。
パスは、相手エンドで回さなければダメ、シュートする為に、ゴールする為に、回すのだという事がよく分かる。
横浜スタジアムは寒かったけど、でも、心は熱かった。楽しかった。
友達と、絶対に天皇杯を優勝して、アジアへ、そして世界へと行こうね、とそれぞれの駅へとサヨナラした。
明日は天皇杯。
ガンバレ!!FC東京!!