【アントニオ】浦和×鹿島

スポニチによると、三竿（弟）とこのゲームでケガをしてしまった鈴木は、クラブワールドカップには帯同しないようです。
鈴木は、肉離れでしょうね。
レオ・シルバは間に合うということですので、助かります。

それにしても、ACL優勝の代償は大きいですね。
取れたタイトルを失ったのではありませんから、実際に代償を支払った訳ではありません。
でも、ACLという大きなタイトルを取ってしまって、選手たちを含めたクラブ全体のモチベーションが下がってしまっていたことは間違いないでしょう。

オリヴェイラにとって、鹿島と戦うことは特別ですし、浦和の選手たちにとっても同じです。
気持ちの差は、歴然としていたんでしょうね。
ゲーム終了後に、全力を出し切って脱力したオリヴェイラの姿を見て、そう感じました。

サポーターにも、ACLで優勝したんだから、天皇杯も優勝して当たり前という雰囲気があったはずです。
落ち着いて考えてみれば、ACLの優勝が決まる前に、YBCルヴァンカップとJ1リーグ戦の優勝の可能性は消えていて、天皇杯だけが可能性のある大会だったんですよね。
その大会でこの結果ですから、今のJリーグの中での鹿島の立ち位置は、これくらいのところということです。
これまで、鹿島は、内弁慶と言われていた通り、ACLで結果を残せず、結果的に国内の大会に注力して来ましたが、ACLで決勝まで進んだ上に、国内の大会も戦うのは、初めての経験でした。

Jリーグのクラブとの戦いでは、相手は的確に鹿島の弱点をついて来ます。
セットプレーからの失点は、今に始まったことではありませんし、J1リーグ戦での浦和戦でも失点しました。
その後、中をかためられてしまえば、有効な攻撃が出来ないことも、今に始まったことではありません。

とは言え、昨日のゲームは、立ち上がりから押し込んでいましたし、これなら勝てるかもしれないと思いながら見ていました。
右も左もサイドから、効果的なクロスを入れることが出来ていました。
これを繰り返していれば、いつか得点出来ると思っていましたが、セットプレーからの失点で、ゲームの流れがガラッと浦和に傾いてしまいました。

そこからは、鹿島は為す術がありませんでした。
ボランチが足りず、西を入れるしかなかったことは大きかったでしょう。
大岩は、センスの良い西なら、うまくやってくれると信じて、送り出したのだと思いますが、やはりボランチらしいプレーは出来ませんでした。

あれと組まされる永木も、厳しいですよ。
永木の良さまで、消えてしまいました。

西は、サイドにいないと生きないですね。
せっかく、篤人が入っていたのに、そこを生かすことも出来ませんでした。
もっと、中でプレーして欲しかったです。

スケジュールが変更になって、今日から土曜までオフになりました。
気持ちを切り替えて、UAEに向かいましょう。

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