町ボランティア団体連絡協議会(佐藤敏彦会長)が主催する、心といのちを考える講演会が美里音で開かれました。
今回の講師は、藤里町 宝昌寺住職で、ビハーラ秋田代表の新川泰道(にいかわたいどう)氏でした。
「ほんとうの“安心“とは」と題して、阪神大震災や東日本大震災などの災害ボランティアを通じて体験したことは、自殺予防や遺族ケア、地域づくりに通じる、と話されました。
秋田県は、昨年ようやく自殺率ワーストを脱しましたが、依然として全国平均より高く、官民挙げて自殺予防対策を行なっています。
日頃から地域での「顔の見える関係づくり」が大切だと訴えられました。
会場には町民の皆さんが100人以上詰めかけ、熱心に聴講されていました。
講演の前には、町内在住の詩人、藤原祐子さんの詩を、朗読ボランティアの鈴木尚(ひさ)さんが朗読し心に響きました。