昨日から台風一過の九州北部を訪れています。
一日早ければ飛行機は飛ばず、視察は中止になるところでした。
県町村会の視察で、12町村長が全て参加して長崎、佐賀の市町村などを視察します。
最初は長崎県美術館で、秋田県出身の外交官、須磨彌吉郎の個人コレクションを見るのが目的です。
500点にも及ぶスペイン中世の宗教画が中心でしたが、出身地の秋田県に寄贈してくれていれば、と思うのは欲張りでしょうか。
館内では、「瀬戸内寂聴展」も開かれており、現代語訳「源氏物語」や作家、芸能人との交友録などとても見応えのある展示でした。
その後、今年「明治近代産業遺産」として世界遺産に登録された「三菱長崎造船所」の史料館を視察しました。
銅像は、三菱創業者の岩崎彌太郎で、明治から現代までの日本の産業を形作った英雄です。
ドッグでは豪華客船を始め何艘もの船が造られており、あまりの大きさに度肝をぬかれました。
最後に、江戸時代唯一海外に開かれていた「出島」を訪れ、オランダとの交易で繁栄していた当時の姿に思いを馳せました。