今月のさきがけ政経懇話会の講師は、新進気鋭の憲法学者、木村草太さん(首都大学東京教授)で、「日本国憲法の三つの顔~国内法典、外交宣言、物語」と題して、憲法の勉強をしてきました。
昨年の安保法制改正でも国民的議論となり、今年夏の参院選でも憲法改正が争点になるなど、憲法に対する関心が高まっています。
憲法の話というと硬い話題で敬遠しそうになりますが、私自身、大学の講義で一番好きだったのが「憲法」だったので、大変興味深く聴講しました。
木村さんは、最近テレビにも頻繁に出演する著名人で、若くてイケメンの売れっ子なので、テレビで見た人も多いと思います。
淀みなく次々と憲法論が述べられ、とても分かり易い内容に感心しました。
しかも、左右どちらにも偏らないバランスの良い話で好感が持てました。
結論として、安保法制は問題が多く修正すべきだが、十把一からげの法律にしたことに間違いがあり、全廃よりも個別に議論すべきだ、と述べられました。
「武力攻撃事態」と「存立危機事態」の違いなど、だいぶ理解が進みました。