波打ち際の考察

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波屋山人

サッカー女子ワールドカップ優勝

2011-07-18 08:41:04 | Weblog
夜更かししてテレビを見ていたら徹夜してしまった。
まさか優勝するとは。すごいなぁ。
世界のトップにはどんな分野でもなかなか立てない。うれしいだろうなぁ。
優勝が決まった瞬間、選手たちは全開の笑顔を見せて駆け寄って抱きついていた。
みんなでかたまって芝生の上に倒れこんで、気持ちいいだろうなぁ。

試合がはじまって早々から何度も相手に決定的なシュート機会を与えたけど、
バーに当たったり枠を外れたりして運よく危機を逃れた。
後半終わって1-1というのは随分ラッキーな展開だった。
3~4点とられていてもぜんぜんおかしくなかった。

アメリカの選手たちは端正な顔立ちをしているけど体は力強く、
えげつないまでの圧力で日本選手たちを翻弄していた。
スピードもパス回しも日本チームが勝っているとは思えなかった。

日本チームは個々のボールさばきもパスも走りもシュートもカバーもテンポがちょっとおそく、
相手に圧力をかけているようには見えなかった。

後半になると相手も疲れてきたのか意外にすこしはボールを持って攻撃をしかける機会もあり、
意外に大敗はしないかもしれないと思えた。

そんな中でも、集中力のなせる技か、ところどころですごいプレーを見せて
彼女たちは勝利をたぐりよせた。
ぼくはサッカーに詳しくないけど、すごいなと思ったのは次のような場面だった。

後半むずかしい場面で同点に追いついたMF澤のシュート。
相手DFを振り切ってキッカーの方に走り足先で横蹴りしたのか、ボールにちょっとかすって方向を変えたのか、相手DFに当たっただけなのか。
どうやればあのような角度でゴールポストにいれられるのか知らないけど、あれは難易度が高い技だ。

PK戦になったときはひさびさに手に汗をにぎった。
あんな舞台に立ってGKと向き合える人はすごい。
どんな心境なんだろう。

PK戦では、最初にGK海堀が足ではじいて防いだことが大きかった。
次にMF宮間が遠藤保仁ばりのゆるいキックを決め、よっしゃーポーズが緊張を解いた。
最後のPKのDF熊谷も、むずかしいところ、ゴール左上に迷いなく決めた。

アメリカの選手たちの呆然と悲しみに沈んでいる様子を見るとなんだか申し訳ない気持ちになる。
奇跡的に勝ってしまって恐縮する。

それにしても、日本の選手たちは、うれしいだろうなぁ。
ほんとうにおめでとうございます。
歴史に残るすごい試合をリアムタイムで見ることができました。


追記
世の中には、国家がなくなれば人々はもっと自由になれると考えている人がいる。
ぼくから見たら家族も地域も会社も猛虎会も国も宗教も国連もひとつの枠組みだ。
取り立てて国だけを嫌わなくてもいいんじゃないかと思う。
国民意識を嫌悪する人が家族の絆やタイガースの優勝に涙ぐんだりしてると、
なんだそりゃ、と感じてしまう。
国民意識なんか必要ないと思ってる人は、日本代表チームが注目をあびて
人々に一体感を与えている様子を見るとどう思うのだろう。
まあ、むずかしいことは考えず、親近感のあるチームを応援して、
はらはらどきどきすることを楽しんでもいいのではないだろうか。
吉本隆明さんあたりは意外に「おお、日本女子が世界一か。それはコーフンするなぁ」
などと言っているかもしれない。

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