東京オリンピックは、国内のチケット購入者を観客席に入れて開催されるだろう。
そうなった際に、どのように入場や退場を進めるのか、マニュアルは用意されているはずだ。
日本人はルールを守る人が多いので、スムーズな入退場や静かな観客席は世界のメディアにも好意的に報じられるかもしれない。
しかし、どこにでもルールを守らない人もいれば、マニュアル通りにいかないこともある。
問題が発生した時にどのように対処するのか、そういったところまで考えておけば、スムーズに開催・運営されるのではないだろうか。
そのようなことをふと思ったのは、6/13(日)に中野サンプラザで行われたAJICO(UAと浅井健一のバンド)のライブを見に行ったからだ。
非常事態宣言中だが、2222席ある会場で客の入りは100%。5/18に同じ場所で行われた岡村靖幸のライブは50%で、一席ごとに空いていたが今回は満席だ。
(ちなみに、岡村靖幸のライブのチケットは1万3~4千円。AJICOは8~9千円。席数が少ない方が高く設定されていた)
ライブ会場もスポーツイベントも映画館も飲食店も通勤電車もユニクロも人であふれているというのに、競技会場だけ無人にしてもポーズにすぎないのではないだろうか。
ライブ会場に入る際は、座席の列ごとに時間差を設けて並び、手を消毒し、といったマニュアルに沿ってスムーズに運営。
ライブ中も多くの人が立ち上がっていたけど騒ぐことはなく、咳き込む人もなく、とくに危険は感じなかった。
それでも、指示を守らない人もいた。
アンコールで声を上げる人。終演後は列ごとに退出を指示されるけど、ダッシュして去っていく男。
帰るときに「ロビーにとどまらないで」とアナウンスが流れても仲間内で集まって会話する人たち。
ライブ中も、ときどきウィスキーの香りがしていた。酒類は禁止だけど、ペットボトルに水割りを入れて持ち込んでいる人がいるのだろう。
東京オリンピックでもおそらく決まり事を守らない人は出てくるだろう。
席でお酒を飲んだり、声を上げたり。退出の指示を守らないで自分だけ先に走って帰ったり。
結果的に、競技会場で新型コロナを感染させたり、感染させられる人も出てくるかもしれない。
リスクを感じる人は、チケットを持っていても会場に行かないという選択肢も検討すべきだろう。
コロナ禍において、私たちは自分で自分の身を守ることの必要性を学んだのではないだろうか。
運営者や政府や区役所に任せておいたのでは、自分たちが不利益をこうむる恐れがある。
責任を追及してもうやむやにされる可能性が高い。
自分の身は自分で守る必要がある。そのことを自覚して行動する人が増えれば、日本の政府や区役所などの、うやむやな姿勢が変わるのではないだろうか。
責任者のレベルは、一般人のレベルに比例しがちだ。
あいまいでその場しのぎの姿勢を見せる政府やJOCやスポンサーなどに不満をぶつける人も多いだろうけど、おそらく日本社会のレベルがその程度なのだ。
もう開催が止められない段階になってから人々が不平不満を述べたところで、問題は解消されない。
不安や怒りを感じても何も変わらないのであれば、状況を把握して自分の身を守る行動をした方がいい。
日本社会の各所に見られる非論理的なその場しのぎの傾向は、よほど手痛い目に遭わないと変わらないのかもしれない。
もしかしたら、ひどい目に遭っても変わらないのかもしれない。
そうであれば、まずは自分だけでも意識や行動を変えてもいいのかもしれない。
コロナ禍のなかで、そのように考える人も増えたのではないかと想像する。
そういうわけで、私はオリンピックが開催される頃は東京の喧噪を離れ、広々としたラベンダー畑でも眺めながらゆっくりするつもりだ。
状況を把握し適正化するには、不平不満を感じたり、他者を咎めたり、非難したり、恨んだり、憎む必要はない。
不平不満を感じるだけ、自ら重荷を背負ったりストレスフルなものに目を向けるようなものではないかと感じる。
※7/10追記
一都三県の会場は無観客になったらしい。7/12~8/22まで東京と沖縄は非常事態宣言だそうだ。8月に茨城で予定されていた大型ロックフェスも中止。
それでも、都内の大型ライブハウスではライブが行われる。アーケード街も人だかり。新宿や渋谷の雑踏では咳き込んでいる人もいる。
中止・実行の基準があいまい。付き合っていられない人は、政府や医師会の指示の有無にかかわらず、しれっとやりたいことをやるのではないかと想像する。
※7/14追記
昨日、初台の新国立劇場に行って、三谷幸喜作品の「日本の歴史」を見た。日本の歴史とテキサスの家族の歴史が交差するエンタメ系ミュージカル。ベテラン俳優に加え、秋元才加や宮澤エマもよく通る声でいい舞台だった。中劇場は千人以上入るらしいが満席。席と席の間には仕切りが設置されていた。非常事態宣言中でも劇場や球場はごった返している。無観客のオリンピックを不思議に感じる。まあ、ずいぶん前にオリンピックのチケットは払い戻してもらってるから関係ないけど。
そうなった際に、どのように入場や退場を進めるのか、マニュアルは用意されているはずだ。
日本人はルールを守る人が多いので、スムーズな入退場や静かな観客席は世界のメディアにも好意的に報じられるかもしれない。
しかし、どこにでもルールを守らない人もいれば、マニュアル通りにいかないこともある。
問題が発生した時にどのように対処するのか、そういったところまで考えておけば、スムーズに開催・運営されるのではないだろうか。
そのようなことをふと思ったのは、6/13(日)に中野サンプラザで行われたAJICO(UAと浅井健一のバンド)のライブを見に行ったからだ。
非常事態宣言中だが、2222席ある会場で客の入りは100%。5/18に同じ場所で行われた岡村靖幸のライブは50%で、一席ごとに空いていたが今回は満席だ。
(ちなみに、岡村靖幸のライブのチケットは1万3~4千円。AJICOは8~9千円。席数が少ない方が高く設定されていた)
ライブ会場もスポーツイベントも映画館も飲食店も通勤電車もユニクロも人であふれているというのに、競技会場だけ無人にしてもポーズにすぎないのではないだろうか。
ライブ会場に入る際は、座席の列ごとに時間差を設けて並び、手を消毒し、といったマニュアルに沿ってスムーズに運営。
ライブ中も多くの人が立ち上がっていたけど騒ぐことはなく、咳き込む人もなく、とくに危険は感じなかった。
それでも、指示を守らない人もいた。
アンコールで声を上げる人。終演後は列ごとに退出を指示されるけど、ダッシュして去っていく男。
帰るときに「ロビーにとどまらないで」とアナウンスが流れても仲間内で集まって会話する人たち。
ライブ中も、ときどきウィスキーの香りがしていた。酒類は禁止だけど、ペットボトルに水割りを入れて持ち込んでいる人がいるのだろう。
東京オリンピックでもおそらく決まり事を守らない人は出てくるだろう。
席でお酒を飲んだり、声を上げたり。退出の指示を守らないで自分だけ先に走って帰ったり。
結果的に、競技会場で新型コロナを感染させたり、感染させられる人も出てくるかもしれない。
リスクを感じる人は、チケットを持っていても会場に行かないという選択肢も検討すべきだろう。
コロナ禍において、私たちは自分で自分の身を守ることの必要性を学んだのではないだろうか。
運営者や政府や区役所に任せておいたのでは、自分たちが不利益をこうむる恐れがある。
責任を追及してもうやむやにされる可能性が高い。
自分の身は自分で守る必要がある。そのことを自覚して行動する人が増えれば、日本の政府や区役所などの、うやむやな姿勢が変わるのではないだろうか。
責任者のレベルは、一般人のレベルに比例しがちだ。
あいまいでその場しのぎの姿勢を見せる政府やJOCやスポンサーなどに不満をぶつける人も多いだろうけど、おそらく日本社会のレベルがその程度なのだ。
もう開催が止められない段階になってから人々が不平不満を述べたところで、問題は解消されない。
不安や怒りを感じても何も変わらないのであれば、状況を把握して自分の身を守る行動をした方がいい。
日本社会の各所に見られる非論理的なその場しのぎの傾向は、よほど手痛い目に遭わないと変わらないのかもしれない。
もしかしたら、ひどい目に遭っても変わらないのかもしれない。
そうであれば、まずは自分だけでも意識や行動を変えてもいいのかもしれない。
コロナ禍のなかで、そのように考える人も増えたのではないかと想像する。
そういうわけで、私はオリンピックが開催される頃は東京の喧噪を離れ、広々としたラベンダー畑でも眺めながらゆっくりするつもりだ。
状況を把握し適正化するには、不平不満を感じたり、他者を咎めたり、非難したり、恨んだり、憎む必要はない。
不平不満を感じるだけ、自ら重荷を背負ったりストレスフルなものに目を向けるようなものではないかと感じる。
※7/10追記
一都三県の会場は無観客になったらしい。7/12~8/22まで東京と沖縄は非常事態宣言だそうだ。8月に茨城で予定されていた大型ロックフェスも中止。
それでも、都内の大型ライブハウスではライブが行われる。アーケード街も人だかり。新宿や渋谷の雑踏では咳き込んでいる人もいる。
中止・実行の基準があいまい。付き合っていられない人は、政府や医師会の指示の有無にかかわらず、しれっとやりたいことをやるのではないかと想像する。
※7/14追記
昨日、初台の新国立劇場に行って、三谷幸喜作品の「日本の歴史」を見た。日本の歴史とテキサスの家族の歴史が交差するエンタメ系ミュージカル。ベテラン俳優に加え、秋元才加や宮澤エマもよく通る声でいい舞台だった。中劇場は千人以上入るらしいが満席。席と席の間には仕切りが設置されていた。非常事態宣言中でも劇場や球場はごった返している。無観客のオリンピックを不思議に感じる。まあ、ずいぶん前にオリンピックのチケットは払い戻してもらってるから関係ないけど。