波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

ミャンマーに行きたい

2007-09-28 11:11:10 | Weblog
日本人カメラマンが死亡 右胸撃たれる ミャンマー (朝日新聞) - goo ニュース

今朝、ミャンマー大使館に行った。
昨日も行ったけどなんだかものものしい。
1人の女性がアウンサンスーチーとアルファベットで書いた紙をもって座り込みをしている。
取材の記者たちも何社から7~8人来ている。
9時前に門の前をうろうろしていると、TBSやテレ朝の人などからインタビューを受けた。
昨日日本人が殺されたがどう思うか?とか、この時期にミャンマーに行こうとするのはなぜか?とか。

昨日もビザの申請に訪れたけど、ビザは出せないかもしれないと言われた。昨日窓口の人にミャンマーは交通も止まっていて観光どころでないと言われた。昨日は大使館の中は平穏だった。10月4日(木)から10日間行く予定だった、などと答えた。

日本人が殺されたことについては不運としか言いようがない。
ぼくは危険なところには行かない。ミャンマーに行くとしても最大限の情報を収集して、危険を避ける。

まあ、何ヶ月も前から今回の旅行は計画していて、ようやく遅い夏休みがとれたから航空チケットもとって、あとはビザを取るだけだったけど、まったくタイミングが悪い。

9時にはAFP通信社の部長クラスの人もやってきて門の前にいたけど、入れなかった様子。取材陣に囲まれていた。

門は閉ざされ、ものものしい。大使館に電話をかけると、「ビザの申請は受け付けない」と言われた。
窓口の人が「門の向こうで待たされている人がかわいそうだね」という声がちらっと聞こえる。

9時をすぎるとパトカーもやってきた。デモ隊が来るのかもしれない。
私も9時15分すぎには大使館を後にした。

ほんとうに心優しい人が多いミャンマーでこんな争いが起こって残念。
よほど民衆や僧侶も耐え難いものを感じているのだろう。

今回の騒動の原因は物価高。
それによって、現状に耐えられない人が臨界点を越えた。

絶対近いうちにミャンマーに行ってみたい。

私の関心はこの数年タイからベトナム、ミャンマーと移ってきた。
ミャンマーほど素朴で繊細で、はじらいがあってピュアな視線をもっている敬虔な人たちも少ないと思う。
そういう心にふれたいと思っていたのにな。ほんとうに残念。



※昨日は門が開いていた。でもジャーナリストでもないのにジャーナリスト用の、取材活動などを一切しないという誓約書を用意しろと言われて、今日出直してきた。そうしたら門が閉まっていて、受け付けつけてもらえなかった。非常に残念。チケットのキャンセルは3万円ちょっとするらしい。ビザもなくミャンマーにもいけないのでタイで途中降機するか、キャンセルするか、迷うところ。

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新聞が報じない、新聞社に関すること

2007-09-18 09:06:15 | Weblog
ネットや新聞で見られるニュースについて、これは痛いんじゃない?おかしいんじゃない?と一般人が突っ込みを入れることで注目を集めている「痛いニュース」にこんな記事があった。
  ↓
 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1031473.html
 2007年09月16日 
 赤字転落に怯える「朝日」。ネット社会のせいで新聞業界が構造不況に
 1 名前:【news:2】 留学生(東京都) 投稿日:2007/09/16(日) 05:02:18 ID:+HgiIyy/0 ?PLT
 ■[ネット時代の新聞]週間ダイヤモンドが特集「新聞没落」
 月曜日発売の週間ダイヤモンド(9月22日号)が「新聞没落」という特集を
 組むことが、ダイヤモンドのホームページに掲載されています。電車の中吊り
 のコピーは「凋落著しいマスメディア王者の瀬戸際」、スクープとして「朝日、
 日経、読売が共同で進めるマル秘ネット戦略ANYの全貌」という記事がある
 ようです。他にも、宅配モデル崩壊の危機、記者悲惨生活の一部始終など、
 刺激的なタイトルが並んでいます。
 以前から言っていますが、これまで「新聞の危機」と言えば「ジャーナリズム
 の危機」という内容のものが多かったのですが、いよいよビジネス・産業的な
 側面からの議論が始まったという感じです。
 (略)
 http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20070916/1189873070



たしか出版関係の業界誌「新文化」の8月14日号にも、新聞の売り上げが落ちていることが記事になっていた。
おそらく、週間ダイヤモンドは新文化の記事や、MyNewsJapanで追及されている、新聞販売店に必要以上の部数を押し付ける問題点も参考にしているのでは。ぜひ読んでみたい。

実際、新聞は成長が望めなくなってきている。
新聞の次はテレビ。そのうちテレビ局や新聞社が、ソフトバンクやNTTなどの通信関係の会社に買収されてしまうことも考えられる。そうなったほうがいいかもしれない。
新聞やテレビの人も早くからインターネットを重要視しているけど、どうも発想が枠の中。大きな柱になりえるものは生まれてきていない。

すでに、新聞の扱っている広告費は頭打ちで昨年は合計1兆円を割ってしまったけど、インターネット広告費は3600億。2007年は4000~5000億に達するはず。10年以内には新聞広告よりも大きな市場になる可能性が高い。
これからは通信関係の会社がテレビ局や新聞社よりも影響力が強くなる。


テレビや新聞の記事に懐疑的な視聴者や読者も増えた。
一昔はテレビや新聞の影響力というものは絶大だったけど、今はWeb上に各種の情報が集まるので、一つのテレビや新聞の言うことを鵜呑みにすることは少なくなってきた。
テレビや新聞は自分たちに都合の悪いことは報じないけど、おかしいのではないかな、と気付いている人も増えてきている。
週間ダイヤモンドの記事も注目を集めるのかもしれない。


朝日新聞も読売新聞も、新聞の売り上げが減っていることを報じたことはあるのだろうか。
あまり教育現場から支持があるとも思えないNIE(新聞を学校現場で教育に利用しようという取り組み)のことは機会をみては報じるのに。

朝日新聞も読売新聞も、内閣支持率は報じるけど自分たちの社説の支持率を調査したことはあるのだろうか。
自分たちの社説の支持率が意外に低いことをオープンにしたくないのだろうか。

朝日新聞も読売新聞も、去年詐欺的投資話で問題になった近未来通信のIP電話中継基地局オーナー募集広告を大々的に掲載していたけど、それに言及し、反省の弁を述べたことはあるのだろうか。

朝日新聞も読売新聞も、現在その商法が批判され裁判になっている自費出版(共同出版)系の新風舎の社長を大きく好意的に取り上げたことについて、釈明したことはあるのだろうか。あいかわらず新風舎とか文芸社とか新生社などの原稿募集の広告を大きく載せているところを見ると、自費出版の会社は相変わらずいいお得意様、広告主なのではないか。

環境保護のことは言うけど、どれだけの新聞紙が消費され、どれだけが無駄になっているか、報じたことはあるのだろうか。
印刷した新聞紙のうち少なくとも2~3割は配布されることなくそのまま回収され、また古紙としてリサイクルに回されている。新聞社は何百万部発行、などと言っているけど、発行している部数と実売の部数にはかなり開きがある。
少なくとも、年間100万トンもの新聞が配布されることなく、そのまま捨てたり回収されているのでは。
新聞紙は現在3~4割が新しいパルプ、6~7割が古紙でできていると言われている。新聞社はもっとも環境破壊に加担している業種の一つだと言える。

格差社会のことは言うけど、自分たちの給料のことは報じたことがあるのだろうか。
地方紙は安い給料で頑張っている人が多いし、大手新聞社の記者たちもプライベートを犠牲にして働いているけど、大手新聞社にはたいして競争力のある仕事をしていないのに、30代で1千万以上の年収がある人はいくらでもいる。


私は新聞が大好きで、10歳のころから毎日1時間は目を通してきた。隅から隅まで目を通していた。
そんな私でも、この数年は流し読みしかしなくなっている。
新聞社は、ちょっとは読者の意識を調査して紙面を変えればいい。
いまどき、連載小説を読んでいる人はごく少数。
投書欄もあまり読まれていない。社説も。

新聞はこれからどこに行くのだろう。

もし朝日新聞社や読売新聞社が赤字になり構造改革の必要性に迫られても、大規模なリストラなどはないのではないだろうか。赤字になってもうやむやのうちに、まるで改革が進まない日本の国家財政みたいに、問題を先送りするのだろう。
そんな新聞社に、国家財政がどうのこうのとは言ってもらいたくない。

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うめずかずお邸の完成はまだ

2007-09-17 00:04:53 | Weblog
うめず邸の完成はまだのようだ。事なかれ主義の地裁は、和解を勧告だとか。当然うめずさん側は拒否。
どんどん論争してください。

地球温暖化のこのごろ、東京もあったかくなってきています。ラテン化だって近いかも。
イタリア北部のブラーノ島では、ピンクとか青とか原色の壁は当たり前ですよ。
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一本締めとチョン締め

2007-09-16 21:27:24 | Weblog
部屋の掃除をしてたらむかしの新聞の切抜きを見つけた。

-----------------------------------------
2004年(平成16年)5月15日土曜日 朝日新聞 p14 

■東京 神田⑥ 丸く収める 327
 「いよ~、ポン!」。サラリーマンの飲み会でよく聞く一本締め。だが、「それは、ちょん締めだね」と江戸町火消し「よ組」の流れを引く「1区1番組」の組頭、西出幸二さん(73)は言う。
 神田で一本締めと言えば「パパパン、パパパン、パパパン、パン」。これを3回繰り返せば三本締めだ。
 9回たたいて、最後にもう1回。だから九+一で「丸」。「すべて丸く収めようっていう意味があるんだ。1度締めたら、後は何も言いっこなしだよ」
                        (蛭牟田繁)
 次は浅草ロック座です。
-----------------------------------------


この記事を読んでへー、っと思ってから、会社で「では一本締めを!」などと言われたときに気になっている。
1人だけ「これが正統だ~」というように「パパパン~」とはじめたら、おもいっきり浮くだろうな~。ほぼ全員「ヨォーー、ポン」を一本締めと思っているから。
でもそれは本来は「ちょん締め」。

もしかして差別語として認定されている「ちょん」と同一だと思って忌避している?

でも、差別語のそれとこれはまた違う語源だから、そろそろちょん締めっていう言葉を認めてあげてもいいのでは。

チョンは本来差別語じゃない。「チョンマゲ」も「ちょん切る」も差別語に由来してない。

そもそも、ちょん、というのは「ちょこんと」「ちょこっと」などと同じく、些細なもの。
第一、朝鮮はハングル読みでチョソンだし、どこのだれが見下し用語としてチョンなどと言い始めたの?言葉をいい加減に使わないでほしい。言葉にも失礼だし外国の人にも失礼。

もしかしたら、韓国人が韓国の被差別民を白丁(ペッチョン,ぺクチョン)と読んで見下していたのが、日本人の耳にも入ったのかもしれない。
(むかし、旧満州国で満族が漢族を指して清国奴_チンクォヌと言ってさげすんだのが、日本人がチャンコロと聞き誤って見下し語として使ったという説もある。それに似ているかも)


まあ、どちらにしても「ヨオォォーッ、ポン」はチョン締めと言っていいのではないでしょうか。

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幸薄女と幸あり女

2007-09-13 19:29:21 | Weblog
成城や下北沢、代々木上原などを通る小田急線は朝の通勤時も女性が多い。なかなか華やかな人が多いのだが、ふと窓の外に目をやると、ホームに幸薄そうな人の顔を見つけることもある。

幸薄女の特徴は、全体的にネガティブ系。
みけんにしわが寄ってるときもある。
お金を持っていても豊かそうには見えない。
体型は細め。
顔の色があまり良くない。
髪も無造作。
視線が暗い。
化粧はあまりしていない。
いやなことを引きずりがち。
等々。

男についてはあまり幸薄な感じの人を見かけないのだが、私が気づかないだけだろうか。
幸薄そうなネガティブっぽい女性だけ目につく。


それと対照的に、いつもニコニコしている福を招きそうなポジティブな女性もいる。
幸薄そうな人に対して、幸有りそう、という言葉をあてて幸あり女とでも言うべきか。
あるいは福有女、福娘、華やか女、幸せ女、ふくふく女、ニコニコ女、幸せ女、ぴったりくる名称が思いつかない。
とりあえず、ここでは幸あり女とでも呼びましょう。

幸あり女の特徴は、全体的にポジティブ系。
にこにこしていることが多い。
お金がなくても貧相に見えない。
やや肉付きが良い人も多い。
肌につやがある。
おしゃれしてなくてもあかぬけて見える。
視線は明るい。
好奇心旺盛。
いやなことを引きずらない。
等々。


おそらく、造形的に美人度が同程度の人であっても、幸薄女よりも幸あり女のほうがもてるでしょう。
幸あり女と結婚して幸せな生活をしている男性は多いはず。
幸薄女と結婚してネガティブな生活をしている男性も同じくらい多いかもしれないけど。


男性の場合は、どうだろう。最近、意外にもててるのは口説かない系男。
正直系というかまじめ系というか誠実系というか。それでいて優しくて寛容。頭もいい。
そういう人が続々とけっこう魅力的な女性と結婚している。
遊び系の合コン系の、キャバ好き男が30過ぎてもなかなかもてないのを尻目に、意外にまじめ系が健闘。
ポジティブな明るい女性と堅実で寛容な男性は相性がいいのかもしれません。

したたかさや強さがないニッポンには、かわいい女性とやさしい男が似合うのかも。

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舛添首相待望論

2007-09-12 18:47:43 | Weblog
安倍首相が辞任するという唐突なニュース。
タイミングが不可解。
やはり健康状態が大きな原因なのだろうか。

オープンにはなっていないけど、もう10年以上も前に、安倍さんは大きな病気をしたという説がひそかにささやかれていた。うわさでは胸系。
健康には気をつけてもらいたかった。回復を祈ります。


安倍さんは、人が良すぎたのかもしれない。
小泉さんは、本当に死んでもいい、という心構えで首相の座についていたけど、安倍さんにそれだけの気概は感じなかった。

次の首相は、それなりの気概がある人になってもらいたい。
なめたことをする政治家がいたら睨みつけられる人。

誰かいるかな、そんな政治家、と考えたらふと舛添さんの顔が浮かんだ。
舛添さんが首相になってもいいのでは。自民党も改革される。
国家組織も幾分整理される。
頭いい人がトップダウンで改革しなければいけないことがまだまだある。



辞意「月曜に聞いていた」 麻生幹事長(gooニュース) - goo ニュース
(略)
麻生氏は、総理の辞任の意向は月曜以来3日間変わらなかったと述べ、「さきほどの会見で与謝野官房長官があげた健康上の理由もあった。それは私らも薄々は感じていた。大きな理由のひとつだったのかなと思った。首相がオーストラリアから帰ってきた時、疲れているなと思った。健康と言うのは大きな、迫力とか覇気とかそういうものが萎えるので、それはしんどいかなというのが率直なところだ」と話した。
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究極の死刑回避術

2007-09-05 19:57:01 | Weblog
橋下徹弁護士が、8/29に書いた「光市母子殺害事件弁護団緊急報告集会出席報告(5)」というブログの中で興味深いことを書いている。

http://hashimotol.exblog.jp/6366720/#6366720_1
>(略)彼ら弁護団の責任はどうするんだよ。
>弁護士会も何も動かない。
>この弁護団がやった行動こそ、まさに究極の人権侵害!!
>僕は麻原については、犯罪事実が立証される限り、死刑は当たり前だと思う。
>だけど、近代国家にあって、3審制が定められている以上、3回裁判を受ける
>権利は絶対に保障されなければならない。
>この裁判を受ける権利を絶対に守るためにこそ弁護人が存在しているんだと僕
>は思う。
>麻原弁護団は、麻原被告人に、1回しか実質裁判を受けさせなかった。
>2審、最高裁は、書面の提出期限オーバーの理由だけで裁判を打ち切ったんだ
>から。
>そして、この1回の裁判だけで、死刑が確定した。
>こんなこと、裁判史上はじめてのとんでもない事態なんだよ。
>ことの重大さを、弁護士界をはじめ、刑事弁護命の弁護士たちは全くわかっちゃ
>いない。
>そして弁護団は、裁判所の打ち切りを批判している。
>おいおい、期限を守らなきゃならないのは、一般社会の常識だし、夏休みの宿題
>に追われている小学生だってわかっていることだよ。麻原弁護団は小学生以下だね。
>麻原被告人には死刑が確定したけど、何よりも死刑が執行されるかどうか疑わしい。
>というのは、死刑を執行するためには法務大臣が命令しなければならないんだけど、
>もともと日本の法務大臣は死刑執行には消極的。
>それが、実質一回しか裁判を受けていない状態で、死刑執行の命令書に署名ができ
>るかね。
>麻原死刑囚には死刑が執行されないまま、法務大臣の引き継ぎ事項になるんじゃな
>いかと危惧している。
>その全責任は麻原弁護団にある。
>もしかして、死刑反対論者の彼らは、そこまで見越して書面の提出を拒んだんじゃ
>ないか。それだったら究極の死刑回避術だよ。


究極の死刑回避術、ですか。
これはすごい。
オウム裁判で10名以上の死刑判決が出たことについて、ぼくは刑が重過ぎるのではないだろうか、国家にたてつくってことはそれほどまでに重罪なのか、と重い気分になったけど、もしかしたら次々に、旧オウムの幹部が処刑されても親分だけは生き延びる、ということにもなりかねないわけですね。酷です。




その、麻原弁護団と団長がかぶってる光市母子殺害事件の弁護団について、ぼくは8/28「ついに橋下(はしもと)弁護士が提訴されるらしい」でふれた。
「弁護士さんたちは正義は自分たちにあると思っている」というようなことを書いたけど、橋下弁護士も「自分こそが正義の担い手なんだという妄想に浸っているから、自分のやっていることが全て正義、それに反することは不正義と信じ込んじゃうんだろうね」と書いていた。認識が近い。

それに対抗するかのように、「橋本徹弁護士は責任を追及されて当然でしょう」とブログで8/28に意見を述べた山口貴士弁護士は、ブログ上で「追記」として次のように書いて橋下弁護士のブログにリンクを貼っている。

http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2007/08/post_b268.html#comments
>ところで、同業者のことを「チンカス」、「カルト集団」呼ばわりしたことについて
>の弁明はないんでしょうか?こっちの方が、確実に弁護士としての品位を害しますし、
>懲戒に値すると思いますが。


でも、この件については、山口さんは下手に手を出すと傷を負うから控えめにしておいたほうがよいと思います。
橋下弁護士が、光市母子殺害事件の弁護団の弁護士たちや山口さんを、「世間知らずの、人の目を意識していないオタク」扱いしたところで、しかたない面もある。
橋下弁護士の土俵での勝負は避けるべきでしょう。

顔も髪型もしゃべりも服装も一般人以上の橋下弁護士に対し、妙な髪形の妙な口調の締まりのない体型の、静かな視線の弁護士さんたちが立ち向かおうと思っても、それはまず無理。
(中にはさわやかでかっこいい弁護士さんもいますが)

橋下弁護士の挑発に乗って「たかじんのそこまで言って委員会」に出て相手をしてしまったら、いくらしゃべってもますます評判は悪くなってしまう。テレビ慣れしていないし。
(それに、橋下弁護士は弁護士の中でも頭の回転が速いほうだと思う)


光市母子殺害事件の弁護団の弁護士たちや山口さんたちは、地道に、一般人にもわかる論理で淡々と説明を続けていくべきでしょう。
感情的に主張する必要はない。自分たちを正義だと思う必要もない。一般人を衆愚扱いする必要もない。

法律の枠の中で物事を処理すればいいだけ。
別に何々教や何々主義を信じていてもいいから、淡々と物事の処理を進めてください。

自分が正義だと思ってしまうと、落とし穴にはまってしまう。
そもそも、弁護士さんは社労士さんや司法書士さんなどと同じで、哲学者や思想家ではない。
(だからこそ、落とし穴にはまることがあるかも。要注意)



橋下弁護士が改めて弁護団批判 光市事件懲戒請求問題で(朝日新聞) - goo ニュース


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バルチックカレーの中国制覇プロジェクトについて

2007-09-04 20:18:26 | Weblog
2006年の12月くらいだっただろうか、「中国制覇プロジェクト」としてバルチックカレーが中国に進出するというメルマガ広告を見た。
今もまだ派手に投資者を募集している。
 ↓
http://www.baltic-pj.jp/china/index.php


すでに何百人か1口100万円で投資しているみたいだけど、二の足を踏む人も多い。
広告ではまるで中国のカレー店のオーナーになれるような書き方だけど、実際は店舗の90分の1×3店舗の権利を持つだけだし。
(共同出資、みたいなものですね)

第一、「中国側パートナーの中植企業集団有限公司は傘下にハルビン中融銀行を持ち、中国最大手の光大証券の代表は、解董事長の実兄」などと書いてあるけど、だったらそのハルビン中融銀行からお金を借りて出店すればいいのでは、と感じる。
なぜ多くの一般投資家からお金を集める必要があるのだろうか。
本当にきちんとした計画だったら日本の銀行でもお金を貸してくれるはず。

取り寄せた資料には、投資を検討するのに適切なレベルの数字や計画が見当たらない。
中国の経済が右肩上がりというのと、カレー店の将来性は同一視できない。


知ってる人は知っているけど、バルチックカレー(バルチック・システム)は、ある会社の企画によってスタートした。
「外食ベンチャー日本制覇大作戦」がはじまったのは1998年。そのときも多くの投資家からお金を集めた。

月刊「頭で儲ける時代」(あいであ・らいふ社)が個人投資家を募り、世に送り出した会社は多い。
 ↓
(エンジェルバンクの企業)
http://araara301.web.fc2.com/page003.html
(エンジェルバンクについての掲示板)
http://8210.teacup.com/araara301/bbs


一目瞭然、エンジェルバンクの企業は成功率が低い。
元本割れの率が非常に高い。
投資家に詐欺だと言われて裁判になってしまったものもある。



昨年末の段階で、中国ハルビン郊外出身の知り合いは次のようにコメントをくれた。
 ↓
>この手のものは、ほとんど詐欺まがい。
>相手にしないほうがいいでしょうね。


あいであ・らいふ社と長年仕事をしていた知り合いも、最近このように言っていた。
 ↓
>バルチックカレーの話はよく知らないけど、
>あいであらいふは、かなりヤバイ会社。
>いままでにも似たような投資話で何度も訴えられてるし。



ネットの巨大掲示板にもいろんな書き込みがあるみたい。
 ↓
>こまちゃん | 2007/06/06 11:02 AM
>バルチックカレーはですねぇ、トレードチェックシステムっていうバーター取引詐
>欺会社と同じグループだから、たぶん、こういうの上手いんですよね。上手いと言
>うか勧誘する人員は大量に抱えてるんですよ。ただ、カレー屋の出資だけで雇って
>るわけじゃないので。ちなみに、同グループは頭で儲ける時代っていう雑誌の発行
>元ですね。
>
>とおりすがり | 2007/06/06 12:04 PM
>お忙しいと思うので各社会社概要リンク集。まぁ、全部同じビルなんで分かりやす
>すぎですけど。
>TCバータークラブ
>http://www.tradecheck.co.jp/ir/index.html
>あいであらいふ(頭で儲ける時代発行)
>http://www.atama.co.jp/corp.htm
>バルチック
>http://www.baltic.co.jp/text/gaiyou.html



信頼性にはやや疑問がある様子。

それはともかく、「田中宇の国際ニュース解説」、「国際派日本人養成講座」、「ロシア政治経済ジャーナル」などといった、分析のしっかりとしたメルマガを発行されている、田中宇(さかい)、伊勢雅臣、北野幸伯(よしのり)といったプロフェッショナルな方々が、なぜバルチックカレーの投資話の広告をメルマガに掲載するのか不可解。

特に田中宇さんのメルマガでは「広告」と書かないでメルマガ本体の最初にバルチックカレーの記事が載っていたので、田中さんの書いた文章だと思ってしまった人もいるかも。

いくらかの広告料収入、アフィエイト収入を優先されたのでしょうか?
ぜひ分析力ある彼らの目で、バルチックカレーの投資話を分析していただきたいものです。


※参考 ニュース・情報系の有名メルマガに掲載されたバルチックカレーの広告記事

>田中宇の国際ニュース解説 2007年6月19日 http://tanakanews.com/
>
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
>日本では業界第2位のバルチックカレーが、
>14年連続2ケタ成長の中国外食市場に進出します。
>
>ここ数年、日本のカジュアルフード人気が高まっている中国。
>2008年の北京五輪、2010年の上海万博と、ビッグイベントが目白押しです。
>これに伴い、中国の外食産業の需要も、ますます高まっています。
>
>そこで、今回バルチックカレーは中国の進出を決定しました。
>「バルチックカレー中国プロジェクトFCオーナー」を募集します!!





>________________________________________________________________________
>■■■ Japan On the Globe ■■■ 国際派日本人養成講座 ■■■
>■■■
>■■■  バルチックカレー中国制覇プロジェクト、
>■■■  http://www.baltic-fc.jp
>■■■
>■■■■■■■■■■■■【号外広告】■■■■■■■■■■■■
>
>こんにちは。カレー専門店チェーンの「バルチック・システム」です。
>「バルチックカレー」からお知らせがございます。
>このほど中国の外食市場に参入することが決まりました!!。
>
>日本では業界第2位のバルチックカレーが、
>14年連続2ケタ成長の中国外食市場に進出します。





>=== RPE Journal===================================================
>
>
>       ロシア政治経済ジャーナル 号外
>
>                         2007/5/10号
>
>=================================================================
>■■■
>
>■■■  バルチックカレー中国制覇プロジェクト
>
>■■■  http://www.baltic-fc.jp
>
>■■■
>
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
>こんにちは。カレー専門店チェーンの「バルチック・システム」です。
>「バルチックカレー」からお知らせがございます。
>このほど中国の外食市場に参入することが決まりました!!
>
>日本では業界第2位のバルチックカレーが、
>14年連続2ケタ成長の中国外食市場に進出します。





今日(9/5)もまた広告メルマガが入っていました。

>=== RPE Journal===================================================
>
>
>       ロシア政治経済ジャーナル 号外
>
>                         2007/9/5号
>
>=================================================================
>
>本日は、『ロシア政治経済ジャーナル』をいつもお読みいただい
>ている皆様にビッグなお知らせがあります。
>
>平成9年、神田錦町に1号店を開いた後、順調に成長してきた、
>バルチックカレーをご存知ですか? 
>
>FC店も合わせると、すでに70店以上展開しています。
>
>その会社が今、中国制覇プロジェクトを進行中なのです!
>
>そして、そのプロジェクトに、あなたもわずか100万円で
>FCオーナーとして参加できるとのこと。
>
>わずか100万円で巨大中国市場のレストランオーナーに
>なれるのです!
>
>そして今回の募集に限り、
>株式取得の権利=ストックオプションを付与するとの事。


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差別的表現に思うこと

2007-09-03 19:29:27 | Weblog
ひさびさに「きっこの日記」をちらっと見た。
相変わらず過激ですね。

2007/09/01 (土) 天高く馬肥ゆる秋 1
(略)タバコみたいな害も無く、極めて健康的な平和主義者の嗜好品であるマリファナの場合は、去年の秋に収穫されたモノと、その年の秋に収穫された新モノとを比べると、明らかに差がある‥‥そうだ。やっぱり、新モノは、何よりも香りが良く、ノド越しも良く、主成分のTHCも飛んでないから、効き目にも差がある‥‥そうだ。レゲエのリリックに登場するマリファナの描写にも、秋のハーベストの素晴らしさを歌ったものが多いけど、これからは、「新大麻」ってのも秋の季語にして欲しいと思う今日この頃、皆さん、今年の夏は何かステキな思いでができましたか?


すごい。。。
警察がこわくないのでしょうか。嶽本野ばらさんも昨日午後大麻所持で捕まってしまいました。

ちょうど昨日、下北沢のヘンプレストラン麻っていう小ぎれいなカフェで、麻の実豆腐とか麻の実パンとか麻の実をまぶしたフライドチキンとかのランチセットを食べたけど、おしゃれな人が多くて、全然大麻臭い人とかレゲエな人とかエスニックな人がいなくてさわやかなものでした。
濃い人があまりいなくてちょっと安心。(麻の実を料理に使うのは合法。こうばしくておいしい)

たしかに、大麻(マリファナと同じ)はたいして害がないのかもしれないけど、法律で禁じられていることは守ってもいいのでは。法律を守らないとそれなりにリスクはある。
きっこさんは塀の中に入るリスクが少ないと考えているのでしょうか。
あるいは、そういうこともどうでもいいくらい気持ちのいいときに書いてしまったのでしょうか。。。


さらにおどろいたのが下記の部分。

2007/09/01 (土) 天高く馬肥ゆる秋 2
(略)紀元前5世紀ころから紀元後5世紀ころまでの約1000年の間、中国の北西部、今のモンゴル地方を中心にして、「匈奴(ふんぬ)」って言う遊牧騎馬民族が一大勢力を誇って支配してた。ちなみに、この「匈奴」ってのも、今の「支那」とおんなじように「差別語」に入れられてんだけど、「支那」に対する「中国」みたいな代替語がないから、仕方なく「匈奴」って言葉を使わせてもらう。あたしは、普通に「中国」って言えばいいものをわざわざ「支那」って言葉を選んで多様してる一部の右側に偏ったクルクルパーどもとは違うから、あたしが「匈奴」って言葉を使うのは、差別することが目的じゃなくて、正しく伝えるための選択だ。


ちょっと補足したい。
「匈奴」は差別的な漢字が使われているけど、それは「吐蕃」「蒙古」や「倭」などと同じ意味で差別的。中国の王朝が周辺民族を下に見てつけたネガティブな名前。
だから、世界史の教科書では中国の立場から「匈奴」「突厥」「吐蕃」「蒙古」などと言わないで「フンヌ」「テュルク」「ティベット」「モングー」などと言えば比較的公平では。
そうすれば差別的でもないでしょう?
「倭」を「日本」と書かないのは1500年以上前に当時そんな語がなかったから。「ワ」とでも書けばいい。
「支那」も「中国」という国はなかったので「シナ」あるいは「チナ」にでもすれば問題ないのでは。

きっこさんは勝手に「匈奴」が差別語だと言っているけど、そんなことはありません。
「差別語」というのは、見下すような意味があるので使用を控えるのが社会的に正しいと認識されている語。
見下すような意味があっても、社会的に問題となっていなければ差別語として認識されないのです。
蒙古も吐蕃も匈奴も、差別語認定されていたら世界史の教科書に載せられないはずです。


ま、それはいいとして、ここでは支那っていう語を使う人はクルクルパーの差別者だ、というようなことを言っている。
これは興味深い。
差別していると思われる人たちに対して、「クルクルパー」と言っている。
この表現には、レベルが低い、価値がない、否定されるべき、バカらしい、等々の意識を感じる。
それって、、、、差別してることなんですけど。。。

世の中から差別がなくなればいいと思うのであれば、まず差別している人を差別することを控えてみてはいかが。
世の中から暴力がなくなるようにするには、まず暴力的発言をする人に暴力的発言を返すことをやめてみてはいかが。
そうでないと、人をバカにすることや自分の考えを強引に押し付けること、差別や暴力のどうどうめぐりは止まりません。


犯罪者を差別することを当然だと思う人は、知らず知らずのうちに差別者になっている。
否定されても当然の、価値のないものだ、と意識している。

平和憲法を守ろう、戦争反対って言う人や、犯罪者の権利を守ろうっていう人は、ときどき何かを否定していないでしょうか?
否定してたら、中国を見下すときに「支那」と言う人と同じ思考レベル。
(もし、芸風としてわざとクルクルパーなどと言っているのであれば、まじめに考えてしまってすみません。芸ならありかとも思います)

ついつい何かを否定してしまうことを克服できれば、夢の実現に一歩近づくかと思います。


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代田一丁目のフラミンゴハウス

2007-09-02 17:23:33 | Weblog
楳図(うめず)かずお先生は、稀代のストーリーテラー。漫画家の枠を越えて、歴史に残る人だ。

吉祥寺南町一丁目に赤白ストライプの家を建てようとしたところ、違法でもないのに隣町の人が出てきて、色彩の暴力だとか言って糾弾し、楳図かずお先生は心を痛めた。

三鷹駅に近い中町に住む代理人さんは、もしかしたらいろいろ主張することで自分の存在を感じる人なのかもしれない。
だけど、今回の件は裏目に出てしまった。
ネット上で個人情報をばらされてしまったし。

楳図かずお先生にとっても、訴えた人にとっても、不幸なこととなった。


ちなみに、私の住む世田谷区代田一丁目(下北沢駅から歩いて15分?)には、フラミンゴハウスと私が呼んでいるピンク色の住宅がある。天理教の分教会と向き合ってて、妙なコントラストとなっているけど、ピンクハウスというかフラミンゴハウスというか、この建物に対して文句が出たということは聞いたことがない。

代田はファッション関係者とか音楽関係者とかメディア関係者とか、ギョーカイ系の人も多いから(代田駅前の服屋さんの女の子がそう言ってた)、芸術的なものに寛容なのかもしれないけど、吉祥寺だって芸術的な人がたくさん住んでいるんだから、楳図かずお先生を擁護する人が多いのではないかと思う。

来週あたり、吉祥寺の南町一丁目にちょっと行ってみようかな。

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青山ブックセンター、再倒産へのカウントダウン

2007-09-01 00:33:40 | Weblog
8/31金夜、久しぶりに青山ブックセンター渋谷店に向かった。
エレベーターに乗る時、貼り紙に気がついた。

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青山ブックセンターHMV渋谷店 閉店のお知らせ

お客様各位

青山ブックセンターHMV渋谷店は2007年8月31日(金)をもって通常営業を
終了し、9月17日(月・祝)をもちまして閉店とさせていただきます。
日頃のご愛顧、まことにありがとうございました。
開店以来、支えていただいたお客様への感謝の意も込めまして
9月7日(金)より17日(月・祝)まで、洋書の売りつくしセールを開催いたします。
皆様のご来店、お待ち申し上げます。

【今後のスケジュール】
8月31日(金)  12:00~21:00 通常営業終了
9月1日(土)
 ~       準備期間のため休業
9月6日(木)

9月7日(金)
 ~       12:00~21:00 洋書最大80%OFFセール
9月17日(月・祝)

                青山ブックセンターHMV渋谷店 
                     TEL 03-5428-1775


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通常営業最後の日だというのに、お客さんは少ない。
この板張りの床、雰囲気がいいんだけどなー。ざんねん。
このあと、何になるんだろ。

いよいよ青山ブックセンターは窮地。
ほんの数億でいいから、渋谷のIT企業の社長でも支援してくれませんでしょうか。


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