波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

ジュンク堂書店池袋店

2016-01-28 22:07:24 | Weblog
むかし、ジュンク堂池袋店でしばらく働いていた。
昼休みに、近くのとんこつしょうゆラーメン、屯ちんに行くのが楽しみだった。
当時は大盛りでも1杯500円という安さ。現在はたしか680円まで値上がりしている。
池袋の屯ちんは、なぜか美男美女のカップル率が比較的高い。
ぼくはひそかに、リア充ラーメン、と心の中でつぶやいている。

今でもたまにジュンク堂書店池袋店に立ち寄る。
1Fの雑誌売り場をぶらつくことが多い。
混んでいる日曜日、レジの前に、SEALDsを応援するような本がたくさん並べられているのを見たけど、そのコーナーに人が立ち寄る気配はあまりなかった。
(ぼくが見ていた間に、足を止める人はいなかった)

ジュンク堂の池袋店に特に政治的な姿勢を感じたことはないけど、リベラル的というか左派的というか、そういった感じの本を平台で特集すると、それに対してネット上で批判する人もいる。

よくわからない状況だなあ、と感じていたけど、ネット上には左派的な立場からジュンク堂池袋店を批判している人もいるようだ。
右から左から暴力的な発言を受けて、ジュンク堂の書店員もたいへんだな、と同情する。。。

> http://shamisen.jp/archives/506
> 萩原 遼 @hagiwara_ryo
> 池袋ジュンク堂大好きだったぼくは、「マンガ嫌韓流」を筆頭としたヘイト本が
> 平積みにされたコーナーを見て以降行っていない(反論本コーナーはナシ)。
> 羽田空港国際線ターミナルの書店にも同様にアジアヘイト本コーナーがあった。
> さすがにこれは抗議しようかと思ったがやめた。理由は言うまでもない。

三味線芸人の萩原遼さんに言いたい。
池袋のジュンク堂書店員は、ヘイトスピーチを支持したりしてないですよ。
保守派の学者や中韓出身の人が言葉を選んで記述している、中韓などに批判的な書籍に異論があるなら、どこがヘイトスピーチにあたるのかきちんと示すべきではないでしょうか。
具体的に冷静に説明することができないのに、自分の意識に心地よく響かない言説を「ヘイトスピーチだ」と決め付けて排除するのは、リベラルな姿勢ではないように思います。
(ぼくには中国出身の親しい友人がいる。中国に興味があるのでいわゆる中国批判本も何冊か読んでみた。煽った安っぽいタイトルとは裏腹に、本文は比較的穏やかな分析が記述されているのが意外だった。抑えたトーンで、相手を否定ばかりしているわけでもなく、これを反中本とかヘイト本と一括りにするのは乱暴な認識だな、と感じたことを思い出す。。。)

かつて萩原さんは、セ三味ストリートのホームページだかどこだかで、母親が韓国人だか韓国系だかということを書いていた。
そういった立場を知っているファンが少なくない中で、中韓批判本に異論を唱えるのであれば、なおさら、冷静さが求められると思う。
自分のアイデンティティを守るためになりふり構わず文句を言っていると思われたら、言論人として不利だ。

セ三味ストリート、という三味線芸人グループには親近感がある。
むかし、邦楽器を演奏するサークルに所属する知り合いがいた関係で、学生時代の萩原遼さん(当時はSさん。ホームページで見たところでは、どこかの旧家に婿入りして名前が変わったとか)の存在を以前から知っている。

以前、都内の三茶de大道芸というイベントに参加されていたときは、パフォーマンス後に千円投げ銭させてもらった。
むこうから見ればぼくはありふれた1人の客にしかすぎないだろうけど、ぼくはむこうのことを少し知っている。

近年は三茶de大道芸に出ていないみたいだけど、また出演されることがあったら見に行きたい。アクロバティックな演奏はいい意味でバカバカしくてエンターテイメント的で楽しい。電撃ネットワークみたいな無茶はしてないけど、それでも型破りでおもしろい。
またよろこんで千円投げ銭したいと思う。


コメント (36)
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読売新春懇親会

2016-01-27 22:45:26 | Weblog
1/27水昼、パレスホテル東京で読売新聞主催の「新春懇親会」があったので足を運んでみた。
出版社や書店の幹部が500~600人も集まるらしい。
今年90歳になるというナベツネさんの姿を見ておこうと思った。

会場に着くと、まず白ワインのグラスに手を伸ばした。
周囲の出版社・書店のお偉いさんはウーロン茶を手にしている人が多い。
いくら白髪が増えたと言っても、下っ端ヒラ社員の私は場違いな感じ。

12時すぎにナベツネさんの挨拶がはじまった。
最初のひとことだけ立っていらっしゃったけど、すぐに着席。
「皆さんは下半身ぴんぴんしているけど、私はもうだめだから座らせてもらう」
というようなことを発言。
「下半身ぴんぴん」には下ネタを連想してしまう人も多いのではないだろうか。
あるいはそういうことを昼間から口にする人なのだろうか。

さらに、ぼーっと話を聞いていると、
「どこそこの福袋に大人の絵本が3冊入っていた。大人も云々~」
という発言が耳に入った。
何度も「大人の絵本」と言っているけど、一定以上の年代の人は、エロ本のことを連想するのではないだろうか。
ここで言っている「大人の絵本」とは「大人向けの絵本」のことなのだろうか、あるいは近年ヒットした「大人の塗り絵」のことだろうか。
そんなことだけ気になった。

次に、日書連(日本書店商業組合連合会)の船坂良雄会長の挨拶と、乾杯の音頭。
書店業界で船坂といえば渋谷の大盛堂書店の船坂弘元軍曹。伝説的軍人だ。あの人の息子さんが、この人か、と感慨深く眺める。

乾杯のあとは、懇談というか雑談。
しかし、何百人も集まった中に知り合いの社長は一人も見つからず、手持ち無沙汰。
スシカウンターで寿司をもらったり、大皿からちょっと料理をとったり、小さなケーキを3個食べてみたり。
フォークを取ろうとしてお手つきしそうになったら、偉そうな人が譲ってくれた。恐縮。懐深い人はがっつかない。
それにしてもあまりにも暇なので、1時すぎには会場を出て、歩いて会社に戻った。。。。
(ワインをちょっと飲んで帰ったことは内緒)

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