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波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

沖縄サトウキビ農家への補助金

2014-08-27 22:44:06 | Weblog
昨年台北の老先生を訪れた。
チャーターした車で丸一日台湾北部を案内していただいた。

ふと道端に大きなカヤのような植物が生えていたので、「あれはサトウキビですか」と聞くと、違うと言われた。
フィリピンなどから安い砂糖が入ってくるようになり、台湾でサトウキビ栽培は成り立たなくなったらしい。

沖縄では、各地でサトウキビ畑を目にして南国情緒を感じる。
サトウキビ畑の間を車で走ると、ついつい「ざわわ~ざわわ~♪」と口ずさむ。
だが、沖縄のサトウキビ畑は、補助金がないと成立しない風景なのだろう。

サトウキビの収穫は重労働だけど、栽培自体はそれほど難しくない。
比較的手間がかからないと言われるお米の栽培よりも楽かもしれない。
そこそこの面積しかなくても生活できる収入が見込めるのなら、サトウキビ栽培はおいしい。
河川が少ない沖縄では稲作がむずかしく、耕地面積の約半分がサトウキビ畑だ。

<参考>
http://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000792.html
沖縄県におけるさとうきびは、県全体の農家数の約8割、耕地面積の約5割、農業産出額の約2割を占める基幹作物であり、特に多くの離島を抱える本県において、製糖業とともに地域経済、社会を支える重要な作物となっている。



サトウキビ栽培はそれほど儲かる仕事ではないらしいけど、
「補助金があるからサトウキビを栽培する」、という姿勢の人が多いことには批判の声も多い。

<参考>
・サトウキビ農家への補助金の驚愕の実態
http://refe.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-326c.html

・サトウキビ1tに国の補助金約16000円 でも農家は儲からず
http://news.mynavi.jp/news/2013/04/19/198/
「肥料や農薬の代金を支払い、農業機械などのローン返済をすれば、農家自身の手元に残るのはわずか。一方、農家がサトウキビを作れば、農協にはマージンが入る。補助金の窓口から肥料・農薬・機械の購入や資金の借り入れまで、すべて農協経由になっているからです。農家は疲弊し、農協が栄える。大半の農家は農協に依存しているから、農協が得をする仕組みに異を唱えられない」
一部には、農協主導ではなく自立した農業を目指す人たちもいる。しかし、そうした農家は出荷などに際して、農協や周囲の農家から嫌がらせを受ける例もあるという。離島の生活を支援するはずの補助金が既得権化し、新たな試みに踏み出そうとする人を邪魔するのでは本末転倒もいいところだ。



日本の農村部では、生活保護をもらっている人は比較的少ない。
村社会では他の人の目が気になる。自分だけ働かずに収入を得るという行為は、後ろめたいのだろう。

ただ、田舎では、税金に養ってもらっているような人は多い。
農作物関係の各種補助金。給料に見合うだけの仕事をしているのか疑問視される公務員や議員。
親戚中公務員という家庭もめずらしくない。
農業に関しては、さまざまな補助金がある。
http://www.miyakomainichi.com/2013/05/49667/


2014年、沖縄のサトウキビ生産量は675千トンだった。
http://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000792.html

1トンあたり1.6万円の補助金だけではなく、サトウキビの機械化などに関しても補助金が支出され、個人や農協・起業などに支払われている。
大ざっぱに計算して、675千トン×1.6万=108億円。
1.6万戸のサトウキビ生産農家1戸あたり66万円の補助?
1.3万ヘクタール≒4千万坪で108億円ということは、1000坪あたり27万円?

2014年、琉球大学に払われた運営交付金は127億円だった。それに相当する。
妥当なのだろうか、甘いのだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/la_old_september/e/c080e5e934b7c569e59751203add2df4


沖縄には、マンゴーやドラゴンフルーツや紅茶やコーヒーなど、独自の農業でがんばっている人が多い。
サトウキビ栽培ばかり惰性で続ける必要もない。

漫然とサトウキビ栽培を続けて税金をむさぼり続けることに違和感がある人は、
新しい農業に立ち向かうべきではないだろうか。

沖縄は革新派の人が多いと聞く。
保身的な、わるい意味で保守的な行動を取るのではなく、革新的なアイデアで収入の確保を目指すべきではないだろうか。

<参考>
http://www.maff.go.jp/primaff/koho/pickup/pdf/seisakukenkyu2006-12-3.pdf
p76
(3) さとうきび生産拡大のための行政の取り組み
 さとうきび生産が沖縄県の経済に与える波及効果は大きいと考えられており,県内のさとうきび生産は約 4.3 倍の経済波及効果を持つともいわれている(1)。そして,さとうきびは,沖縄県の重要な振興対象作物と位置づけられ,価格に関しては,国産糖交付金制度による最低生産者価格に加えて,沖縄県の分みつ糖企業に対しては糖業振興臨時助成金(平成 15 年度 13 億円)と含みつ糖企業に対する含みつ糖振興対策事業(同 10 億 7600万円)も存在している。その他,品質取引の円滑な実施のための事業や副産物やケーンセパレーター(粟国島)の利用などを対象としたさとうきびの総合利用の推進のための事業がおこなわれている。



以上、大ざっぱにメモ。数字の認識に勘違いがあるかも。そのうち確認しなおしたい。



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広島の土砂災害と家屋の立地

2014-08-26 21:34:14 | Weblog
広島市北部の住宅地を襲った土石流による被害者は60人を超え、まだ26人が行方不明らしい。
痛ましい出来事だが、テレビや新聞は、被害を報じるばかり。
なぜこのような惨事となったのか、検証があまりされていない。

今回被害にあった地域は、地元の人のなかにも不安視する人がいた。
現地の知人に聞いたところ、「地元の人が危ないと思っていたところが、やはり崩れた」とのこと。
そのような危険度の高い場所に住宅地を造成した会社や、家を建ててしまった人には、責任はないのだろうか。

どうも、家を建てる場所に関して無頓着な人が多いようだ。
日本は人口のわりに平地の面積が少ないから、あまり立地条件にこだわっていられないのかもしれない。
だが、命にも関わることがあるのだから、少しは家を建てる際は立地のことを考えてもいい。

千年以上前からずっと人々が住んでいた集落に育った人は、土地の立地条件に関して敏感な場合が多い。
日あたりが良く、水も得やすい土地。水はけが良く、洪水や土砂崩れのおそれの少ない土地。
むかしから縄文人や弥生人、古墳時代人はそういった土地に住んでいた。

現在では水道が普及し、井戸や小川が近いところに住まなくても不便はない。野生動物に襲われることを心配しなくてもいい。住むのに適した土地は昔より増えている。
しかし、古代の人が住もうとしなかった、土砂崩れや洪水や津波のおそれのある土地に現在住んでいる人は多い。
そのようなところに住んでいると、生きていくために必要な、危機を感知するセンサーも鈍ってしまうのではないだろうか。

インテリア風水に興味を持つくらいなら、きちんと地理や立地条件に関係する風水について学んだほうが、よりよい生活に結びつくのではないかと思う。


追記
土地を買う場合は、周辺地域に代々住む人に聞いたほうがいいと思う。
一見問題のない土地でも、谷や沼を埋め立てた土地だったり、妙に虫や蛇がよく出るから人が住まなかった土地だったり、さまざまな情報を得られる可能性は高い。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140826-00000352-fnn-soci
■広島市土砂災害から7日目 60人の死亡確認 依然、26人行方不明
フジテレビ系(FNN) 8月26日(火)11時11分配信
広島市北部を襲った土砂災害は、26日で発生から7日目となった。広島県警によると、この土砂災害で、これまでに60人の死亡が確認され、26人の行方が依然としてわかっていない。
26日も、警察・消防・自衛隊、およそ3,300人態勢での行方不明者の捜索活動が行われている。
広島県警によると、今回の土砂災害による死者は60人、行方不明者は26人にのぼっている。
また、現時点で特定できている57人の死因は、窒息死が36人、脳挫傷が18人、溺死が1人、肺挫傷が1人などとなっている。
これまで、雨で中断と再開を繰り返してきた捜索活動だが、雨のピークは越えて、このあとの天候は回復傾向にあるという。
最終更新:8月26日(火)11時53分Fuji News Network


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ウイグルの反抑圧抵抗運動

2014-08-03 00:46:19 | Weblog
またウイグル自治区で市民による官公庁襲撃が起こったらしい。
何十年も前から大規模な蜂起は起こっているけど、大きく報道されるようになってからまだ10年も経ってないだろう。

ただ、現在の報道も、「暴徒がテロ」などと、中国政府に配慮した報道が多い。
ウイグルの立場の人を取材せず、中国政府の発表を元に報じるだけではジャーナリストとは言えない。
ウイグルの抑圧された実態を他人事のように思っているのかもしれないけど、
日ごろ「植民地支配」や「民族差別」などに反対しているリベラルな人たちはどう考えているのだろう。

日本支配下の朝鮮半島において、テロではなく「抵抗のための蜂起」が頻発した、と認識している人々は、
ウイグルやチベットなどで起きていることを「暴徒によるテロ」だと言い切ることに後ろめたさを感じないのだろうか。

もう10年以上前になるが、ウイグル自治区を回った折、南部のホータンからヤルカンド、カシュガルも巡った。

オアシス都市とオアシス都市の間にあるヤルカンドのことは秘境だと思っていたが、ホテルではNHKの日本語放送も見られ、街中には浜崎あゆみの広告看板もあった。
私が見た限りでは、ホテルの従業員やタクシーの運転手、商店の経営者などは中国人ばかり。
ヤルカンドの歴史を感じる古い町並みは壊され、広い通りの新しい町がどんどん作られていた。
人々を支配しやすい町にしていることが伺われた。

そんな中で、少し残った古い路地に足を踏み入れてみた。
小さな子どもたちが近寄ってきたのでカメラを向けると、満面の笑みを見せてくれた。
トルコっぽい顔立ちや少しヨーロッパ的な顔立ち。
ウルムチなどの北部のウイグル自治区はやや薄い顔立ちのウイグル人が多かったけど、
南部のほうがやや濃い顔の人が多い印象。
小さな子はまだイスラムの風習になじんでいないのか、男の子と女の子がとても楽しそうにじゃれあっていた。

ただ、一人の少年が、必死にぼくを路地から出そうとした。
中国人に入り込まれては困ると思ったのかもしれない。

実際、ウイグル自治区においては、中国人とウイグル人の対立は根深い。
知り合った中国人は、ウイグル人は粗野で暴力的で盗みをする人々だから注意しろよ、と心配してくれた。
ウイグル人は寡黙だけど、まれに街中で激高して何やら言い合っている姿も目にした。
中国人はウイグル人の反発を力で抑え込もうとしている。
蹂躙された人々は、やるせなさや悲しさ、怒りなどを暴発させる。

そんな情景を見て見ぬふりして、「暴力テロが発生していますね。中国も何か考えないといけませんね」ということぐらいしか言えない日本のマスコミ。

きっと、日本が他国に支配されてしまって、抑圧された生活をせざるを得なくなっても、ぼくは仕方ないと感じるだろう。
「日本人は、他国の人が抑圧されていたときに、その悲しみや残酷さに無関心だったのだから、自分たちが同じ状況になったときに同情を得ようとするのは都合が良すぎる。こんな目に遭ってしまうのも自業自得だ」と、状況を受け入れるべきだろう。

<参考>
■朝日新聞のキムスンヒ上海支局長は、中国政府の見解をそのまま横流ししただけ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000001-asahi-int&pos=3
中国新疆で政府施設襲撃 数十人死傷、容疑者数十人射殺
朝日新聞デジタル 7月29日(火)23時57分配信
 中国の国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県で28日朝、刃物を持った一団が地元の政府施設や派出所を襲撃する事件が起きた。容疑者らはさらに通行車両を壊したり焼き払ったりしたほか、市民に切りつけ、ウイグル族と漢族数十人が死傷した。警察当局は容疑者数十人を射殺したという。
 新華社通信は「組織的で計画的な暴力テロ事件」と伝えている。(上海=金順姫)

■日テレは中国政府の見解に加え、背景を少し説明して報道。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140730-00000013-nnn-int
“ウイグル”で大規模襲撃 市民数十人死傷
日本テレビ系(NNN) 7月30日(水)9時11分配信
 中国・新疆ウイグル自治区で28日、暴徒による大規模な襲撃事件が発生し、市民数十人が死傷した。警察が暴徒数十人を射殺したという。
 国営・新華社通信によると、新疆ウイグル自治区・カシュガル地区のヤルカンド県で28日、大規模な襲撃事件が起きた。暴徒らが警察施設を襲撃した上、車を燃やしたり、群衆を切りつけたりし、市民数十人が死傷した。そして、暴徒数十人が警察により射殺されたという。地元警察当局は、「組織的・計画的で重大な暴力テロ襲撃事件」として捜査を進めている。
 新疆ウイグル自治区では、爆弾テロ事件や警察襲撃事件が相次いで起き、多くの死傷者が出ていて、支配する側の漢民族とウイグル族との間で民族対立が深刻になっている。

■読売新聞は、踏み込んだ内容も掲載。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00050002-yom-int
新疆ウイグル自治区で暴徒が襲撃、数十人死傷
読売新聞 7月30日(水)0時27分配信
 【上海=鈴木隆弘】中国国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区南西部のヤルカンド県で28日未明、暴徒の集団が刀やおのを持って、地元政府庁舎や警察署などを襲撃した。
 暴徒の一部は別の場所に移動して、漢族や少数民族ウイグル族の住民にも襲いかかり、死傷者は数十人に達した。これに対し、警察当局は暴徒数十人を射殺したという。
 同通信によると、暴徒は車両31台を破壊し、うち6台を燃やした。警察当局は、組織的で計画的な「暴力テロ」事件と断定し、捜査している。現地の状況は安定を取り戻しているという。
 同自治区では、抑圧を受けたウイグル族が反発を強め、政府機関や警察署を襲撃する事件が相次いでいる。4月と5月には区都ウルムチで爆発事件が相次ぎ、当局が1年間の徹底したテロ摘発作戦を進めているところだった。警戒を強めるなか再び事件が起きたことで、習近平(シージンピン)政権はさらに締め付けを強めるとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00050147-yom-int
新疆襲撃、千人規模の騒乱か…警察はテロと断定
読売新聞 7月30日(水)21時9分配信
 【ヤルカンド(中国新疆ウイグル自治区)=鈴木隆弘】新疆ウイグル自治区南西部のカシュガル地区ヤルカンド県で28日未明に起きた衝突は、数百人から1000人規模のウイグル族住民を巻き込んだ大規模な騒乱だった模様だ。
 「外部の車は一切入れない」――。ヤルカンド中心部に入る幹線道路に設けられた検問所では、警察官が語気を強め、車を追い返していた。街の中の様子は全くうかがえなかった。
 衝突現場から約150キロ・メートル離れたカシュガル地区中心部でも、武装警察の装甲車など多数の警察車両が巡回し、厳戒態勢が敷かれた。インターネットは遮断され、ほとんどの商店は当局から営業停止を求められた。ある商店の男性は「まるで戒厳令のようだ」と困惑していた。
 新華社通信によると、事件の概要は、暴徒が地元警察署などを襲撃後、漢族の住民なども襲って数十人の死傷者を出し、暴徒数十人が射殺されたというもの。警察は事件を「テロ」と断定している。
最終更新:7月30日(水)23時40分読売新聞

■NHKは差別的な印象もある「新疆」を見出しに使用。中国政府による抑圧には触れず。抑圧の解消ではなく治安の安定を重視。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140801/k10013457541000.html
新疆 “当局寄り”モスクの指導者殺害
8月1日 9時43分 NHK NEWS WEB
武装グループによる襲撃事件が相次ぐ中国西部の新疆ウイグル自治区で、市民から「姿勢が当局寄り」だと指摘されていた中国最大級のモスクの指導者が殺害されました。
中国国営の新華社通信によりますと、新疆ウイグル自治区、カシュガルにある中国最大級のモスク、エイティガール寺院の指導者、ジュメ・タヒール氏が、7月30日に殺害され、治安当局は容疑者3人のうち2人を射殺、1人を拘束して、「過激な宗教思想の影響を受けた3人が影響力を高めようと企てた犯行だ」としています。
ジュメ・タヒール氏は、中国共産党を支持する中国イスラム教協会の副会長を務めていて、事件のあと、新疆ウイグル自治区トップの張春賢書記も「彼は国を愛し、党を愛し、国家政策の宣伝に力を尽くし、過激な宗教勢力と戦っていた」と功績をたたえました。
しかし、ジュメ・タヒール氏を巡っては、カシュガル市民からは「当局寄りの姿勢で、彼に反発している人も多い」という声も出ていました。
カシュガルでは、この2日前にも地元政府の施設などが襲われ数十人が死傷する事件が起きており、今回、中国当局寄りとされるイスラム教の指導者が殺害されたことで、治安の安定が緊急の課題になっています。


同じニュースを扱っても、メディアによってずいぶん視点や量が異なる。
各メディアの発信するニュースを分析し、各メディアの立ち位置や方向性を分析するとおもしろいかもしれない。


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明石書店メモ

2014-08-01 23:30:52 | Weblog
人権や差別に関する出版物で有名な明石書店の石井昭男社長が、
マグサイサイ賞を受賞したのが2008年。
その後、明石書店についてネガティブな話が多方面から聞こえてきたけど、
すでに2007年にはいろんなことが掲示板サイトなどでつぶやかれていたようだ。

ワーキングプアやサービス残業、パワハラや雇い止めや組合つぶしを黙認すれば、
それらを批判することは難しくなるのではないだろうか。

明石出身の石井昭男社長は、被差別にルーツがあることを公言している有名人の一人。
http://www.orangeribbon-net.org/special/ishii_1.html

被差別出身の人は不当に疎外されたり見下されたりして、
心に傷を負ってしまった人も少なくない。
だが、負けることなく人一倍努力して、やましいことのない生活を堂々と続けている人もいる。

社会人として立派に生きる被差別出身者にとって、
石井社長は尊敬できる存在だったのではないだろうか。
社長について、批判的な声が聞こえてくるのは残念だ。

もちろん、規模の小さな出版社にはそれなりに悩みもあるのだろう。
特に、利益の少ない出版社が身の丈に合わない数の従業員を抱えると、
一人ひとりに払う給与は限られてしまう。

明石書店は、会社の規模の拡大を図らなくてもいいのではないだろうか。
小規模でも存在感のある、良書を発行していることで知られている出版社は少なくない。
一時期は60人、今でも30人?の従業員がいるらしいけど、20人以下に減らしてもいいのではないだろうか。


<参考> 真偽不明な情報だが、専門用語などから、ネットには出版関係者の書き込みと思われるものが多い。
ただ、社長の月給が300万という書き込みはちょっと信じられない。
スーパーDQNという書き込みも言いすぎだろう。そんな会社だったら就職希望者もいないだろう。
仲間を出し抜いて得た金で出版社をつくった人がいるという話も証拠はあるのだろうか。



■明石書店事件
http://junpo.org/new/topics/573
明石書店事件は、反差別を出版理念に掲げる一方、社内で安い
労働力としてこき使っていた契約社員が組合を結成したため、
「雇止め」を最大限に利用して、組合をつぶそうとしている事件です。


■あなたの好きな学術系出版社
http://www.logsoku.com/r/books/987107997/

881 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/04/24(火) 17:23:50
明石書店は中が最悪らしいよ。
友人が入ってすぐにクビ切られた。
著者のネットワークでも悪い情報が飛び交っているらしいし。
学者から嫌われているって、さもありなん。

882 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:10:02
明石がヤバいのは有名な話。しかし雇用関係もヒドすぎるな。

889 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/05/07(月) 13:38:42
> 明石書店は中が最悪らしいよ。
出した本はほとんど1年くらいで絶版にしてゾッキに流すし、
かと思うと似たような内容の本をまたすぐ出すし、あそこは
わけわからん。いい本も多いんだけど。

890 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/05/07(月) 14:08:24
学術系は制作費著者負担とか、何百部著者買い取りとか、
大学での教科書使用前提とか、助成金もらっての出版とかが
普通にありふれているからねえ・・。
明石なんてモロそうなんじゃないの。1年で絶版なんて、書店での
利益をまったく考えてないもの。
理念もクソもないよね。でも思想系はまた違うのかな。

901 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/05/12(土) 18:32:26
明石書店は社長がねえ・・・

906 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/05/16(水) 23:22:28
明石ひどい言われようw
まあ、実情を知っている者として擁護はしないが。

912 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/06/20(水) 15:06:57
>>906
スレチすみません。
明石って中はひどいんですか?
ときどき求人出しているので気になってるんですが…。

913 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 11:27:16
>>912
906ではないが、あまりいい噂きかないね。

935 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/08/08(水) 10:22:02
>>932
明石の内情についてなら風聞に違わない。
純粋に出版物だけでみたら玉石混淆でしょう。出版点数が多いぶん
たまに玉も出るが、大部分は石。明確なスタンスも持ち合わせず
「とりあえず出しとけ」的なやっつけ出版が多すぎる。

936 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 14:33:21
印税なしどころか、出版助成を当てにしては、そこいらの「協力出版」社と同じこと。
出版物の質を維持する編集力と、それを売り切る営業のノウハウは、努力を怠ればすぐに劣化する。

937 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/08/08(水) 15:02:33
常識と見識を持った優秀な編集者は居つかないよね。

938 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 16:23:06
優秀な書き手もね。

939 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/08/08(水) 22:53:34
だね。
早く明石書店を卒業しよう。


■あなたの好きな学術系出版社☆2
http://www.logsoku.com/r/books/1186734611/

55 : 無名草子さん[] 投稿日:2007/08/17(金) 17:36:02
明石書店を筆頭に、左系の出版社は出版物と内情に矛盾がありすぎ。
声高に差別禁止や弱者の権利を叫び一見良書を出しているように思えるが、
その実態は…。

292 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2007/10/11(木) 17:12:41
明石ってよく見るけど、学術系とは言えないんじゃない?
ただの左翼出版社でしょ。

523 : 無名草子さん[sage] 投稿日:2008/12/04(木) 14:11:46
>>509
東はダントツで明石書店。
社員と執筆者を搾取しときながら社長の給料は300万だそうだ。

557 : 無名草子さん[] 投稿日:2009/06/19(金) 13:01:44
週刊金曜日の明石書店の記事読んだ。
ここで散々言われていたのを話半分に見てたけど、本当にひどいんだね。
出版物と会社の内情が乖離している会社って多いんだろうか。

576 : 無名草子さん[] 投稿日:2010/02/28(日) 15:14:18
>>557
今、明石書店で起きていること
http://alu08.exblog.jp/
ここまで出版理念と乖離しているとはね……


■危ない会社
http://www.logsoku.com/r/zassi/1289936103/

72 : 匿名希望さん[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 20:58:35.01
朝日に福村出版の求人が出てるが、ここは「反貧困」の本などを多く出しながら
最悪の労働条件から大々的な労働争議が行われた明石書店の子会社=スーパーDQN。
明石書店労働組合
http://alu08.exblog.jp/


■明石書店で「雇い止め」 ユニオンの支部長が解雇
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=605
 反差別や人権問題など、差別のない社会をつくることなどを理念に設立された明石書店(石井昭男社長)で、「雇い止め」が相次いでいる。
 四月三〇日付で雇い止めを通告されたのは契約社員として働いていた山縣浩己さん(四〇歳)。山縣さんは〇六年一一月に入社、制作部に所属し一年契約で働いてきた。それが三月三一日、雇い止めの通告書を提示されたのだ。解雇理由は「勤務態度、業務遂行能力等を総合的に評価」。同じく同社制作部で契約社員として働く佐川敏章さん(三六歳)も三月三一日、次回の契約期間満了となる来年四月三〇日で契約が終了するという通知が出された。昨年一二月と二月末には、契約社員の組合員二人が「雇い止め」に遭っている。「明石書店は不当労働行為のデパートと化している」(関係者)という。残業代の未払いにはじまり雇用保険や健康保険の未加入……。
 こうした状況を改善しようと同社で働く有志が昨年七月、「明石書店労働組合」を東京ユニオンの明石書店支部として結成、山縣さんが支部長、佐川さんが副支部長として会社側と交渉を続けていた。通知はその矢先だった。組合は二月中旬、支部長と副支部長二人を最低限これまで通りの労働条件で更新するよう、東京都労働委員会に実効確保の申し立てを行なった。四月一四日、都労委は「雇用契約の扱いについて、慎重に対処する」よう勧告を出した。同社は、「組合つぶしではない」などと説明。
 山縣さんは四月三〇日で職を失った。「反貧困」を標榜する出版社が、「貧困」を生んでいるのか。
野村昌二・ジャーナリスト


■【セクハラ】東京ユニオン3発目【労働組合】
http://bintan.ula.cc/test/read.cgi/toro.2ch.net/kyousan/1320210401/313-
306 : 退職おじさん 2012/08/01(水) 18:10:02.37
A書店組合で重要な位置を占めていただけでなく、東京ユニオンの執行委員をも務めていた人が会社側と裏取引をして、自分だけ先に争議から足をあらってしまったというのだ。
しかも、会社との間で和解金、それもかなり高額の金銭を受けとったというのだ。
その真偽は分からないが、ありそうなことではある。
しかもその際に受けとったお金を元手に、出版社を立ち上げたというのだ。
A書店に勤めていた時の著者の支援も受けて立ち上げたと聞く。
職業選択の自由は、憲法で保障された基本的人権を形づける重要なことだから、誰がいつ、如何なるところで仕事についたり事業を起こすことは、何人も認められている。
だから、件の人が出版社を立ち上げようと問題はなさそうだが、仲間を出し抜いて自分だけ金銭を受けとって、仲間を置いてけぼりでは、モラルにもとると思うが如何なものだろうか。
この経緯を他の組合員の人は知っているのだろうか。件の人のこの行動を他の組合員は承知の上あるいは納得していたのだろうか。大いに疑問が湧いてくる。
「雇用を護る」を旗印にして争議をしながら、最後は仲間を置いてけぼりで、会社からは裏で高額の和解金は貰う、とは。「出版は志」などと言っていたのは、すでに遠い昔のことなのだろうか。

321 : 革命的名無しさん
鹿砦社の『告発の行方2』を読んだ。
ネズミが出る地下倉庫で作業させられた人は、【伏字】【伏字】だな。
もう【伏字】を辞めているから【伏字】か。
明石書店にいた人がつくった【伏字】。
なるほど、この【伏字】副支部長が、仲間を出し抜いて得た金で【伏字】をつくったわけだ。
親玉の東京ユニオンも騙されたのか。
セクハラや京品ホテル問題で評判を落とした上に、配下の組合員にも後ろ足で砂をかけられて、東京ユニオンも踏んだり蹴ったりだね。



追記 明石書店の労使紛争については下記のブログに詳しい記述がある。
明石書店の労使紛争について(追記あり)
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20100216/1266302202



追記3/4 gooから連絡が来たので一部伏字に。
コメント (16)
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