波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

見ないで

2010-09-17 23:34:04 | Weblog
最近忙しくて更新が途絶えがちだ。
それでも毎日300~400IPのアクセスがある。
たしかエントリが2ケタのときはアクセスが100IPを超えることはほとんどなかったけど、200を超えるくらいから200~300IPになった。
この調子でエントリの数が400、500と増えていくとアクセス数もどんどん増えていくのだろう。

だけど、アクセス数を増やすことは考えていない。
友人にこのブログの存在を教えたり、芸能関係やスポーツ、政治経済関係の話題をどんどん書けばアクセス数は増えるだろうけど、ぼくは友人にこのブログを教えない。
うっかりこのブログを見てしまった友人には、見ないでほしいとお願いしている。
受けねらいのことも書こうと思わない。

ぼくの友人は、どちらかというとぼくとは考え方の違う人が多い。
優秀で良識的でよき社会人である人たちは、自分の存在を根本から疑う必要はない。
意味不明なものを、わざわざ理解しようとしなくてもいい。
友人を当惑させないように配慮すると、あたりさわりのない、表面的なことしか書けなくなってしまう。

友人とのコミュニケーションは、表面的にしか行えない場合が多いけど、それでもぼくは自分の好きなように言葉にならない思考をめぐらせたい。
人とのコミュニケーションと間を置いた気楽な空間、混沌と秩序の調整を自分なりに試みる場所、そんな場所がこのブログだ。
ぼくには両義的ないろんな面があるから、自分の中で少し整理する時間も必要だ。

だから、ぼくのことを少しは知っていると思っている人は、ぼくのブログを見ないでほしい。
当惑させてしまうかもしれないし、ぼくをバカにしたり疎外したくなるかもしれない。

まあ、見ても全然平気、っていう人はちょっとくらい見てもいいけど。



それにしても、アクセス数が増えるにつれて、マイナーなキーワードで検索すると上位に表示されてしまうことが増えた。
知り合いが興味のあることを検索するとすぐこのブログにアクセスしてしまうかもしれない。

デザイナーさんやあの彫刻家さんや、あの店名で検索すると、すぐにこのブログのページが出てくる。

気安く社名や人名も書けないこの頃だ。
書きたい社名がいろいろあるんだけど。

最近ちょっとお仕事をした「JITC 日本通訳翻訳センター」のT社長は気のいい信頼できる人だったから、何か紹介する文章でも書きたいんだけど、
「JITC 日本通訳翻訳センターは良心的な翻訳会社。社長は誠実で計算高くない。応援したくなる新しい会社だ」
などと書いてしまうと、
「日本通訳翻訳センター」の名前で検索したときにすぐこのページが上位に来てしまうだろう。

あ、書いてしまった。まずいなぁ。
社長、このページを見つけてしまったら、静かに閉じてしまってください。
ぼくは、知っている人にこのブログを見られるのがとても恥ずかしく、居心地がわるいのです。
お願いだから、見ないでください。



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週末疲れ

2010-09-14 22:31:20 | Weblog
さいきん週末に外出が多い。
今週末はゆっくりできるかと思っていたけど、
9/19(日)早朝のバスで長野県伊那市高遠町へ行くことになった。
日曜日と祝日の2日、泊りがけで高遠ブックフェスティバルを楽しむ。

・第2回 高遠ブックフェスティバル
http://takatobookfestival.org/index.html

9/18(土)は代々木公園のベトナムフェスティバルを見てから
渋谷のオーチャードホールで「ウィーン・コンチェルト・クラシック・オーケストラ」
による演奏を友人夫妻と聴くつもり。
その後、神楽坂の日本酒と料理がおいしい「かもぞう」に足をのばそうかと考えていた。
だけど翌日9/19早朝のバスで長野に向かうとなるとあまり夜更かしをするわけにはいかない。

急に高遠ブックフェスティバルに行きたいと言い出したのは彼女だ。
先週の鎌倉雑貨店めぐりや先々週の吉祥寺雑貨屋めぐり&泉谷しげるライブ見学も彼女の希望。
先日の谷中めぐりも彼女の強い希望。

ぼくは男のわりにはガラス食器や陶器、布製品などの雑貨に関心があるほうだけど、それにしても6軒も7軒もめぐっていると疲れてくる。
彼女は趣味と取材を兼ねて楽しいのかもしれないけど、彼女が店の人と会話を楽しんでいる間、ぼくは道ばたに立ち尽くして途方にくれる。

鎌倉の御成通りに角打ち(=酒屋の一角での立ち飲み)の店、高崎屋本店を見つけてちょっとのぞきこんだり、
吉祥寺の池の近くに宗教心理学研究所(IARP 国際宗教・超心理学会)の建物を見つけて思わず本山博博士の姿を探したり。
そんなマニアックな行動をとってもなかなか疲労は解消しない。

たまにはごろごろと暇な週末をすごしたい。

たしかに鎌倉も谷中もアート心あふれるクリエイティブな人々がショップを開いていてとてもおもしろい。
吉祥寺で、泉谷しげるや楳図かずおの特設会場でのライブを間近で見るのもとても貴重な体験だ。
だけどぼくは彼女のようにショップの店員に気安く声をかけることができないし、こぶしを突き出してジャンプして何時間もライブを聞く元気もない。
いきいきと店員さんと話をし、満面の笑顔で泉谷しげると記念写真を撮る彼女を見ているとぼくもうれしいけど、自分ばかりがまんしようとは思わない。

来月には2週間一人旅をする。
一人旅は自分の持ち物だけ持てばいいし、支払いも自分の分だけ。
人を待つ必要もないし好きなときに好きなものを食べることができる。
休みたいときに休み、遊びたいときに遊べる。
日頃意識する枠があってこそ、そこから解き放たれた自由を楽しむことができるのかもしれない。

コメント (1)
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