F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

復旧を信じ

2011年10月27日 | トレーニング
夜モガテン1 320w
夜モガテン2 310w
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平成23年7月 新潟・福島豪雨。
県内各地で甚大な被害が発生した。
河川が氾濫し、多くの家屋が水に浸った。
一刻も早い復旧が望まれていた。
その時、一人の技術者が立ち上がった。
(挿入曲:地上の星 中島みゆき)
http://www.youtube.com/watch?v=4nBj69MdE3A

気温が35度に迫る中、毎日現場を歩き続けた。
洪水の痕跡を調べ続けた。
脚が悲鳴をあげる。
次々と仲間たちが熱射病で倒れた。
毎日持参した2Lの水は、すぐに無くなった。
乗鞍では、チェーンが、外れた。
しかし、弱音を吐いている時間は、なかった。

平成16年7月水害を超える規模。
定まらない復旧計画。
設計は困難を極めた。
しかし、その都度、地元の人の顔が脳裏に浮かんだ。
「おれがやらずに、誰がやるんだ」

多くの技術者に協力を要請し、少しずつだが図面を仕上げた。
そして全川における設計が完了、復旧への道が開けた。

災害査定は1週間にも渡った。
だが、この河川の将来を決めるには、短いとも言えた。
そして無事に査定が完了。
復旧工事に向けて、大きな一歩を踏み出した。
http://www.youtube.com/watch?v=1v90BoB__3E
(挿入歌:ヘッドライト・テールライト 中島みゆき )

技術者達は、口を揃えて言う。
「あの奇跡のような測量が無ければ、この復旧設計は成し得なかった」
たった数週間という短期間で10kmもの横断測量を成し遂げた猛者たち。
これは、もはや、新潟の土木に関わる人間、全ての総力戦だったのだ。

(これはハーフフィクションです)