イタリアより

滞在日記

フィレンツェの衝撃 中華レストラン「AIRONE」

2016年12月25日 | グッビオ

グッビオのサン・フランチェスコ教会

今日もお天気は快晴でした


■2016年12月24日(土)

グッビオの旅では二日ともお天気に恵まれました。一週間ほど前からこの町の天気予報を毎日チェックしていましたが、ずっとお日様マークがついていて、期待を膨らませていたのです。坂道だらけの散策には心底疲れましたが、後々までグッビオの青空は思い出と共に蘇ってくることだろうと思います。


駅前のサンタ・マリア・ノベッラ教会


そんな町を後にして、今フィレンツェに戻ってきましたが、ちょっと衝撃的なことがありました。って思わせぶりですが、それ程驚いた出来事でした。

ホテルはフィレンツェの定宿になっているのですが駅のすぐ近くです。中央市場もそばにあって、大通りに出ると結構賑やかなのですが、今日は一人の中国人男性に声を掛けられました。きっと私が、彼らと同じ平たい顔族だからだと思うのですが、ヌードへ行きたいけれどどこか知っていますか、と言うのです。えっ?ヌ、ヌード?まさかこの世界遺産の町、花のフィレンツェに、そんないかがわしい場所でも出来たか???などということではなくて、どうも中華料理店の場所を私に聞いてきたようでした。

住所は、サンタントニーノだと聞いて、通りを案内して行くと、あった!とその男性は歓声をあげて、店の中に入って行きました。ちゃんとお礼を言ってくれたから、私も嬉しかったのですが、その店内を覗いてびっくりしました。中は超満員で、外で待っている人も居ます。


行き方は簡単
駅前にあるサンタ・マリア・ノベッラ教会の前の道路を渡って
ホテル・グランドバリオーニの前の広場、上記矢印の道路がサンタントニーノ通り
この通りを真っ直ぐ行くと右手に目的の「リストランテ・チネーゼ」はある


そういえば、私もまだ夕飯は済ませていなかったし、どうせならと思い切ってお店のドアを開けました。どの国でも、そしてどの町に行っても混雑しているお店は美味しいし、しかも安い。これまでの経験からピキッとシグナルが出ましたが、果たして…うーんイケる!


私が頼んだのは餃子と



海鮮粥


餃子の皮は、厚めですが、モチモチとして食べごたえがありました。又、お粥は、私には少し塩味が濃かったのですが、お米の溶け具合というか煮込み具合というか、口当たりは絶妙でした。美味しいっ・・・

グッビオではウンブリアの太麺ピチに舌鼓を打ちましたが、やっぱりお米の国の住人は、お米の料理が食べたいのですよね。



店内は平たい顔族ばかり


そして、更に衝撃は続きます。イタリア語の通じる店主とおぼしき人に、明日のクリスマスは営業しているかどうか、あるいは元旦は?と聞くと、なんと無休なのだそう。クリスマスというと、イタリアは当たり前のように店を閉めてしまうけれど、こんな料理店が出現した。しかも料金はすこぶる安くて、餃子もお粥も4ユーロでした。メニューを見てもどれもとてもリーズナブルで驚きの価格です。うーんこれは負けるぞフィレンツェ人。それでなくてもあらゆる方面に進出しているアジアの勢力は、少しづつイタリアの商圏を浸食しているはずで、そろそろ意識を変えないと生き残れなくなる…


沢山の料理を提供しているメニュー


それにしても、あのヌードとはどういう意味だったのかしらん。気になって仕方ありません。明日もう一度お店を訪ねて確かめてこようと思います。勿論、注文もして。次は何を食べよっか。何だかイタリアに居るということを忘れそうです^^;

★リストランテ・チネーゼ「AIRONE」
 VIA S.ANTONINO 4/R FIRENZE
TEL06330290484
 無休(クリスマスの25日も元旦も通常営業だそう)
 一皿は量が結構多いです。シェアされることをお勧めします。


コメント (6)
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グッビオの町にて

2016年12月24日 | グッビオ

グッビオの山に輝く世界一大きいというクリスマスツリー


■2016年12月23日(金)

昨日無事にフィレンツェに到着して、その翌日の今日、グッビオという町に来ています。随分前に旅行雑誌で目にした、世界一おっきいというクリスマスツリーがこの町にあることを知って、そして先年訪れたアッシジのサン・フランチェスコの足跡もこの場所に色濃く残り、更には、今まで大きな誤解をしていたある事実に、はたと気付くに至っては、どうしてもグッビオを訪ねたいと思ったのでした。


標高827mのインジノ山に登る鳥かごに乗って


グッビオは、ウンブリア州とマルケ州の県境いにありますが、どこを起点にしても訪ねるには交通の不便な町で、今回も列車とバスを乗り継いでたどり着きました。バス停には2時間も前に到着しているというのに、バスの後を走って追いかけるはめになり、その場所はというと、奇しくも一昨年、車内にカメラを置き忘れて爆走したペルージャの、あのバス停・・・事の顛末は、フィレンツェからグッビオに行く方法とともに後日詳しく記したいと思いますが、なんという因縁か、しかしながら、始まったばかりの旅程を思えば、二度あることは三度もないない、と強く強く心したいと思います。もうこれ以上走りたくないぞ。


下りは、強風が吹いて足下が怖かった


この鳥籠は、FUNIVIA(フニービア)と呼ばれますが、終点の山のてっぺんにある聖ウバルト教会に祀られているサン・ウバルトの死後800年をきっかけに、市民や観光客のために装備されました。1959年に始動というからもう半世紀も前になります。


さすがに恐ろしくて自撮りする人はいなかった^^;


当時は、ドラム缶のような形でしたが、関係各位から200以上の同意と寄付金も集まったようで、それ以降システムをグレードアップさせて今日に至りました。発案は、ゼノン・チピアーニという人物ですが、彼を町のボランティアの人たちが支え、翌年の1960年12月3日にデモンストレーションまで行ったと聞けば、当時の、町をあげての一代プロジェクトだったのでしょう。


鳥籠の到着先にある聖ウバルド教会


グッビオに到着後、ホテルにチェックインして一泊分の手荷物を預け、すぐにこのロープウェイに乗りました。お天気は快晴で、雨の心配はなかったのですが、山の町はいつどのように急変するか。取りあえずの優先事項に、この鳥籠に乗って聖堂に行くことにしていました。後日ご報告したいと思いますが、この鳥籠は、なんと危ない乗り物か、というのが正直な感想でした。無事に往復はしたものの、うーん動くスピードが早すぎる。飛び乗って、飛び降りて~っゆるゆるのイタリアとは思えない。


イルミネーションが輝くというより、灯る中世の町…の風情でした


また、夕食がてら、夜の町歩きを楽しみましたが、ホテルに戻ってくると、宮殿の元別邸だったらしいこの宿泊所の重厚な扉はがっちりと施錠されて、閉め出しをくらった格好になりました。扉を叩くも、反応は全くなし。陽が落ちるのは早いとはいえ、まだ午後8時だというのに…どうしよう…おーいっ…
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2016年冬の旅開始

2016年12月22日 | 旅行

成田空港のガラスの塔



こんなに綺麗なのに誰も立ち止まって見ない


■2016年12月22日

今年も冬の旅が始まりました。今成田にいます。さすがにクリスマス前なので混雑もなく静かな空港ですが、ツアーの方もおられてチェックインカウンターには並びました。



3時間も前に着いても行列が。チェックインの方法をそろそろ見直す頃だろうにな。




どこからか、ミャーミャーと鳴き声が聞こえるので、振り返ると向かいのカウンターでは、猫と犬がチェックインを待っていました。帰国するのか、旅行するのか。少しの我慢よ。良い旅をしてね。そして必ず飼い主さんと一緒に戻っておいでね。



今年もこのアリタリアで(^^)

トラブルなく到着しますように




出国審査も終えてもうすぐ出発です

温かなお言葉、恐縮です

はい、行って来ます!

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イタリアの荷物預かり所情報とトレニタリアの規則改定2016

2016年12月20日 | 旅行

最近日本でも見かけるようになったプレゼピオ

語学学校の入り口に飾られていました


プレゼピオとはキリストの誕生場面をテラコッタの人形で再現したクリスマスの飾り付けのことを言います。でも、このプレセピオはちょっと変です。キリストの誕生は12月25日なので、中央に置かれた赤ちゃん(イエス・キリスト)は、実は25日までは存在しないのです。イタリアでは、12月24日11時59分までは赤ん坊の人形は居なくて、飼い葉桶は空のまま置かれています。12月25日零時になると赤ちゃんは布に包まれ出現する…というのが正しいプレゼピオの飾り方…とはいうものの、ここは仏教国ニッポン。細かいことはまっいっかーということで、今年もイタリアに出かけたいと思います(^^)

単独旅行なので、例年通り、あちこち問い合わせをしたり、リサーチをして準備を進めていましたが、今回驚いたのが、トレニタリアの普通電車のルール改定でした。これまでの約款では、現地で購入した普通電車の切符の有効期限は、刻印をしない限りは、2ヶ月間有効でしたが、このたびの改訂ではなんと、購入した当日の23時59分までに利用しなければならないというのです。例えば、本日12月20日に買った切符は、20日の午後11時59分までにその切符を使わないと無効になる規則に変更になっています。

又、距離が200キロまでの旅程なら切符は6時間有効で、最大24時間の猶予がありました。だから小さな町なら途中下車して観光も可能でした。けれど、今回の改訂では刻印後の有効期限は4時間。2時間も短くなってしまいました(新約款より)。


自動券売機で、普通電車の切符を購入する時は、要注意!

切符の有効期限は当日限り


・2016年7月31日までの旧約款(運送規約)
Utilizzo – I biglietti possono essere utilizzati nella classe indicata, entro due mesi dal giorno dell’emissione, questo compreso.(利用は発行日から二ヶ月以内)

・2016年8月1日から施行の新約款
Utilizzo – I biglietti possono essere utilizzati nella classe indicata, entro le ore 23.59 del giorno scelto ed indicato sul titolo
(利用は選択した日、そして購入したチケットに明示された日の23時59分以内)

先日、フィレンツェから地方に行くためのチケット情報を調べていた時、何かしら胸騒ぎがして約款に目を通したところ、この変更に気が付きました。イタリアは一年経つと、料金はもとよりルールも変わることが多くて気が抜けません。今回のイタリア鉄道・トレニタリアのルール改訂は、2016年8月1日から実施されています。イタリアへ行かれる方で、鉄道のレッジョナーレの列車を利用される方は注意なさって下さい。

窓口で切符を買う時は、使用する(乗車する)日時を言って(日時を指定して)購入するようです。これらの新しい規則は、あくまでもレッジョナーレと呼ばれる普通電車の切符に関してのみ。フレッチャロッサやジェントなどの特急列車のルールには変更はありません。今までとは違う、何か疑問に思ったら、必ず現地で係員に聞いて下さい。

もう一つは、荷物の預かり所情報です。先般ベネチアの駅、サンタルチア駅に問い合わせをしたところ、親切にも他の駅の預かり所の時間も教えてくれました。クリスマスや元旦を控えて、ご心配になる方もおられるだろうと思います。参考になさって下さい。2016年12月現在の情報です。


問い合わせに返信がありました



★ベネチア/サンタルチア駅

Il deposito bagagli di venezia Santa Lucia è aperto tutti i giorni dalle 06,00 alle 23,00

Prezzi di deposito per ogni bagaglio:
€ 6,00 fissi per le prime 5 ore
€ 0,90 ogni ora dalla sesta alla dodicesima
€ 0,40 ogni ora dalla tredicesima
Attenzione: verificare orario di apertura e chiusura del deposito bagagli.
IL SERVIZIO OGGETTI SMARRITI NON E' DI COMPETENZA DEL DEPOSITO BAGAGLI.

サンタルチア駅構内の荷物預かり所は、6時~23時の時間帯で毎日開いている
料金は最初の5時間までは6ユーロ
6時間以上12時間までは、1時間につき0.9ユーロ加算
13時間以上は1時間につき0.4ユーロ加算
(注意)
荷物預かり所の開いている時間や閉まっている時間は確認して下さい。
遺失物に関しては荷物預かり所の管轄ではありません。

★その他の主な預かり所の営業時間

Orario di apertura/chiusura. Time open / close

Bari C.le 08.00 - 20.00

Bologna C.le 07.00 - 21.00

Firenze Smn 06.00 - 23.00

Genova Brignole  08.00 - 20.00

Genova Principe 08.00 - 20.00

Milano C.le 06.00 - 23.00

Napoli C.le 07.00 - 20.00

Palermo C.le 08.00 - 20.00

Roma Termini 06.00 - 23.00

Torino P.N 08.00 - 20.00

Ve Mestre 08.00 - 20.00

Venezia S.L 06.00 - 23.00

Verona P.N 08.00 - 20.00

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