アレッツォの大聖堂
■2016年12月26日(月)
ホテルを出てアレッツォという町に行きました。フィレンツェから普通電車に乗って約2時間。日帰りするにはちょうどよい町です。映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の舞台にもなっているので、結構メジャーな地方都市でもあるのですが、いざ行くとなれば意外に情報は少なくて、それでも何とかなると列車に乗ったのは、ハイこのあたり、度胸だけは少々付いて来たようで…
サン・フランチェスコ教会
目的は・・・
そうです!この教会にあるフレスコ画「真の十字架伝説」の鑑賞です
町のサイトでこの壁画を見るためには予約が必要なことを知り、事前に日時を指定して、予約番号を手に入れていましたが、オフシーズンのためでしょう、ピエロ・デッラ・フランチェスカのあの名作は、私が独り占め~。本来は、ミラノの最後の晩餐やバドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画を見るのと同様、30分毎25名限定の入れ替え制らしいのですが、そんなわけで、一時間近くの贅沢な鑑賞が出来ました。
町の外れに見つけたエスカレーター
他の都市と同様、アレッツォも城壁に囲まれた町だと気付くのにそう時間はかからず、城壁の外から中心地に入るのにエスカレターが設置されているのは、ここに住む人の生活の知恵。私もエスカレーターで下まで降りてみましたが、片側の壁一面に、ピエロ・デッラ・フランチェスカの絵画が描かれているのには目を見張りました。この町の人たちの、彼は誇りなのですね。
又、町巡りの様子をはじめ、教会の共通券やピエロ・デッラ・フランチェスカの壁画のお話は後日ご紹介したいと思います。特に壁画を見るに当たっては、ある程度の知識を持っていないと、何が何だかさっぱり~ということにもなりかねない^^;ここだけの話ヒソヒソ…それほど、はっきり言って、訳分からん、いや、天才の考えることは壮大です。
そうそう、アレッツォでは沢山の犬たちが居て、しかも大きな犬ばかりで、ワンコ大好きな私はすっかり嬉しくなりました。
名前は勿論分からないのだけれど、ポチっと呼ぶと振り向いてくれた
なんて可愛い表情をするのだろうと感心していたら・・・
クスクス^^;
犬たちだって、付き合いはいろいろあるよね
勿論、私は・・・
この犬種に弱い(^^)
テオ君、8歳なのだそう
犬たちが通るたび、カメラを構えたり、こうしてかまったりするものだから、すっかり時間が押してしまって、気付けば予約時間に間に合わず、またまた爆走することになりました。ほんと懲りない血液型O型です。でもこうして出会う人たちはみんな優しくて親切でアレッツォの町は大好きになりました。
【
余談】
先般、トレニタリアのレッジョナーレと呼ばれる普通切符の約款(規則)が改訂されたとお話しましたが、確かにルールが大きく変わっていました。詳しくは又ご報告しますが、自動券売機で購入する切符は、やはりその日のうちに使用する、刻印後、有効時間は4時間まで、当日購入した切符の変更やキャンセルは出来ません。日にちを指定して購入した切符は、前日までなら変更可能。
自動券売機に表示された新ルール
又窓口で購入するときは、乗車する日にちを申告して買います。この場合も日にちの変更は可能ですが、乗車する前日までに変更のこと。当日は不可です。
券売機から出て来た切符
名刺サイズで、こんなに小さくなりました
乗車するときは、これまで通り、刻印を忘れないように
小さくなった切符、刻印がちょっとしにくくなりましたが、奥まで切符をつっこんでパチンと