ゲート「D」を目指して歩く
私のフィレンツェまでのチケットには、「D06」と乗り換えゲートが印字されているので、取りあえずはDのゲートを目指します。昨年も一昨年も国内線の乗り換えゲートはBだったし、通常はBから国内線は出るはずなのだけれど、今年(2015年)は違うんだなと思いながら、通路を歩いて行きました。
出発ゲートはD06
乗り換え時間は十分にあるし、その点は心配はなかったのですが、乗り換えが徒歩ではなくなっているという情報があったので、恐らく今もまだ火災事故の影響があってT3の通路が使用できないのでしょう、シャトルバスでT1(国内線乗り換えエリア)へ直行するのだと推測していました。が、それはいいとして、どこで入国審査を受けるのか、それらしいエリアがなくて。すると…
どうもここで入国審査を受けるらしい…
誰も旅行者は居ないのだけれど、見れば「Controll passaporti」という表示があって、どうもここで入国審査を受けるらしい・・・そばに立っていた係員らしい女性に尋ねると、やはりこの場所がイミグレで、パスポート審査を受けると分かりました。が、しかし…
入国審査をはしょられて、そのまま乗り換えエリアへバス移動となりました
パスポートを手にして、審査官の前に行くと、果たして彼は私の顔さえも見ず、手で追い払うような仕草で通れというジェスチャーをするではありませんか~。なんですとーっ!入国審査は、自国に犯罪者が入らないようにする大事な検問所だと思うのに、それを省くのか?。
あっさりと素通りをしたものの、ほんとにこれでいいのか、ちょっと不安にもなりました。たまたま一緒になった日本人の男性も、これからマドリードに行くのだけれど、やはり入国審査は省かれたと首をかしげていましたが、乗り換えエリアに向かう誰もが皆、審査をはしょられて、互いに顔を見合わせていたのでした。
乗り継ぎエリアに向かう空港内のシャトルバス
恐らく、これも火事の影響で、ここは臨時で設けられた審査場なのでしょうが、それにしても入国審査が行われないというのは何とも複雑な気分です。もっとも同じく帰路の出国審査もなかったので、私のパスポートは、日本出国・日本入国のスタンプだけ。特に今回パスポートを更新したために、真新しいページに、自国のスタンプがポンポンと二つ寂しげに並んでいます。日本を出国後、私は何処に行ったのでしょうね~。
バスを降りて乗り継ぎエリアへ
さて、バスに乗って、乗り継ぎエリアに行きましたが、旅行者が少ないから、時間も掛からず移動は楽でした。しかしこんなだと、ローマから飛行機に乗る直行便の乗客はさぞかし列を作って混乱を来すことだろうと思います。だって、火災の影響でターミナル3の通路が使えなくなって、本来の利用者も全員このターミナル1を通過しなければならないのだから。
再び、皆でぞろぞろと
日本なら復旧工事はあっという間に終わるだろうに、火災後半年以上も経つのに、まだこんな状況で、やはりゆるゆるのイタリアなのですね。案の定、帰国時の乗り換えも、このターミナル1から随分遠回りにバスに乗って、延々とした行程で国際線の出発ゲートへたどり着きましたが、ベネチアからの国内便が遅れたために汗だくだくで走ることになりました。
出発ゲート確認
余談はさておいて、前述もしていますが、乗り継ぎの出発ゲートは必ずここで一度確認をします。チケットに書かれているゲートとは変更になることがままあって、絶対に要確認です。
案の定ゲートは、変わっていました
電光掲示板を見ると、やはり手元のチケットに印字されているゲートは変更になっていて、フィレンツェ行きの国内線はC13からの出発でした。あとは、C13の表示通りに進むだけですが、この通路は一体国内線エリアのどこに通じているのだろうと、私は実にしょうもないことに感心を向けていました。ローマの空港を熟知している訳ではありませんが、日本から到着した国際線から国内線へ乗り継ぐのに、これまでのように徒歩ではなくてバス移動です。こんな経路は初めてのことで俄然興味が湧いてきたのでした。
ほっー成る程!
Cのゲートの表示通りに行くと、昨年も一昨年も、Wi-Fiルーターや携帯電話のSIMカードを購入したTIMのカウンターが目の前に現れわれました。そっか~こんなところに出るんだ。正面には、まさしく国内線エリアの真ん中に当たるインフォメーションがあって、左方向へ(赤の矢印)行けばCのゲートがある。ふむふむと妙な感動を覚えながら、こうして国内線に乗り換えたのでした。
長々と書いてきましたが、結局のところ、通常なら日本からローマに到着後、モノレールでターミナル3に移動し入国審査を受ける。そして徒歩で国内線エリアのターミナル1へ移動するのですが、この歩いて行く通路部分が使用出来なくなっていて、Hゲートから国内線エリアにバスで移動となっていたのでした。このHに入国審査の窓口が設けられていたのに省かれてこの時、ふと、帰国時、日本への入国は無事に出来るのか、そんな疑問がふとよぎりました。パスポート上、日本を出た後、どこに行ったのか行き先が不明の私なのですから。
黄色の矢印が今回のバス移動の軌跡
青色の矢印が本来の徒歩移動
ちなみに帰国時、日本の入国審査の係員にこの旨を聞いてみると、『他国のことは、他国で。日本国だけを考えれば問題ありません』と、何ともシンプルかつあっさりとした答えが返ってきました。うーん・・・確かに理に適う。いわば『日本国が出国を許し、入国を許可すればそれでよし。他国がどんな出入国の手続きをしようとも、あるいは省こうとも、日本はあずかり知らぬ』ということなのですね。
逆にダブリンやアムステルダムの空港は午前5時、9時にはだれもいなくて審査がなかったり……ということも。
予め調べておくこととともに、柔軟に対処する必要があって、やっぱりいつもどきどきものです。ともあれ、無事に日本に帰国されたようで何よりです。
あーーやはり更新されていたんですね。
空港では色々ありますが、
列車の発着も海外では色々ありますよねー。
去年のイギリスでの地方への一泊旅行でも、
何のために日本から、指定席を取ったんだー?!と
言いたくなることがありました。
出発30分前に、やっと出発ホームが決まると言うのんきさ。
皆、いつ決まるかと大学受験の合格発表を見るが如く、電光掲示板を反り返って見あげるのでした(汗)
地方の駅では、自分の立っている場所に何号車が止まるか分からないんですもん。着いてからホームを走る。走る。。。(笑)
日本では、時刻表が改定された時点で、出発ホームや到着ホームも記載されていますものね。
乗り換え案内をスマホで利用すれば、行き先によって、何号車に乗れば便利かまで出ますものね。
と、、、前置きが長くなりましたが、8月に行ってきます!!いつもの国です。
飛行機チケットだけ取りました。
さて、次はホテルですー!
と言いながら、やっぱりsachiさんも、彼の国へ?(笑)いいないいな。今回はどのあたりに行かれるのかな。今回やって来たワンコの故郷なので、俄然英国には興味がわきます。ホテル選びも難しいものがありますが、でもそれも旅行の楽しみですよね。私までわくわくしてきましたよ。又、計画やら進捗状況教えて下さいね。一緒に楽しませて貰おうっと~(^^)♪