ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

糖質不足

2006-05-23 21:35:50 | トレーニング

最近入会させていただいた「刀水(とうすい=利根川の古名) アスリート倶楽部」が主として練習拠点にしているのが埼玉・白岡運動公園。
ここは1周1.1kmのフラットなコース。コース上にトイレも3カ所あり安心。公園内に25mながら温水プールもあり、練習後のクールダウンに便利。

ここをホームコースとしている走友会も多く、「白岡夜人走遊会」もそのひとつ。名前の示すとおり、主に夜間にランする方々である。
時折り各クラブが合同で練習会を開催することがあり、4月末の合同練習会で知り合ったのが、白岡夜人走遊会HPの管理人さんでもある「たけ」さん。

たけさんは長身で、走力はワシより数段上の高速ランナーだが、かすみがうらフル以後ずっと不調が続き、満足に走れず悩んでいたそう。
医者に行っても一般的な注意事項を指示されるばかりで原因もはっきりせず、したがってこれといった対策も打てないまま時間が過ぎていく……。

思い切って、たけさんは「病院のハシゴ」をしてみたそうだ。そして、ようやくランニングに理解のある若手ドクターと出会う。
診断結果は「糖質不足」が最も疑わしい、と。

たけさんは、朝・昼とごはんの量を意識的にへらしていたんだそう。しかも夜はすきっ腹で走った後に晩酌。どうも、そのあたりに問題があったようだ。

実は、たけさんの手記を読ませていただいて、ワシ自身にも思い当たる点があった。
5/14の「仙台国際ハーフ」前の1カ月ほど、減量のためワシはかなり食事量をカットした。とくに最も体重に直結しそうなごはんは大幅にカット。
体重は1カ月で3kg以上落とせたが、あるいはそこに自分でも信じがたいほどひどかった終盤のペース急落の一因があるのやも。

自分自身では、「精神的重圧」に負けた弱い自分を責めていたが、それだけではなかったのかもしれぬ。

ちょうど今読んでいる『工藤公康 粗食は最強の体をつくる!』(幕内秀夫著/三笠書房刊) の中にも、ごはん+みそ汁主体の和食の重要性が強調されている。
工藤投手は42歳の今なお現役で投げ続け、多くの「最年長○○記録」を更新し続けている偉大な長寿選手であるが、その秘密が普段の食事にあることを、親交のある栄養管理士である著者が解明している。

著者の幕内氏はワシと同世代の方で、ご自身の体験にも触れている。
学生時代、思い立って鹿児島・佐多岬から北海道・宗谷岬まで徒歩で日本縦断を敢行。総距離3000km、5足の靴を履き潰し、108日かけて達成!
若さゆえにできたと言ってしまえばそうだろうが、108日のうち1/3は野宿、残りはユースホステルや格安の駅前旅館など。質素なおかずに、おひつで出されたごはんを「おひつごとお替わり」。

「このご飯のドカ食いが私のスタミナ源となっていたことは間違いありません。
ご飯をたくさん食べていたからこそ、1日40~50kmもの距離をバテることなく歩き続けることができたのです。
工藤投手の驚異的なスタミナの秘密も、そこにあります。
ご飯中心の食事を摂ってきたことが、40歳を過ぎてなおチームのエースとして活躍できる強靭な体力の根源となっているのです。
日本人にとって、ご飯ほど良質なエネルギー源はありません。工藤投手とおつきあいをさせていただくようになって、私はあらためてそのことを再認識しました」

そうだったのかあ。安易にメシの量を減らせば、体重が軽くなって速くなれると考えたのは浅はかであったか……。この本、熟読してしっかり実践してみよう。

朝、10km 59' 30”、心拍163.。
夜、おんぶスクワット/素振り/腰割りなど。

コメント (6)
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