ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

東京5時間走

2011-02-27 23:36:04 | レース

今回の東京マラソンには落選した。が、昨年から設定された「ペースセッター」として5時間の部で走らせていただくことができた。(エリートランナーをkm3分くらいで引っ張るペースメーカーと区別するため、そう呼ぶらしい)

今回のペースセッターは3時間から5時間半まで6組、各組5人で計30人。3時間と3時間半は今回が初めて。
大会プログラムにも全員の氏名が掲載されていた。
スタート直前まで庁舎内で招待選手の方々とともに待機。号砲1分後にスタートライン横から3時間組が発進し、以後順次スタート。ワシら5時間組は10分後に出発した。

目標タイム入りのオレンジ色ビブスと帽子に風船付きで目立つので自然と集団ができ、「このペースで大丈夫なんですよね?」と確認される。
1km毎の綿密なタイム表を事前に渡されているので、そのとおりに走れるかどうかいささか不安はあるものの、「はい! 大丈夫でっす」と自信ありげに答えながらkm7分弱のペースを刻む。

長くもあり短くもあった5時間の旅がゴールに近づき、ゴール手前で後続のランナーさんたちに「5時間、切れますよ!!」と声励ましながらフィニッシュゲートに送り出してから、ほぼ5時間ジャストでゴールして任務完了。無事にミッションを遂行し心底ホッとした。共に5時間走り続けてきた方々からの「ありがと~!」の言葉が胸にしみる。
このような貴重な機会を与えていただき、深く感謝申し上げる。

昨年、初めて東京マラソンのフルに参加した(第1回時は10km) 際は自分が走るだけで精一杯だったが、今回別の立場で走らせていただき、改めてこの大会が多くの方々の善意によって支えられていることを強く実感することができた。まさに「あなたがいたから」成り立っていることを体感したオヤジであった。


前日の土曜は山練へ。昨年11月末以来、通算9回目の足柄峠。
明日は東京マラソン当日だがレースとして走るわけではないから通常どおりにトレーニング。
とはいえ、任務と責任をもって走る以上、慎重にゆるゆると峠道を行く。
峠の頂上少し先まで足を延ばしてから戻り約30km3時間15分。温泉プールでほぐして明日に備え早々に帰路につく。


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (78)
  岩波新書の新刊『歌謡曲 ~時代を彩った歌たち』(高 護著)はこの「オヤジ歌」シリーズのための絶好のガイドブックあるいは虎の巻ともいうべき内容。昭和初年のSP盤時代から説き起こし1990年代初頭までを詳細に鳥瞰し概説・分析している。
終章の最後に名前が出てきたのは荻野目洋子さん。そういえば、ワシがコンサートというものに行ったのはまさに彼女のライブが最後で、今20歳の息子が生まれる前に妻と行ったのだからもう20年以上も昔のことである。

 ♪ ダンシング・ヒーロー (荻野目洋子/1985)

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来年の新・仙台国際ハーフ!!

2011-02-18 22:07:01 | レース
延岡フル後、今週はまったく走らず休養中。故障でもないのに、こんなに続けて走らないのは久しぶりである。
さすがに今朝はジョグに出ようとしたものの、外は激しい雨でめげてしまった。

グウタラしているオヤジに喝をいれるような知らせが仙台から。
毎日チェックしている地元有力紙『河北新報』に来年、仙台国際ハーフが1万人規模の大会としてリニューアルされるとの第一報あり。
ついに来た、という感じである。

ご存じの方もいらっしゃると思うがワシにとって仙台国際ハーフは、ほとんどそのためにランニングしているといっても過言ではないほど思い入れの強いレース。1時間35分の参加資格を得るために必死で鈍足に鞭打ち、3年近くかかって2005年第15回大会にようやく初出場を果たした。以後毎年参加し、今年5月に7回目の出場予定。
その間、3年前の年末に参加資格が5分緩和され1時間40分と発表された際にはショックのあまり1週間寝込んだほどである。(笑)

まだ詳細は不明だが、5月の仙台国際ハーフと10月の仙台市民マラソン(以前はハーフ、その後20kmとなり、最近は10km)を統合し、[公認ハーフ]と[一般ハーフ]の2本立てとするようだ。いつかはそうなるだろうと想定していたことではあるけれど、最も気になるのは公認ハーフの資格タイムである。正式発表が待たれる。

コースも従来の市競技場スタート~南部の長町経由で市役所前広場ゴールを改め、競技場発着で仙台市街の名所を多く通るようなレイアウトに変更するそう。
今年のレースが現コースの走り納めになるらしい。仙台では1時間32分59秒が自己コース記録なので、今回はぜひとも更新したいものである。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (77)
  今夜は久しぶりで夜の新宿の人ごみの中を歩いた。人疲れしたオヤジであった。

 ♪ 新宿の女 (藤圭子/1969)
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延岡の余韻…

2011-02-15 20:07:38 | レース

今朝は雪で大変だった。勤務先は歩いても20分ほどなので、ぐちゃぐちゃの雪道を登山靴(昨夏、富士初登山で使用)で踏みしめて行ったオヤジである。

延岡のゴールから2日たってもなお、嬉しさと悔しさの余韻が体に残る。お尻からハムストリングにかけての張りも強く、ロボット状態はひさびさのこと。
「第49回 延岡西日本マラソン」(宮崎)に初参加、通算24度目のフル。公式タイム3時間22分20秒。

大会HP掲載の記録によると、今回のエントリー313人、出走253人で完走203人。うちサブ3が104人。ワシは203人中の187位。

12時5分、発着地点の延岡市役所前から城山を背にロードスタート。本日ここに立てたことを深く深く感謝する。
男子だけの独特の張り詰めた緊張感が、たまらない。(笑) めざすは、ただゴール。
関門は6ヵ所、18km1時間20分/中間点1時間35分/25km1時間55分/30km2時間20分/35km2時間50分/40km3時間20分。第1関門が最も厳しく4分半では1分出てしまう。4分25秒ペースで押していかねばならぬ。

参加ランナーは大別すると3種に分かれるようだ。①実業団の新人選手をはじめとする2時間30分以内の高速グループ ②サブ3をめざす市民ランナー上級の方々 ③なんとか関門をクリアしてゴールを念願するグループ
スタートして最初の1kmほどは市役所の周りをぐるっと1周していったんスタート地点に戻ってくるのだが、ここで早くも周囲は③グループの皆さまのみに。ペースはぴたり4分25秒。思いは同じである。
 ⇒序盤(2km付近?)の動画

第1関門までは長かった。焦ってペースを上げ過ぎれば関門は通れても後が地獄。さりとて、あまりにすれすれではちょっとしたアクシデントでアウトである。すごいスリル。
属する後方集団はさらに3つくらいに細分され、わりと余裕もってクリアできそうな、この中では速いグループ。最後尾で運営管理車に付かれているだろうグループと、その少し前に位置する中間グループ。ワシは中間グループの中にいて、安定したフォームで4分25秒ペースを刻んでいる方に張りつかせていただく。

ようやく18km地点、まだ関門閉鎖の動きはない。39秒前に通過。反対車線をトップランナーが来る気配だが、見る余裕なし。
ホッとしてはならない。すぐに第2関門が中間点に控えている。42秒前、通過。さらに2kmほど進んで折り返す。
なんとしても戻りたい。しかし、ハーフマラソンのレースのようなペース設定で走ってきて、はたしてゴールできるだろうか? 願いと不安で胸中は千々に乱れる。

公式ラップ 22'06"ー21'58"ー22'09"ー22'50"ー24'24"ー25'43"ー26'03"ー25'59"ー11'08"
 (前半1時間34分18秒ー後半1時間48分2秒)
前半のペースのままフルを走れたら3時間10分を切ってしまうが、言うまでもなくそんな力は全くない。
完全なオーバーペース状態でどれだけ粘れるか、経験したことのない後半は不安でいっぱい。
その不安のとおり、30km関門2時間20分を50秒前に通過したあたりからペースはさらに落ち、そこからの5kmは26分台に。
いちばん苦しい32kmあたりで、思いがけず沿道から「〇〇〇さーん、ガンバッテー!!」とワシの名(下の)を叫ぶ声援が。見ると、居並ぶ昔のお姉さんたちが手を振って熱烈コール。思わず笑ってしまう。ありがたい。
※参加者300人規模の大会ゆえ、応援の皆様方は見開き1枚に収まっている選手リストをすばやく見て名前で応援してくださる。ほとんどは苗字をよぶけれど、こちらのお姉さま方は下の名前を声そろえて。

笑ったら、ふしぎ不思議、なんだか苦しいのがふっと抜けて元気が出てきた。ほんのちょっぴりだがペースが上がる。数人、先行ランナーを抜いていく。
ラクではないものの、フルの終盤にしてはわりと元気に40km最終関門を無事通過。ついに関門とのバトルは終わった。あとはゴールだけ。

市役所前に通じる交差点を左折。200mほど先にゲートが見えた。なんだか泣けてきそう。
大感激のゴールのはずが、いざフィニッシュしてしまえば、ああ、3時間20分を切りたかった…もっとがんばればよかった…と悔しさばかり。これがランナーのサダメといおうか、サガというかゴウというか。
今回は実力不足が露呈して後半14分落ちとなってしまったが、次は10分以内、その次は5分以内、いつかイーブンで走りたい、などと野望は果てしない。

それにしても、ここはサブ3、あるいはその前哨戦として3時間10分切りをめざすランナーには絶好のレースではなかろうか。スタートロスもまったくなく、トイレ問題もなく、スタート直前まで市役所内で冷えを避けられるし。10kmから40kmまで各給水所にスペシャルドリンクも置ける。
前半の関門設定ペースどおりに後半を刻めば自動的に3時間10分が切れる。完走者の過半数がサブ3というのも、参加資格のない大会としては稀有だろう。
その意味ではワシのようなジョギングおやじにはいささか敷居が高すぎるレースではあったけれど、ドキドキワクワクの胸躍る楽しい冒険でもあった。

6年ぶりの自己記録の証しだろうか、いつにない全身筋肉痛に今なおあえいでいるオヤジである。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (76)
  ともあれ、女性ランナーの姿が全然見えないのはやはりなんだか寂しいものではある。

 ♪ 女性 (南沙織/1974)

なお、親馬鹿話題を付記。メルボルン留学中の息子が、現地の日本総領事館内で創作折り紙の展示会を開催させていただいている。2月末まで。それに関連して、地元サイトからまたインタビューを受けた。
Go!豪!メルボルン

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延岡、なんとかゴール

2011-02-13 23:50:53 | レース

今しがた帰宅したところ。
3時間22分20秒。2005年の大田原で出た自己ベスト3時間28分27秒をようやく更新できた。

22'05"ー21'58"ー22'08"ー22'44"ー24'24"ー25'41"ー26'03"ー25'59"ー11'08"
最難関である第1関門18km80分を39秒前、第2関門の中間点1時間35分を40秒前にきわどく通過。
あとは、ひたすら粘るのみ。(詳細は改めて)

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直前1週間

2011-02-06 19:15:56 | トレーニング
今季の目標フル、「延岡西日本マラソン」(宮崎)が来週に迫った。
きょうは10kmレースで本番前の最終リハーサル。シューズから帽子まで本番着用予定仕様にて。

「第42回 みさとシティハーフマラソン」(埼玉県三郷市)10kmの部に初参加。
午前9時にスタートするメイン種目ハーフの10分前に10kmがスタート。
43分25秒。前半22'14"ー後半21'11"

延岡は18kmの第1関門が最難関で80分。km4分半ペースでは1分出てしまい間に合わない。
スタート時のロスタイムを考慮すると5km22分ペースで行かねばならず。
で、きょうのリハーサルでは、余裕をもってそのペースを刻むのが課題だったのだが。

結果は、前半やや遅れ、後半は遅れを取り戻そうとして上げ過ぎ。
これでは第1関門を通ったとしても、その後25km近い長丁場を到底持ちこたえられまい。
関門に気を取られ過ぎると、湘南ハーフがそうだったように、最初の関門をクリアしただけで満足してしまいかねない。さりとて全然意識しないで行って関門にひっかかってはアウトだし。
いかに無理なく通過点を超えていくかが焦点となる。(最終第6関門40km3時間20分)

ちなみに本日の後半、必要以上にペースアップしてしまったのは、たまたま行きあった女性ランナーと競り合ってしまったのも一因であった。男子には抜かれようが全然気にならないのだが、まだ血の気が多いオヤジである。(延岡は男子のみゆえ、その心配はない)

帰路、プールに寄り、500mだけ泳いでほぐす。
午後はTVで別府大分毎日マラソンを観戦する。出場している刀水クラブメンバーの快走を祈りつつ。

前日の土曜は8回目となった足柄峠走。26km2時間36分。(上り1時間26分/給水休憩2分/下り1時間8分)
今回はあまり頑張らずにゆるゆると。それでも駅前の温泉「さくら湯」11時オープン前だったので、以前から行ってみたかった「河村城址」公園へウォーキング。標高220mの山頂まで20分足らず。
相模・甲斐・駿河の国境に位置する要衝ゆえ、平安時代から山城が建てられていたそう。石垣などは残っていないものの深い堀切など中世山城の特徴がよく保存されている。
360度の眺望に満足して下山する。15m温泉プールで気持ちよく泳ぐというか蹴伸びの練習。

そういえば、2.3日前に延岡のマラソン事務局名で封書が届いた。参加通知ハガキはすでに先月末に届いていたから、すわっ一大事か!? ドキドキで開けて見ると「予定どおり開催」とのお知らせ。
鳥インフルや火山噴火で開催を危ぶんでの問い合わせが多くなったため急きょ通知したと。
「大会コース沿線には養鶏業者はありません」「延岡市においては火山灰による被害は発生しておりません」と具体的に明記した上で「昨年4月に発生した口蹄疫から宮崎県では暗いニュースが続いています。ランナーの皆様の走りで県民に復興への力を与えていただきたく、よろしくお願い申し上げます」と結ばれている。
よし、関門すれすれのオヤジも僭越ながらそれなりに頑張ろう!!

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (75)
  久しぶりに購入したCD「グループサウンズ大全集」(全5巻)。耳慣れた楽曲の中に、聴いたことはあるのに知らない歌が1つだけあった。「白いサンゴ礁」で大ヒットを飛ばしたズー・ニー・ヴーが続いて出したものの不発に終わったこの曲。翌年に作詞の阿久悠が詞を書き直してリメイクし「また逢う日まで」のタイトルで尾崎紀世彦が歌い大ヒットとなったそう。

 ♪ ひとりの悲しみ (ズー・ニー・ヴー/1970)
コメント (4)
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玄人の目

2011-02-01 23:01:30 | その他の雑記

普段はほとんど関心がないくせに、3日目になってもまだサッカー・アジア杯の余韻に浸っているオヤジである。(笑)
3日目ともなるとさすがにTV報道もただゴールシーンのリプレーの繰り返しというわけにもいかず、さまざまに趣向を凝らしてくる。その中でとりわけ印象深かったのは、サッカー界の大御所・川淵三郎キャプテンが選んだ今大会の日本選手ベストプレイ。

選ばれたのは、準決勝・韓国戦の延長前半7分に決めた
細貝選手のゴール。ワシのようなど素人が見ると、本田選手のPKが相手キーパーにセーブされてしまい、わずかにこぼれたボールをうまい具合にそこにいた細貝選手が蹴りこんだとしか思わないのだが、そんな偶然の産物ではなかったようだ。

PK弾が放たれるその瞬間、後方から誰よりも早く猛然と全力ダッシュで前へ前へ、疾走している。
「確率的にはものすごく低くても可能性を信じて全力で前へ向かったその姿勢があればこそ生まれたすばらしいゴール」と川淵キャプテンは絶賛していた。なるほど、そうだったのか。

李選手の見事な決勝のボレーシュートや守護神・川島キーパーの獅子奮迅ぶりは誰の目にもわかるが、細貝選手のあのゴールをNo.1に推すところに、プロの目、玄人の見る目の深さを改めて感じ入った次第。

一般ファンの中には、選手でなくザッケローニ監督こそMVPという声もあり、それもうなずける。
この監督のキーワードは「成長」。とくにこの名言は胸にしみる。

「成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ずできる」

たゆまぬ努力あってこそ、成長があり、チャンスも与えられる。そんな当たり前の真実を改めて実感させてくれたアジア杯サッカーに感謝。


ところで、本日から「第21回 仙台国際ハーフマラソン」(5/8開催)が先着順で申込受付開始。公式HPによると初日で男子は定員(900人)の過半数となる479人。女子は定員300人に対し78人でまだ大丈夫そうだが男子は急がねば。
ワシはなんとか初日に無事申し込めた。希望大会に出るには、まず申込競争をクリアしなければならない状況がますます激化しそう。

[2/2追記] 2日目の午前中で、すでに男子は定員超となり受付終了したとのこと。来年はどうなる?
 ⇒仙台ハーフ公式HP

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (74)
  BS・TBSの「うたの旅人」(火曜夜10時)はけっこう欠かさず見ている歌謡ドキュメンタリー。今夜は美空ひばり最後の絶唱となったこの歌の背景を丹念に見せてくれた。

 
♪ 川の流れのように (美空ひばり/1989)

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