44歳の今もなお、現役チアリーダーとして活躍する黒田紫 (くろだ ゆかり) さんの波乱万丈半生記である (黒田紫著/マキノ出版刊)。
以前このブログで「腰割り」について書いた時、最も頼りになる参考書となったのが『股関節エクササイズ』(『安心』編集部編/マキノ出版刊)。
この本に刺激されてワシも「腰割り」を始め、その効果を実感。現在に至るまで継続している。
その中に「股関節を柔軟にしたら下腹とお尻のぜい肉が取れて8キロやせた現役チアリーダー」という長い見出しの3ページにわたる手記を書いていたのが黒田紫さん。
明るい笑顔と、44歳とは思えない抜群のスタイルの写真が印象的だった。
小学2年の時に映画で観たアメリカのチアリーダーに憧れ、「大きくなったら絶対、チアリーダーになる!」と固く決意。18歳でチーム入りして以来、現在までチアリーディングの世界で活躍。一方、英語の高校教師として勤める県立高校でチアリーディング部を全国大会で最優秀グランプリに輝くレベルまで育て上げてきた。
その間、華やかな表舞台での実績と栄光の蔭で責任の重圧・ストレスから摂食障害、うつ病、結婚17年後の離婚、軽度ながら脳梗塞とその後遺症による半身マヒ、さらに子ども2人を預かって育ててくれた母の死……。
「『まだやっているの~?』 いまだに若いメンバーにまざって踊る私を見て、友人たちはあきれ顔でそういいます。
18歳で入ったチームのなかで、私はダンスがいちばん下手でした。才能に恵まれたチームメイトたちがうらやましくてたまりませんでした。
長くやっていれば、そのうちダンスの神様がかわいそうに思って、うまく踊れるようにしてくださるに違いない――ずっと、そう思ってきました。
いま、私は、神様が私を超一流にしてくださらなくてよかったと、負け惜しみではなく、心からそう思っています。もし私にダンサーとしてすぐれた才能があり、一人で舞台をやっていけるようなら、『教師になろう』とも、『若い子たちに何かを伝えたい』とも思わなかったでしょう。なまじ才能がなかったから、教師になってたくさんの生徒と出会い、チアリーディングを伝えていくことができました。
私の尊敬する世界的バレリーナの森下洋子さんが、以前、インタビューに答えて、こうおっしゃっていました。
『私には、才能などありません。もし、あるとしたら、それは同じことをずっとやり続けられるという才能です』
私にも、同じことをずっと続けられる才能だけはあったのかもしれません。
チアリーダーとして26年目を迎えるいま、あこがれの森下さんの言葉を胸に、そう思っています」
⇒
黒田紫さんとランサーズのHP
ずう~っとやっていく。次元はだいぶ違うが、ワシもそれだけは多少「才能」がありそうなので、あきらめないで走り続けようと思う。
午前、小4息子と日本棋院へ。現在のクラスで規定回数の優勝を果たし、上級クラスへの昇格決まる。
待ち間に皇居へ行き2周。①26分 ②24分。全然ペース上がらず……。
午後、白岡練習会があったが、妻が不在で息子の剣道着付けのため休み。
今しがた、きのうから出張に行っていた仙台から妻が帰宅。会議は仙台国際センターだったそう。
(去年の仙台ハーフでワシが15km関門に止められたのはそのすぐ先であった)
そういえば、妻が仙台に行くと言ったら、小4息子は即 「オカーサンも挑戦するの?」
なんのことかと思ったら、息子の頭には [ 仙台=仙台ハーフマラソン=挑戦 ] という等式が堅固に構築されているらしく、大笑いであった。「オカーサンは挑戦しないよ、お仕事よ」