ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

平泳ぎに燃える!

2008-08-11 22:10:56 | トレーニング

今夜は会社帰りにいつもの50mプールに寄ってきたところ。
いつになく平泳ぎを高速で頑張っている人が多かった。(笑)

思いは同じで、1kmほどゆっくり泳いだ後ワシも久々にほぼ全力で平泳ぎ50mを1本だけやってみた。
前後を泳いでいる人との間合いを計って、大時計の針を横目で確認してスタート。いつもの倍くらいのピッチ。さすがに水の抵抗を実感する。

ありゃ、15mほど前にいたはずのクロールのお兄さんに追いついちゃった。対向者が来るので追い越せない。ロスタイム5秒くらいか。
それでも「58秒」はいくらなんでも切れたようだ。50mだけど。
このほぼ倍速で突進する北島選手は誠に偉大である。

もう1本だけやってみようと、さらにピッチを上げたら腕がしびれるような感じ。肉離れでも起こすとマズイので中止。やはり急激に過激な運動は禁物だ。今はこうして普通にキーボードを打てるから大丈夫。

★朝、一本歯の高下駄歩き45分(約3km)、心拍111。
☆夜、プールへ。平・クロール各500m。
先週末から10日間、妻子が高校留学中の息子を訪ねてオーストラリアに行っており、ワシは夜な夜な北京TV見ながら再びフラフープにも燃えている。
※なお、日経新聞8/2付記事によると、「フラフープ」というのは「セロテープ」などと同様に登録商標で、一般用語としては単に「フープ」と呼ぶそう。今、女性にフープダンスがエクササイズとして注目されているという。

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ロンドンオリンピック女子マラソン?

2008-08-08 22:01:59 | 本・漫画・映画など


北京五輪が開幕したが、増田明美さんのマラソン小説『カゼヲキル』(講談社) 最終第3巻の中では、主人公の美岬(みさき)が2012年ロンドン女子マラソンでゴールに向かって走り出す場面で完結した。

昨夏に第1巻「助走」、今春には第2巻「激走」が出た後、北京前に間に合うよう執筆のピッチを上げてラストスパート、7月末に第3巻「疾走」が刊行された。

この小説には、二人の増田明美さんが登場する。
一人はもちろん主人公の山根美岬。千葉・南房総のみかん山を駈け巡って育ったかけっこ大好き少女・美岬は、「かくありたかった」願望も込められた理想型としての、いわばインナー・チャイルド、内なる子ども。
その美岬を温かく見守るマラソン解説者・牧田明子は、現実の現在の増田明美さんその人そのもの。
自分を投影した少女美岬と、おとなになった増田明美=牧田明子の物語を書き上げたことで増田さんご自身も大きな区切りをつけることができたようで、「あとがき」の最後にこう記している。

「美岬の十年も長い道のりでしたが、私にとっても25万字の遠い道のりでした。……ずっと歩道で伴走してくれた夫にちょっぴり感謝して、次のスタートラインに立ちたいと思います。」

3年ほど前に出版された増田さんの伝記『こんな生き方がしたい・スポーツ選手 増田明美』(歌代幸子著/理論社2005年刊)を重ね合わせて読んでみると、ランナーとして栄光と挫折に満ちた波乱の実体験を小説として如何に昇華させていったのか、創作の行程が垣間見られていっそう興味深い。

トレーニングの実際や、レース前の集中とリラックス、故障時の過ごし方など、ランナー時代とその後のスポーツジャーナリストとしての蓄積をベースに書かれているゆえ非常にリアリティがあり、実用的にも役立ちそう。

美岬のステキな家族、とりわけ「しな子」オバーチャンと猫のトラが魅力的で、他にも「選手としては偉大だったが監督としての成績はイマイチ」な瀬山利雄、美岬が憧れる明るいキャラのトラックの女王・福川かおり、など誰のことかすぐわかる人物が続々登場するのも笑える。
とくに福川選手は美岬とともにロンドンオリンピックに出場する重要な役どころ。2008年1月の大阪での初フルは30kmで急失速、最後は何度も転倒しながらようやくゴール。しかし、翌朝食堂で会った美岬に「楽しかった」と明るく笑ってみせる。1年3ヵ月後の2009年4月ロンドンマラソンで2時間18分45秒の日本新を樹立し復活V。
次の再起レースの場所とタイムまで指定されてしまったご本人はきっとニタニタ笑いながら、その実現を本気でめざしているに違いない。

マラソンでオリンピックをめざす美岬と沢森監督が初ハーフに選んだのが、2009年5月の仙台国際ハーフマラソン。約10ページにわたってコースやレース展開が詳細に描かれ、見事初V。仙台ハーフ命のオヤジにとってはうれしいかぎり。そういえば、増田さんは毎年仙台ハーフへ解説担当で見えていて、早朝から熱心に取材されていた。
北京の開会式を伝えるラジオからは、増田明美さんの声が聞こえてくる。増田さん、心躍る物語を紡いでくださってありがとう。
ところで、タイトルから章名まで全部カタカナなのはどうして? フィーリング?

[追記]増田明美さんの故郷であり、小説の主人公「美岬」の名前のもとにもなった千葉県の旧・岬町、現・いすみ市で今年12月7日(日)、記念マラソン大会が開催されるとのこと。ミーハーのオヤジは早速ハーフにエントリー済である。
 ⇒第1回いすみ健康マラソン ー増田明美杯ー


★朝、1kgなわとび+1kmジョグ×5セット。心拍151。
☆夜、プールへ。平・クロール各500m。

コメント (6)
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