ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

2006 ラストラン

2006-12-27 22:18:33 | トレーニング
激しい雷雨の、嵐の夜が過ぎて、きょうは一転、春のようなポカポカ陽気となった。
空気が澄んだせいか、マンションのベランダから見える富士山の白い山頂が、いつもより大きくシャープにくっきりと。

本日から休みに入ったので、午前中に年賀状書き。
午後、芝生の公園で地下足袋ジョグ。

年内でまとまった時間走れるのはたぶん、きょうがラストか。
km8分半ペースで超ゆっくりジョグ、かみしめるように味わって走る。
2時間10分、約15km。心拍126。

走後、クールダウンを兼ねてプールへ。平・クロール各500m、30分。
さすがに、開店直後の銭湯のようにすいている。
久々に、25mプール(水深0.9m) で水中走5本。26秒がやっと。それでも、隣りを泳いでいるクロールの人を追い抜いた。


明朝から正月にかけて伊豆へ家族旅行に出るため、しばらく更新を休むことになりそう。
どうぞ良いお年を!
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ランニング小説

2006-12-26 23:39:09 | 本・漫画・映画など
今、大型書店に行くと「3大ランニング小説」として、
『風が強く吹いている』(三浦しをん著/新潮社刊)、
『Run! Run! Run!』(桂 望実著/文藝春秋刊)、それから、
『一瞬の風になれ』(全3巻・佐藤多佳子著/講談社刊)
の3点が並んでいる。

同時にこれだけ、ランニングを題材にした作が出るのも珍しいうえに、作者はいずれも女性、しかも3人とも運動オンチを自認する方々というのも面白い。

神保町の東京堂書店で買ってきた『Run! Run! Run!』を読了。
先に読んだ『風が強く吹いている』が荒唐無稽で痛快な青春の箱根駅伝小説だったのに対し、こちらは同じく箱根駅伝を舞台にしつつも全く異なる味わいの、痛切な重い作品である。
作者・桂望実さんは、映画化された『県庁の星』でブレイクした方。


箱根駅伝の2区を任されながら途中で意識を失った苦い経験を持つ父の夢を託された天才的ランナー・岡崎優の物語。
負けを知らないずば抜けた速さ。絶対の自信と高く明確な目標ゆえに大学陸上部でも孤高を貫く姿勢は部員たちの猛反発を受けるが、優は自分をサポートする「チーム岡崎」を結成させ、あくまでもわが道を行く。
しかしその速さには本人が知らない出生の秘密が隠されていた。

箱根駅伝で1年ながら2区に選出されたものの、DNA検査でその秘密が明らかにされそうになったとき、優は苦悩の末に辞退を申し出る……。

天才の孤独と苦悩という古典的なテーマに、これまた古典的な出生の秘密をからめた設定だが、そこに遺伝子操作を加えたところに現代小説らしさがある。
ラストで父との和解が示唆されるのも定石ながら、ホッとさせられる。

書店のPR誌『新刊展望』1月号(日販)に作者の自著解説が掲載されている。

「結末は、あえて決めなかった。書いているうちに、登場人物たちが勝手に動き回るのが常なので、彼らの判断に任せていた。自作でありながら、主人公の決断も、私に相談なしに下された感がある。彼の選択を、私は受け入れたが、読者はどうだろうか。
この作品を書いている間中、胸に圧迫感があった。心臓にも肺にも疾患はないので、主人公に感情移入したためだろう。彼の心の痛みに、私の胸が共振したせいだと思っている。
主人公の少年は生意気で自信家で、ちょっとその性格、どうよといった子だ。素直じゃないし、人をなめてるし、可愛くないので、応援する気持ちにはなれないタイプだ。そんな彼に、この小説を読み終えた読者が、声援を送るようになってくれたとしたら、とても嬉しい」

はい。なりましたよ。
それにしても、仲間とか共感とか、そういう青春っぽい絆を否定していた彼が、新たな人生を踏み出したとき、大学陸上部時代の人脈に助けられるのは皮肉でもあり、それが人生という気もする。


もう1冊の『一瞬の風になれ』は全3巻という長さでもあり、高校陸上部のスプリンターを主人公にしたバリバリの青春小説らしいので読むのを躊躇していた。
が、ちょうど高1息子が帰省中でもあり、読ませたらどんな感想をもつのか興味があるので買ってくることにした。

朝、風雨強く走れず。ステップ運動20分、心拍108。

夜、木刀素振りなど日課。
昨夜、剣道二段の高1息子から、木刀を強く握らずに小指に力を入れて持つ/腕と肩に力が入っていると振りのスピードが遅くなる/止める瞬間は雑巾をしぼるようにギュッと手首と腕を内旋させる との指導を受けたのでその点に留意して。
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静的ストレッチ

2006-12-25 22:00:42 | トレーニング

以前から、また昨日の練習会でも、刀水ACのFコーチは、目一杯に筋肉を伸ばすような静的ストレッチには疑問を呈しておられた。
あくまでも、動きのなかで、ということ。

高橋尚子選手を大阪学院大学時代に指導された山内武先生(大阪学院大学助教授) も、最近出たムック本の巻頭インタビュー記事で、静的ストレッチの弊害について語っておられる。
『突然、足が速くなる!vol. 4 マラソン&長距離編』MCプレス刊)

山内先生は、短距離走で有効なトレーニングとして導入されている
プライオメトリック・トレーニングを、長距離走にも効果的ではないかとランニング学会で発表された研究者である。

(* できるだけ短時間で最大筋力を発揮できるようにするエクササイズ。代表的なドリルが「ボックスジャンプ」、跳び箱からの飛び降り・飛び乗りを繰り返す。昨日の練習会でFコーチの指導話中でも触れられていた)
 

「スタティック・ストレッチ(静的ストレッチ)は静止した形でいろいろなポーズを作って筋肉をしっかりと伸ばします。反動を用いずに行ないます。
簡単に言うと、このスタティック・ストレッチをやると、カラダのバネを失った状態にしてしまうんですね。
だから、プライオメトリック・トレーニングの前に、スタティック・ストレッチを入れると、バネを弛めてからバネのトレーニングをすることになってしまう」

したがって、アスリートのスピード練習やレース前の静的ストレッチはすすめられないと言う。

「同じように、トップランナー・競技者が本格的なスピード練習をする前やレースの前には、スタティック・ストレッチはおすすめできません。反動を少々用いた従来の準備体操で充分だと思います。
とは言っても、市民ランナーレベルの話になると、多少バネを失っても、関節の可動域を広げておいたほうが良い場合もあります。
そのあたりは、個々人が状態を考えてケースバイケースで対応する必要があると思います」

なお、このプライオメトリック・トレーニングは瞬発的筋力を鍛えるトレーニングであるだけに、筋力に乏しい初級者がいきなり上級ドリルをしたりするとリスクが高い。
山内先生が市民ランナーにすすめる、軽い負荷の入門編ドリルは3つ。

①ポゴ その場で連続両足ジャンプ……接地時間を短く、リズミカルに高く跳ぶ

②プランシング 両足同時接地、左右の膝を入れ替えながら前進……踏切りも両足

③アンクル・フリップ 前進しながら連続片足ジャンプ……交互の足で踏切り・接地

このくらいなら、準備運動の一環として取り入れても良さそう。

朝、ステップ運動20分、心拍108。
夜、逆立ちなど日課。

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基礎練習

2006-12-24 22:25:35 | トレーニング

またもや日課エクササイズが1つ増えた。

逆立ち 1分 

自力での倒立など、もとよりできるわけがないので、補助付き、または壁などに向かって。
因果関係は不明だが、刀水ACのFコーチによると、1分間の逆立ちができるようになった女子陸上部員は続々タイムアップしたそう。

聞いて、その場ですぐ試してみたら40秒がやっと。30秒過ぎて体が震えてきた。

踵立ち2分できたワシだ、逆立ちが1分できないでどーする……ということで、またぞろ妻にあきれられそうなオヤジである。

午後、刀水AC練習会で埼玉・健康福祉村へ。たぶん年内に参加できる最終回。
今回は、現在故障中で当面レースに出るのをやめて基礎練習からやり直す決意をご自身のブログで宣言した
駄馬さん 
が参加された。
(ハンドル名はのどかだが、実際の走力はワシなど足元にも及ばない方)

立ち方、歩き方の基本からFコーチが丁寧な解説をされ、駄馬さんと一緒に指導を受けることができ、非常に有意義であった。

その指導話の中で触れられたのが、逆立ち1分の効用。
やみくもに走るよりも、体作りと動き作りが重要なことは、この半年余り刀水ACに参加させていただいて改めて身にしみたところである。

午前、多摩川の月例川崎。時間の都合で、3kmと5km。3種目めの10kmは出ず。
3kmをアップジョグ代わりに走り、5kmはほぼ目一杯。21’16”、ラスト競り合いになり心拍180。

午後の練習会で越谷行きの電車に間に合うよう、一生懸命チャリのペダルを踏むが、向かい風で一向にスピード出ず。
ラン以上に自転車は風の影響を受けると思い知る。往復30km、約90分。
駅に1分前に着き、猛ダッシュで予定の電車に間に合った。もう汗ビッショリ。


さあ、逆立ち1分、やってみるか。

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脳内時計

2006-12-23 23:03:57 | 家族・交友
朝4時に起きるため、前夜寝る前に就眠前エクササイズしながら、「4時、4時……」と繰り返しつぶやく。
同時に時計の針が4時をさしている映像を、ありありと思い浮かべる。

いろいろあって、結局寝たのは1時すぎだったにもかかわらず、ピタリと4時に目が覚めた。
いつも、念のためセットした目覚まし時計が鳴る寸前なのも不思議。

妻を起こし、窓の外を見ると、ちょうど迎車が約束の4時半の30分前に到着して待機に入るところ。

4:30に無事送り出し、朝の体操をしたり、息子たちに朝メシを食べさせたり、洗濯機を回したりしているうちに7:30。
予定どおりNHK「おはよう日本」の特番「飲酒運転はなくせるか」が始まった。TVの前に3人集まって凝視する。

絞りこんだ内容の、なかなかよい特集であった。
飲酒運転常習者の背景にあるアルコール依存症の問題を掘り下げた点が、とくにすばらしかった。

締めくくりに出番の妻はまずまず落ち着いていたものの、リハーサルの時に時間を超過したので大幅に刈り込んだら本番では15秒ほど時間が余ってしまい、キャスターさんたちとなんとかつないだそう。

ともあれ無事に務めを果たせて、やれやれのオヤジであった。


AM、市ヶ谷⇔皇居約2周 (一般参賀で大手門前は走れず迂回)
PM、年内に終わらせねばならぬ仕事のため社に休出。結局、夜9時までかかる。長い一日であった。 
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怪人二十面相の本名

2006-12-22 22:42:26 | その他の雑記
遠藤平吉、元サーカス団の軽業師。
江戸川乱歩の少年探偵団物で、明智小五郎と対決する怪人二十面相とは、この男である。
先日、神保町の東京堂書店で入手した『完全版 怪人二十面相・伝』の解説によると。(新保博久氏筆)

どんな世界にも探究型マニアがいて、膨大な少年探偵団シリーズ中に、唐突に二十面相の本名がでてくるのを発見する。
『サーカスの怪人』(1957年作)で明智探偵が二十面相の変装を見破り、こう言う。

「きみの本名が遠藤平吉ということは、ぼくも三年まえにきいた」

その前後にはなんの伏線も説明もなく、だしぬけに。

翌1958年作『奇面城の秘密』にも1カ所だけ出てくる。
中村警部が追い詰めた犯人に呼びかける場面で。

「おい、四十面相、本名は遠藤平吉だな」

長大なシリーズの中で、ここにだけ唐突に二十面相の本名が出てきて、しかもあまり意味があるとも思えない出し方。
そこがまた、けっこう無造作な乱歩先生らしいところではあるが。

劇作家の北村想は、このわずかな部分から、正・続2冊にわたる二十面相の伝記を書いてしまうのだからスゴイ。
少年探偵団シリーズを読むうちに、ニ十面相の涙ぐましいほどの努力に感動した北村氏は、「いったい二十面相とはどんな男なんだろう」と興味をひかれたものの、原作ではほとんど触れられていない。
で、しかたなく自分で書くことにしたという。

うーん、自分の読みたい物語が自分で書ける人がうらやましいオヤジである。


ところで、明朝のNHKテレビ「おはよう日本」で25分の特番「飲酒運転はなくせるか」を放送するとのこと。
朝7:30~:55、そのラスト5分の締めくくりで妻が生出演で話す予定。
未明4時半に迎車がくるそうなので、起こさねば。

朝、ステップ運動20分、心拍111。
夜、プールへ。平・クロール各500m、30分。
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感覚走

2006-12-21 22:43:58 | トレーニング
朝、しばらくぶりで、芝生の公園を走る。
目標タイムや勝負からようやく解放されて、ゆっくり地下足袋ジョグ。

裸足の直接感覚には及ばぬものの、シューズに比べればずっと足裏から地面の微妙な情報がシャープに伝わってくる。

いろいろあって時間がとれず30分足らず、3kmほどの短いジョグだったが、やっぱり走ることは楽しいと改めて感じて、うれしいオヤジであった。

昨年9月に創刊されたランニング文化誌『ランニングの世界』(年2回刊/山西哲郎編/明和出版) の第3号で、山西先生は「感覚で走れ -感覚走のすすめ」と提唱しておられる。

走るのが嫌いな学生たちが、山西先生の授業と出会い、裸足で芝生に横たわり、風を感じ、やがて走る楽しさを発見していく。
その道程が、山西先生自身の感動・驚き・共感とともに描かれている。

「芝生から、冬には大地の温もり、夏には涼しさと、ゆったりと大地に支えられた安定感が伝わってくる。
これらの感覚が体から脳に通じたのか、心がゆっくりと癒され、心地よく眠くなっていく。
『足の指のあいだを風が通って行きます』という学生の感覚の豊かさに驚く」

そう、リクツ抜きの感覚の世界だけれど、それを言葉で的確に表現するのもまた豊かな感性のなしうるところであろう。

「ルソーのいう『自然にかえれ』とは、多くのストレスや束縛、重圧、スピードライフなどによって閉じてしまいがちな感覚をのびやかに開くこと。
それには、まず自分のなかの『内なる自然』、つまり、感覚豊かな自分を取り戻し、目や耳、皮膚、筋肉……と体をはりめぐらしている感覚に知覚器で、外の自然からの語りと自分の自然とを感じ取る喜びが始まるのだ。
そうすれば、何百万年も培ってきた、さわやかな走る感覚がふたたびむくむくと甦ってくるのである」


ということで、久々にジョグ俳句。

 ☆ 足裏に 剛き枯れ芝 冬の朝
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神田神保町

2006-12-20 22:38:07 | その他の雑記

昨日、健診でお茶の水へ行った帰途、久しぶりに神保町の古書店街を歩いた。

まだ昼前だったので大半の店は開店前だったが、以前足しげく通っていた頃よりも古書店の店舗数はむしろ増えているようだ。
本格的な古書、いわゆる「黒っぽい本」を扱う店は減っても、それ以上に新規参入が増えていると聞く。こちらはいわゆる新古書「白っぽい本」を取り扱う。

古本屋らしさがあふれる風景のひとつだった文省堂さんの外壁に作り付けられた均一本の棚は、残念ながら閉じられていた。
12月3日をもって移転しました、との張り紙あり。
手元にある、古い神保街ガイド (『街の記憶』1989年/石橋総合印刷刊) に収められている文省堂のスケッチ画に、その面影をとどめるのみ。

神保町古書店街の公式HP

ワシが必ず立ち寄るのは、すずらん通りの新刊書店東京堂書店である。
以前、妻が代表を務めるNPOの事務所がこの裏手にあり、休日にボランティアで手伝いに来た時など、帰りに寄って書棚をひとわたり眺めて歩くのが至福のひとときであった。
内装は変わっても、図書館のように落ち着いた雰囲気は今も変わらなかった。

急いで社に戻らねばならぬため、1Fだけ見て回る。
探していたランニング小説『Run!Run! Run!』 
(桂 望実著/文藝春秋刊) と、
奇書『完全版 怪人二十面相・伝』 
(北村 想著/出版芸術社刊) の2冊を購入。

前者は、移動の電車中でさっと目を通したかぎりでは、なかなか面白そう。これまた箱根駅伝が舞台らしい。じっくり味わって読むことにする。

後者は、かなり前に単行本として出て絶版となっていた2冊(1989年・1991年、ともに新潮社刊) を全1巻にまとめ、新たなあとがきと新保博久氏による解説を加えた「完全版」である。単行本で既読ではあるが、「完全版」と銘打たれるとマニアは弱い。

しばし本の街の匂いに包まれたオヤジであった。

朝、ステップ運動30分、心拍108。
夜、卓球の今年最終練習会。1時間で汗びっしょり。練習試合2ゲーム、フルセットの接戦を制して連勝、気分よく引き上げる。

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甘党

2006-12-19 21:16:52 | その他の雑記

ワシは甘党である。別に威張ることもないが。

日曜の8km親子決戦に勝利して、大多数のオヤジならビールで祝杯となるだろうところを、ワシの場合はおはぎと豆大福にお茶であった。

刊行されてすぐ買ってきたものの、高島平など本命レース直前期で「目の毒」と思って引き出しにしまっておいた本がある。
今年最後の勝負レースも無事終了し、ようやく封印を解いて読んだ。

『第62代横綱 大乃国の 全国スイーツ巡業』 
  (芝田山 康著/日本経済新聞社刊)

北海道芽室町出身、子どもの頃からあんこが大好きで、現役力士時代も他の力士たちが飲み歩くのと同様、うまいスイーツを食べ歩き、角界きっての甘党として知られていた。引退後、芝田山親方を襲名して部屋を興した今もケーキ作りと甘いものを食べるのが趣味だそう。

堂々たる体躯で横綱を張り、同時代の大横綱・千代の富士が連勝記録を53まで伸ばした昭和63年(1988年)の九州場所千秋楽で土をつけた。
これが「昭和最後の一番」となった。

この相撲はワシも鮮明に憶えている。
(その一番も当然、千代の富士が白星を重ね、翌場所の千秋楽に双葉山の69連勝に追いつくとばかり想定していたので、思いがけぬ展開であった)

巨体を利しての寄りのみならず、意外と小技も得意とした独特の取り口と同じく、スイーツも洋菓子・和菓子ジャンルを問わず、しかし中途ハンパは許さない独自のキビシイ目と舌で選び抜かれた秀逸なスイーツ85品が大迫力のカラー写真とともに競い合うように並んでいる。
北海道産品に比重が大きいが、相撲界では地元びいきは当たり前だから許せる。

基本的に、質がよくて、価格が張らないもの、というのが親方の方針のようであり、好感が持てる。
鳩サブレーも、ちゃんと入っている。これを食べながら日本茶を飲んでクチュクチュすると、うまいんだそう。

「目の前に初めて食べる饅頭があるとしよう。
1個食べる。これはうまい! 僕なら5つくらいはいける。
どこでつくられているのかと必ずラベルやパッケージを見る。それをメモしたり、パンフレットがあればファイリングしておく。
これが、僕のお菓子選びの基本的な情報収集の仕方だ。
デパートの物産展も要チェックで、うまそうなお菓子があれば僕は並んでも買う。
体が大きいから目立つって?  そんなもん関係ない。恥ずかしいなんて、ちっとも思わない。
世の中にはたくさんのお菓子情報が氾濫している。雑誌によっては、情報量を多くしたいがために猫も杓子も混ぜこぜ、という許しがたいものもある。
こういう情報に惑わされずに、自分好みのお菓子に出会うためには、自分の五感を信じることがもっとも大事だと思う。
人がなんと言おうと、自分がうまいと思うものが一番なのだ」

うーむ、甘党としても横綱級の至言である。ランニングにも相通ずるような。


本日、健診のため完全休要。体操類のみ。
 

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決戦翌日

2006-12-18 19:07:06 | 家族・交友
第2回父子レース勝負はワシが勝利し、これで対戦成績は1勝1敗となった。
また来年の対戦が楽しみである。
次回はまず「距離」の設定から火花を散らすことになりそう。
(去年の3kmは息子、今年の8kmは父が制した)

妻コメントにもあるとおり、息子は筋肉痛やら何やらで大変な状態のようである。
レース後、シャワーでの脚部温冷浴やアイシングなど、ワシの知るかぎりの知識と経験を総動員してケアに努めたつもりだが、いくら若いとはいえ、いきなり8km全力走のダメージは大きかったようだ。
やはり日頃のトレーニングが大切である。

ワシも本日休養。
とはいえ、朝の目覚め体操から始まってナンバ体操や、日中のながら体操、夜には腰割り・ボールあぐら・新聞パンチなどなど日課エクササイズを自動的にこなし、これで「休養」といえるのか、いささか疑問のオヤジであった。
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