ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

有川浩さんの本

2011-07-31 19:27:41 | 本・漫画・映画など

未読のまま積んであった『三匹のおっさん』『阪急電車』『県庁おもてなし課』をいっぺんに読んだ。どれも面白い。同じ作者とは思えないほど雰囲気が違っているが。そこがまたスゴイ。

きっかけは『図書館戦争』シリーズ文庫版の巻末対談を読んだから。
5月に他界された児玉清さんが、いつも新作を激賞されていた作家のお一人が有川浩(ありかわ ひろ)さん。
文庫版4冊に4回に分けて連載された対談の最後に、作者から児玉さんへとっておきのプレゼントが。

有川 実は、お伝えしなければならないことがありまして。
児玉 なんでしょう、ちょっと怖いな(笑)。
有川 私は、小説のキャラクターにモデルを立てることってあまりないんですよ。ただ、稲嶺司令だけは明確なモデルがございまして……実は、児玉さんなんです。
児玉 え?  え!?   そんなこと、つゆとも考えなかったですよ。舞い上がっちゃいますよ(笑)。 だって稲嶺司令という人に僕、特別に感情移入して読んだんですよ。この人の存在が、この物語のひとつの重しになっている。しかもこういう人が上にいたら、下にいる人達は幸せだなあと思わせる、実に魅力的なリーダーですよ。これ以上ない指導力があり、決断力もあり、人情もあり、自分を捨てることで組織全体を救おうという判断を下せる、すごい人ですよ。そんな人が……。
有川 実は『図書館戦争』は漫画にもなっているんですね。コミカライズを手掛けた弓きいろさんに、「漫画を描く時は、稲嶺だけは児玉清さんのイメージで」と指定して描いてもらったんです。
児玉 ありがたいことだなぁ。じゃあ改めて、これが俺だ、と思いつつ、読ませていただきます(笑)。
有川 児玉さんの書評を読んで受けていたフェアな感覚っていうのは、稲嶺というキャラクターの中にかなり入り込んでいると思います!
児玉 いやいやいや!  ……あのぉ、僕はね、深みのない人間ですから。だから批評やら作家論みたいなことは書けないんだけれども、小説からいただいたものに対する、熱いものみたいなものをね、語ることはできるかなと。それだけでやって来たんですよ。ただ、そんな人間であるという前提でひとつ言えるのは、僕が熱いものを受け取らせていただける方達の作品に共通するのは、真っ当感なんですね。どんな破天荒な小説であっても、その底にあるものは、社会に対する人間に対する真っ当な心、真っ当な思いやり、僕はそこに惹かれるんです。今日お話しを伺って確信しましたが、有川さんの本も、まさにそうなんですよね。
有川 人間が本来持っている優しさとか、善意とか、そういうものを信じたいなという、祈りのようなものなんです。私にとって小説を書くことって。
児玉 あぁ、だから僕らは読んでいて、こんなにも惹かれるんでしょうね。

この記念対談は今年3月に収録されたそうなので、児玉さんはすでに体調も悪化していただろうが、読書家として最高に嬉しい贈り物だったに違いない。本を守るために武力闘争が必要となってしまった検閲社会を描く近未来小説の重要な登場人物=図書防衛隊基地司令 だけにいっそう。


戻り梅雨のような曇天の下、本日は「第425回 月例川崎マラソン」に参加。
この時季にしては走りやすい条件にもかかわらず、ペース上がらないオヤジであった。

 [1km]5分25秒 [3km]13分21秒 [5km]21分55秒 [10km]46分18秒

会場までチャリで往復、32km。帰路、プールに寄ってクールダウン。
今月の走距離は308kmで今年1月以来となる月間300km超。月間走行距離にこだわりすぎるとロクなことがないので、あまり気にしないようにしているけれど、いちおう元気に走れている証しには相違あるまい。
ともあれ故障なく練習を積み重ねていくことを第一に。


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (98)
  最近、歌手活動を再開されたらしく新曲も出た懐かしいこの方。かつて結婚式の定番ソングでもあった。

 ♪ 世界は二人のために (佐良直美/1967) 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新 仙台国際ハーフ

2011-07-26 20:21:51 | レース

今朝の河北新報に記事あり。

「仙台国際ハーフマラソン 来年、1万人規模で開催」

今年5/8の第21回大会は震災により中止となったが、来年の5月13日に1万人規模に拡大し新コースで第22回を開催することが決まった。
登録の部1500名(男子1000名制限時間1時間40分 女子500名1時間50分)と一般の部8500名2時間30分。他に車いすハーフ100名、新設の5kmの部2000名と2kmの部500名。
前回までゴールだった仙台市役所前が折返し地点(7.8km)となり、仙台市陸上競技場がスタート・ゴール。

新コースはワシが期待し思い描いていたルートとはいささか異なるものの(ことに後半)、第15回にちょうど50歳でようやく念願かなって初参加以来、毎年の最大目標大会として出場させていただいてきたオヤジとしては、何はともあれ再開を喜びたい。

なお、参加料は検討中とのこと。
 ⇒ 仙台国際ハーフマラソン公式HP


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (97)

今は昔、初めて仙台の学生下宿で迎えた夏に隣の部屋からよく聞こえてきた真理ちゃんの歌声。

 ♪ 恋する夏の日 (天地真理/1973)


※と、ここまで書いてアップした後、記者発表資料をよーく再読して、ん?? !!!

なんと今までの先着順ではなく。 抽選 に変更とのこと……ガーン……ガーン…ガーン…

申込開始は10月3日(月)から。当選を祈るのみのオヤジであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足柄峠~金時山

2011-07-24 20:47:33 | トレーニング

土曜朝、通算18回目の足柄峠。
ここ数日、涼しい日が続いたとはいえ夏場の峠走はキツイ。

今回はいつもどおり山北駅から足柄峠頂上まで1時間40分ほどかけてゆっくり上った後、気分転換を兼ねて未踏の金時山(きんときやま)へ。
標高1213m、ハイカーに非常に人気が高い有名な山だが、ワシはこれまで峠道から遠望するばかりで登ったことはない。

足柄峠から約1時間で山頂に立った。1000m超の高さだけにそれなりに山の風と涼気が身を包み気分爽快。途中かなり険しい道程もあるものの本当につらいのは20分程度。もうダメとなる前に山頂のお茶屋さんが眼前に現れた。
下界では100円しないあずきアイスバーが200円したけれど、うう、うまい。

すぐ手が届きそうなほど大きな富士山を眺めながら。
そういえば前日に富士登山競走が開催されたはず、今年の富士山はどうだったのだろうか。
いま目の前に鎮座する山容はすっかり夏山モードに衣替えし、白い雪渓が2すじ見えるだけ。

下山路は足柄峠に向かわず、山中の道を1時間半くらい下って夕日の滝を経て地蔵堂に降りてきた。このルートで登る人はごく少ないようで、途中で若者グループ2組と行き会ったのみだった。
途中で農家の庭先に何か干してあるのをよく見たらイノシシの皮のよう。大きなものから小さなものまで7,8枚。初めて見たが竹の皮をでっかくしたような感じだった。
地蔵堂前のバス停にそば屋さんがあり、ここで食べさせてもらったおやきは実に美味だった。1個200円。
ここから約10kmの下り道、快調に走り50分ほどで山北駅前に戻る。およそ6時間の小さな旅は楽しく終わった。うちサボリが40分くらい。
走ったのが30kmちょっと、歩きが約8kmで合わせて40km弱の距離か。。いつものように駅前のさくら湯プールで心身ほぐしてクールダウン。

きょう日曜は刀水AC練習会。先週と同様、緑陰に富む内牧公園(春日部市)に場所を変更して。
昨日の山歩きでお尻からハムにかけて早くも筋肉痛。早めに行き、ウォーキングでほぐす。
メイン練習は前回と同じくサーキットトレーニングだが、先週3セットだったのを今回はプラス2セットで5セット。これはきつかった。一人では到底できそうもない練習である。

つい一昨日の富士登山競走に参加され見事に山頂コース初チャレンジでゴールを遂げたT氏も練習会で同じ練習メニューをこなしていた。ご自身もかつて完走された監督談によると、富士登山競走はきついけれどダメージは残らないそうだ。ことに時間内完走を果たせば高揚もするし全然へっちゃらなんだそうである。なるほど、そういうものかも。

昨年からルール改定により、いきなり山頂コースにエントリーは不可となり必ず5合目コースで制限時間(2時間半)をクリアしなければならない。来年5合目コースに参加してみたくなってきたオヤジである。


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (96)
夏の山道を進んでいくと、あの定番夏歌が脳裡に鳴り響いてきた。今なお古びないサウンド、もう30年も経つとはオドロキ。

 ♪ 君は天然色 (大瀧詠一/1981)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気仙沼

2011-07-17 19:28:59 | 家族・交友

今週木曜早朝に気仙沼へ出発した留学息子が今しがた帰ってきた。
6月下旬から学年末休みで1ヵ月ほど帰国中、縁あって震災関連ボランティアとして。
高校生ピアニストゆういち君との創作折り紙コラボは好評だったようだ。

ゆういち君のパパ(ゆぱさん)のブログ

同日に仙台に向かった妻も石巻~女川と北上して気仙沼で息子と合流。無事に一緒に帰宅した。
帰途、仙台は昨日からの六魂祭混乱の余波で大混雑だったそう。
気仙沼から浜松まで車で帰られたゆぱさんも渋滞で16時間を要したとのこと。お疲れさまでした。

⇒ 妻の気仙沼レポート 「気ままコラム」

芸のないオヤジは、8月初めに東京代表として全国中学生囲碁大会出場する中3息子を囲碁塾に送り出しつつ日常を守るのみ。
土曜は刀水AC練習会。緑陰に富む内牧公園(春日部市)に練習会場を変更し、短時間でピリッとしたトレーニング。①スタートの一歩目の重要性を意識した流し ②腕立てなど5種筋トレ+210mダッシュ×3セットのサーキットトレーニング ③各自のペースで樹間を自由にファルトレク走35分

本日、日曜は通算17回目の足柄峠。これまでいつも神奈川県側の山北駅から峠越えして静岡県側の駿河小山駅をめざすコースで復路の上りが常に大撃沈となっていた。今回初めて駿河小山駅からスタートして山北駅へ。
さすがに歩かずに登りきり万葉公園まで1時間24分。下り1時間19分で山北駅に着いたところで力尽きた。再び峠を越えて戻る気力わかず、さくら湯の小プールでクールダウンして帰路につく。
ただちに昼寝して明朝のなでしこ決勝観戦に備えたオヤジであった。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (95)
 NHKラジオで今月の歌(ユアソング)として流れてくる園まりさんの新曲「もう一度逢いたくて」。これはあの大ヒット曲のアンサーソングだろうな。当時小学生だったワシは初めて女性の色気というものをこの歌で感じたのだった。

 ♪ 逢いたくて逢いたくて (園まり/1966)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

所沢3種耐久

2011-07-10 21:16:46 | レース

「第2回 3種目耐久レース in 所沢」に参加。
土曜 [5km] 22分48秒 [フル] 4時間41分43秒
日曜 [8時間走] 3.246km×19周 (61km)

暑くて全然走れず。最初の5kmは4分半ペースを保てなかった。

所沢の航空記念公園内の周回コース3.246kmをひたすら回る。
1周するたびに頭から水をかぶり多種多彩な補給食をありがたくかっ食らい、また出発。
周回を重ねる毎に滞在時間も長引く傾向に。
フルは走行ペース自体はサブ4ペースをキープしたものの、毎回エイドに4~5分寄っていくからそれだけでもう4、50分のロス。

きょうは一段と日射し強烈で、どんなにゆるいペースでも8時間走り続けるのはムリと考え、当初から計画的にウォーキングを入れるプランで。
午前8時スタート、午後4時まで。終了時間の15分前になると次の周回には入れないルール。
3周ラン+1周ウォーク ×5セットで20周めざしたけれど、最後は時間切れで20周目に入れず19周で終わってしまった。

ただ、2日間とも「エイド以外では歩かない・立ち止まらない」(計画ウォーク周を除き) と自分で決めたオキテだけは破らずに済んだオヤジであった。
帰路、東京体育館プールに寄り、2日間の苦闘を水に流してほぐす。

来月に予定していた奥武蔵ウルトラマラソン77kmはとても走りきれそうにない。たぶん参加取りやめかな。

[7/13追記] 所沢耐久レースを主催されたスポーツエイド・ジャパンのHPに記録と当日の写真がアップされていた。これらを見ると、苦しかったのは自分だけではなかったと改めて感じる。
3種耐久の年代別「55歳以上男子」の部では、出走26名中4位。プールにすぐ行きたくて記録証をいただかずに帰ってしまい合計順位は知らなかった。おそらく10番前後と思っていたので、いささか意外であった。(入賞は3位まで)
とにかくエイド給食の多彩さとボランティアスタッフのコスチューム(おやじ好み)、延々と夏空に舞い上がるキャンディーズメドレー、そして長時間にわたる膨大な写真撮影など非常に励みとなった。感謝あるのみ。
同じ主催者による奥武蔵77kmも3km毎に豪華エイドがあるそうなので、行けるところまで行ってみようかと早くも気が変わり始めた節操なしオヤジである。


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (94)
  ぐるぐる回り続けていた間、昔懐かしい歌が次々脳裡に鳴り響いた。一番懐かしかったのはこの歌。

 ♪ どこまでも行こう (山崎 唯/1966)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アクアスロン

2011-07-03 16:06:18 | レース

本日開催された「第11回 目黒さんまアクアスロン大会」に昨年に続き参加。
スイム300m+ラン4km。両腕にマジックでナンバーを書いてもらい、気分はトライアスリートのオヤジである。

昨年までは駒沢公園内の屋外プールと園内周回コースで開催されたこの大会、駒沢プール廃止に伴い目黒区民センターに会場を替えて行なわれた。

男子は申込順に約30人ずつ3組に分かれてスタート。ワシは最初の組、開会式が長引いて時間が押し、プールに入ったとたん即スタートとなった。
50mプールの4隅に置かれたブイの外側を3周回。最後尾で激しくビリ争い。なんとかトップに周回抜きされる前に3周目に入った。

前に3人、後ろに1人だけの最後尾グループ状態でプールから出てトランジットへ。もたもたしている間に次々ランに移り、結局最終走者になってしまう。
目黒区民センター横の川沿い遊歩道コース約1kmを4周回。途中から次の組の選手も加わり、何人抜いたかよくわからないけれど7~8人は抜けたようだ。

初めてアクアスロン大会に参加した昨年は全部で5本出場したのだが、ランが1km程度のものもあり、今年は比較的ラン距離が長いこの目黒と9月末の世田谷(ラン3km)の2本だけにした。夏の始まりと終わりにアクアスロンという感じである。
それにしても、もう少し泳力を上げたいと切に思うオヤジであった。


前日の土曜は足柄峠。通算16回目、峠越えロング走は5度目。今回も復路の上りがほとんどまともに走れず何度も歩いてしまい大撃沈、5時間49分。往路2時間43分ー復路3時間6分。
暑くてもう当分は時間短縮は望めそうになく、当面の目標である5時間切りは秋以降の宿題となりそう。

今回は行きかうランナーごくわずか、前回のような「ゴボウ抜かれ」もなくタイムはともかく心おだやかに走ることができた。
なお、走後の定番である山北駅前「さくら湯」で知り合ったランナーさんに聞いたところ、峠越えの場合、ワシが折返し点にしている駿河小山駅まで行かず、峠道を下りきったところにある酒屋の自販機で給水して折り返してくるとのこと。それで42kmなので駅まで2.5km往復、プラス5kmで47kmのコースということに。

来週末は所沢3種耐久。(5km/フル/8時間走)

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (93)
  夏がくれば思い出すこの歌声。

 ♪ 暑中お見舞い申し上げます (キャンディーズ/1977)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする