ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

月例川崎マラソン

2009-07-26 21:51:52 | レース

なるべく毎月参加を心がけている「月例川崎マラソン」(最終日曜開催)。その「第401回」に本日参加した。
走り始めて1年後くらいから参加して今回が連続68回目。(といっても1/3近くは棄権届による連続ツナギだが)
33年余にわたり毎月開催してこられた運営役員の方々にはただただ感謝と敬服あるのみ。

AM8:15スタートの子ども1kmに始まり、3km・5km・10kmの各種目があり、多くの方々が全種目に参加。1種目でも全種目でも参加費は同じく1000円)
ただし本日は朝から高気温・高湿度のため10kmが5kmに変更。したがって5kmを2回ということに。

暑さがきわめて苦手な上に故障中でほとんど練習できていないワシは1回目の5kmで残念ながらギブアップ。この月例に来て、全種目を走らなかったのは久々である。

{1km] 5'47" (間6分) {3km} 16'02"(間12分) [5km] 27'59"

すっかりモトのジョギングおやじに戻ってしまった感じでイヤになってくるけれど、これがまぎれもなく現実の走力。5km直後の心拍は180近くまで上がっていて、これで精一杯と心臓が叫んでいるよう。気持ち悪くなったので次の5kmはやめた。
全然走れなかった頃のつらさに比べれば、走れるだけでもありがたいのに、思うように走れない苛立ちがつい出てしまう未熟者のオヤジであった。

会場までママチャリ往復32km、帰りにプールでクロール500m泳ぎクールダウン。

囲碁塾に出かける中1息子に昼メシ食べさせて送り出した後、昼寝。2時間ほど爆睡してしまう。枕もとのラジオから聞き覚えのある歌声が聴こえてきて目が覚める。
Metis(メティス)の♪『母賛歌』

今春まで日テレ火曜夜に放送していた異色の歌番組「誰も知らない泣ける歌」(通称「泣け歌」)で最大の話題と関心を集めた代表曲のひとつで、ワシも聴くたびに涙が止まらない。

そういえばもうすぐ母の三回忌を迎える。
先日、妻と口喧嘩した夜、妻の枕もとに母が現われ、ここぞと妻は文句を並べ立て、母は「そうだね、そうだね」と一生懸命に聞いてくれ、最後に「○○○(ワシの名前)をよろしく頼みます」と言って去って行ったそう。
翌朝それを聴くワシも涙、語る妻も涙で、無事に仲直りしたのだった……。まことに母は偉大なり。

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プール通い

2009-07-09 23:00:20 | トレーニング

シンスプリントの診断を受けてから早や半月。
この16日間に走ったのは計24kmのみ。ほとんどが芝生で超ゆっくり、ウォーキングの人に抜かれるくらいの地下足袋ジョグである。

走れない分、連日のプール通いに熱が入る。16日間のうち14日はプールで1~3km泳いだ。今夜も2km。
といっても全然速くはなくて、ただ遅いなりに頑張って泳ぐから少なくとも心肺機能低下防止には役立っている、かも。

そういえば先日たまたま見たTVで競走馬のリハビリ施設(福島県いわき市)を紹介していた。故障の程度や回復の度合に応じてさまざまなメニューがあるのだが、円形の温泉プールを馬が上手に犬かきで進んでいく様はなかなかの壮観。なにしろあの巨体を浮かばせてぐいぐい戦艦のように波をかき分けて前進するのだから迫力がある。
水中ウォーキングもするのだが、まだ脚に負荷をかけられない段階では水深3mの温泉プールでひたすら泳がせるんだそう。
ある程度回復すると、トレッドミル(ランニングマシン)での歩行~ジョグ。順調に行けば砂場でのジョグを経て、スピード練習で復帰への調整を図る。もうアスリートのリハビリそのもの。

おやじランナーの場合はお金もないのでジム通いができず、もっぱら1時間200円の格安公営プールが頼り。全国さまざまなプールに入れてもらってきたが、50mプールがあってこの利用料は他に例を見ない安さである。

走れないので朝は本が読める。さまざま読み漁った中で、ランニング小説でなかなかおもしろかったのは『夜になっても走り続けろ』(倉阪鬼一郎/実業之日本社・ジョイノベルス)。
著者の倉阪氏は運動経験ゼロで3年前、46歳からランニング開始。昨秋の湘南国際マラソンでサブ4を達成した(3時間58分00秒)努力の人である。
この作品は軽い新書判の青春小説だが、自身が出場した24時間走での実体験をベースにしているだけにリアリティがある。
湘南国際大学3年生の麻友(まゆ)は恋人にふられた腹いせに、たまたま目にした「湘南市24時間耐久レース」に勢いで申し込んでしまう。忘れた頃に届いたエントリー通知を手に会場へやってきた麻友は、場違いな自分(ランニング経験なし)をさすがに自覚するのだが。個人の部、リレーの部、6時間走・24時間走、各部さまざまな走力と事情と思いと物語を背負ったランナーたちが今一斉にゆっくりとスタートした……。

倉阪氏のランニング小説はすでにいくつか読んだことがあり、もともとホラー小説を得意とするだけに、今回も「あの世好き」の本領が遺憾なく発揮されている。そろそろ来るな、と思うあたりでちゃんとそうなるところが読者サービスを心得た職人芸と言うべきであろう。

ああ、登場人物たちのようにワシもいやというほど走ってみたい。凡人の哀しさ、走れなくなって初めて走れることのうれしさ、ありがたさを文字どおり痛感するオヤジであった。

コメント (12)
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