「誓いの鐘」の向こうに新雪の富士が輝いていた。
10月末に来て以来の足柄峠。1ヵ月も間があくともうたまらなく会いたくて。(笑)
通算29回目。ちょうど1年前、きょうと同じく「つくば/河口湖」2大マラソン当日の朝、山北駅に降り立ったのが最初だった。
あれから1年の間に2月の延岡フルで3時間22分の自己新、今月の大田原でセカンドベストが出て一応の成果はあったといえるかも。ただ、内心ではもっと大幅更新を夢見ていたのでいささか物足りないが、それはもちろん足柄峠のせいではなく言うまでもなく自己責任。
本日はフルから中3日のためリュックを背負ってマラニック風にゆるゆると。途中の気温7℃、半袖から出ている腕が少々冷えて痛い。
足柄峠を越えて静岡県側に2kmほど下ったところにある新名所「誓いの丘」まで。
ここで富士山を拝しながら誓いの鐘を鳴らして誓いを立てる。夏場に来た時の「大田原で自己記録」の誓いは果たせなかったけれど、懲りずにきょうもまた新たな誓いをひそかに立てたオヤジであった。
往復で約30km。帰路、寄り道して地蔵堂横のお茶屋さんで名物のおやきを。ちょうど10時に開店するところで一番客。8種あり、ワシが最も好きな「あんこ」と「かぼちゃ」をほくほくいただく。
4時間余かかってスタート地点に戻り、いつもどおり町営温泉さくらの湯の小プールでゆったり泳いでほぐす。
きょうは関東の2大マラソンに加えて地元のハーフマラソンも開催されており、行きかうランナーごくわずか、プールもすいていた。
ゆるジョグ中、脳裡にずっと鳴り響いていたのは近頃夜な夜な聴いているこの歌。
⇒ ♪ フラガール~虹を~ (照屋実穂/2006)
3時間25分54秒。今年2月に延岡でマークした自己記録(3時間22分20秒)には3分半ほど及ばなかったが、それでもセカンドベスト。
「第24回 大田原マラソン大会」に通算7回目の参加。今回も昨年に続き過去最多、3600人余のエントリー。2004年に初参加し制限時間すれすれ3時間59分15秒でゴールした時は総合順位647番/完走685名中だったことを思えば隔世の感がある。
10時スタート。すし詰め状態で号砲を待つ。本日ここに立てたことを深く深く感謝する。
以前は競技場を1周半してからロードに出たと記憶しているが、参加者急増してからは半周してそのまま出る。場内、出口で何度も渋滞。
(10km毎ラップ) 48'22”ー46'57”ー47'32”ー51'27”ー11'36”
前半1時間40分25秒/後半1時間45分29秒
大幅自己新を望める状態ではないものの、初参加した年以来の前泊で心身リラックスできており天候も曇天無風で気温低めで絶好(日中は日が差しやや気温は上がったが)の条件。延岡での自己記録を1秒でも更新、を目標に10km48分を目安に後半上げていくレースプランだったのだが実際は後半5分落ち。
結果的には10kmラップの第2と第3が逆になってしまったのが響いてか、30km過ぎからkm5分ペースも維持できなくなり胸算用はご破算となった。
とはいえ、ちょうど1ヵ月前の高島平20kmで大撃沈してゴールすらできなかったことを思えば、あれから1月でよくここまで来たと感慨も湧く。
30kmからの苦しい走りの中、以前だったらkm6分、7分超まで大撃沈したところ。そうならなかったのは少しは進歩したかも。
なにより、刀水ACの仲間からの熱烈応援は本当にありがたく、力をもらえた。感謝あるのみ。
ともすれば、つらく暗い後ろ向きの想念にとらわれそうになる時、一昨日の夜に思いがけず観させていただいたフラガール東京特別公演(中野サンプラザ) の感動の舞台が脳裡に浮かび、オヤジは元気が出た。
とりわけ、2006年の映画『フラガール』のテーマソングでもあった♪フラガール~虹を~とともに終盤一段と盛り上がった舞台を思い浮かべると、あの凄まじいほどの骨盤回転がよみがえり、一生懸命スイングウエストして前に進んでいったオヤジであった。
⇒ ♪ フラガール~虹を~
震災後復興に向けた新しい応援ソングも胸にしみる。
⇒ ♪ 息吹 (AERIAL)
22分23秒。大田原フル直前の刺激入れとしてビルドアップ。
「第24回 上尾シティマラソン」5kmの部に初参加。5kmとはいえ、フルマラソンの3日前にレースに出走するのは初めて。ひとつの実験として。
メイン種目のハーフが競技場から5000人余の大集団で派手なアナウンスと花火とともに華々しく9時にスタートした15分後、スタート○○秒前のアナウンスもなくいきなり号砲が鳴りひっそりと5kmの部約1300人がスタート。
5'18"ー4'22"ー4'25"ー4'11"ー4'06"
きょう全力を出し切るのはさすがにマズイので、やや後方からのスタート。そのため1km過ぎまではまともに走れず転倒しないように気をつけるのがやっとの状態。あまり言いたくないが、マナーの良くないランナーが少なからずいてジグザグ走行はじめ集団で横に広がっての通せんぼ、ふざけながらの妙な走り方など目に余る。実際、そのあおりで脚をひっかけられて転倒してしまった女性ランナーも目撃した。
こみ上げる怒りとともにようやく1km通過。ラップボタンは押すが今回タイムは一度も見なかった。結局、思い切り走れたのはラストのトラック1周だけ。
非常に走りづらく不完全燃焼ではあったものの、フル3日前としてはむしろ結果的によかったのかも。
プールに寄ってから帰宅し本日開催された第3回横浜国際女子マラソンを録画で観戦。ペースメーカー3人が19kmまでに全員「脱落」してしまう過酷な暑さのなか、ラストのデッドヒート。手に汗握る。
勝者の「両親をロンドンに連れていきたくて。最後の100mまであきらめない気持ちで走りました」の言葉に思わずもらい泣きのオヤジであった。きょうは上尾でも泣いた。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 (113)
今朝早くラジオ深夜便から流れ来るこの方の心に響く歌声を1時間近く聴きながら身支度。
♪ 岐路(みち) (五輪真弓/1979)
43分29秒。これが今の精一杯だった。
「第34回 足利尊氏公マラソン大会」(栃木) 10kmの部に初参加。
メイン種目のハーフが9時スタートして10分後に10kmがスタート。何はともあれ本日ここに立てたことを深く感謝する。
距離表示わからず「あと3km」表示地点で初めてタイム見る。31分6秒。
あとは全力出し切るつもりでひたすら前のランナーを追う。もうタイムも見ない。
ラストの競技場1周は苦しかったが最後まで目一杯走りきることはできた。
タイムは不本意ながら、それでもきょうここでレースを走れてよかった。
帰路、シャトルバスの車窓から見える名跡・足利学校の由緒ある佇まいに僅かながら旅情を味わえたオヤジであった。プールに寄り、ゆっくり1.5kmほど泳いでクールダウン。
土曜、国立競技場とその周辺コースで開催された「第4回 セントラルスポーツ スポーツウォーキング大会」に初参加。
5kmコースを約200名が速歩する。上位十数名の方々は完全に競歩で全然次元の違う歩き。
自分のフツウのウォーキングがとてつもなく遅く感じられ、いやになってイライラしてくる。5km36分8秒はワシとしては上出来なのだが。競歩の身体操法も真剣に研究しなければなるまい。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 (112)
wiendylanさんのコメントに触発され、久々にこの歌も聴いてみた。
♪ されど私の人生 (斉藤哲夫/1971)
しばらくぶりで映画館へ。ドキュメンタリー「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」、涙とともにエンパワメントされた。
石炭から石油へエネルギー政策転換の狭間から再生への希望を託されて生まれた「常磐ハワイアンセンター」(現 スパリゾートハワイアンズ) フラガール。その創設をめぐるドラマとして感動を呼んだ映画「フラガール」から5年、今度は東日本大震災の直撃を受ける。
活動の場を失ったフラガールたちは46年ぶりに全国ツアーに出る。
その様子と、原発から30km圏内に実家があるサブリーダーの帰宅と日常、センター営業再開までを中心に追ったドキュメンタリー映画である。
フラガールの舞台でファイアーナイフダンスを披露する男たち3人も活躍の場を失った。ツアーの裏方役を務めつつ、いつとは知れぬ再舞台に備えダンスの稽古や腕立て伏せ、ランニングに黙々と励む。その姿に胸がいっぱいになり泣けてくる。ワシも腕立て頑張ろ。
ここ1ヵ月余り、ネットで話題になっている「福島・バス差別事件」が脳裡に浮かび、いっそうフラガールたちとスタッフの方々の懸命な取組みに心打たれる。
失われた日常を取り戻すことがどれほど大変で大切なことか改めて思い知った。
じかにその舞台を見たくなった。
⇒予告編
土曜は刀水練習会に参加。メイン練習は1km×10本。6分毎スタート組と7分毎組とに分かれて一斉スタート。ワシは2日前のハーフレースで脚重い状態ながらダメージは全然残っていない(それだけ不完全燃焼だった)ので6分組で。4分15秒で走ると1分45秒のインターバル。
4'16"ー4'15"ー4'17"ー4'15"ー4'17"ー4'14"ー4'14"ー4'04"ー3'59"ー4'05"
7本目までは前半500mを2分10秒、後半2分5秒を目標に。ラスト3本は4分目標で目一杯の走りだったができたのは1本だけ。まだまだスピード不足だった。
10本目を終えた後、続けてkm5分ペースで1.1kmコースをビルドアップ気味に3周し、プールでほぐす。
本日は足柄峠走の予定が雨予報のうえ午後から来客のため取りやめ。
AM、全日本大学駅伝をTV観戦しながらステップ昇降2時間でたっぷり汗をしぼる。
何年ぶりかで瞬間的とはいえ体重55kgを切り(身長170cm) ちょっとうれしいオヤジであった。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 (111)
来年の新・仙台国際ハーフマラソンは目標の1万人には達しないようだ。ワシも参加見送りの方向だったけれど、そうなると応援したくなる。仙台の学生時代、下宿の隣部屋のギター男がこの歌をよく弾き語りしていたのを不意に思い出した。
♪ 明日に向って走れ (吉田拓郎/1976)
(1時間36分44秒、自己計測) 制限時間90分なので公式にはDNF「記録なし」。
前回のハーフ第1回よりも5分近く遅れたが、これが現時点の精一杯だった。
「第6回 湘南国際マラソン」ハーフの部に参加。約1万8000人がエントリーしたフルがメイン種目で、新設のハーフは2回目。制限時間が厳しいため定員500名に達せず434人がエントリー。
8時50分、フルの部スタートより10分前にハーフが先にスタート。本日ここに立てたことを深く感謝する。
22'30"ー22'04"ー23'22"ー(20km地点わからずゴールまで 28'47")
10日前の高島平20kmよりは粘れたもののkm4分半ペースさえキープできず。90分(km4分15秒)は遥かに遠かった。これが今の実力。
今回の現実的な目標は10.1km関門(46分)を通過し折り返して、何としても復路に入ることだった。
5km地点でかなりきわどいペースと知り無理を承知で若干ペースアップ。10分後にスタートしたフルのトップランナーに追いつかれる直前に関門通過し折返すことができた。
苦しい後半となったがこのあたりのペースで走っているランナーは皆同じく苦しい走り。ワシも落ちているのに徐々に前のランナーの背中が大きくなり抜かせていただく繰り返しでなんとかゴールにたどりついた。
今回は90分を過ぎたランナーにもフィニッシャーメダルを首にかけてもらえて、それなりにうれしいオヤジであった。
なお、この大会では今回から「レース中にトイレ以外の場所での排泄行為は失格」と明記された。スタート前、ワシも含めてトイレに並ぶ男たちの顔はいつも以上に真剣そのものだったのは言うまでもない。
帰宅して午後は公園のサイクリングコース2.1km×10周。ほぼハーフの距離を汗もほとんどかかずに1時間足らずで走れてしまうロードバイクの威力を実感する。
これからはトレ^-ニング時間の確保がさらに難しくなりそうなので、おのずから走行距離にこだわらないトレーニングを模索し実践する必要がある。
[11/6追記] 公式HPに掲載された速報版記録発表によると、ハーフの完走者は男子99名、女子7名。前回の男子73名、女子わずか3名よりは増えたものの依然として壁は厚い。
2回の参加で湘南ハーフ挑戦は終えるつもりだったが、完走したい気持ちが再燃してきた。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 (110)
湘南とくればサザン。きょうの会場でもずっと流れていたのはサザンの曲?
♪ いとしのエリー (サザンオールスターズ/1979)