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シュートが決まらないと勝てない

2006-06-19 13:15:35 | サッカー
 初戦のオーストラリアに1-3で敗れたので、決勝トーナメントは難しくなった日本。しかしクロアチアに勝つと望みが出てくるのだった。ブラジルが2勝してトーナメント進出を決めた後の日本との試合は、チームコンデション作りのためバックアップ選手を中心する可能性がある。日本は引き分けぐらいには持ち込める期待ができたのだ。

 クロアチアとはスコアレスドローに終わった。4バックでオーストラリア戦よりいい試合をした。川口のPK(前半22分)をキャッチしたことに象徴的なようによく守って、攻撃もした。サイド攻撃の右の加地と左の三都主もよくやっていた。たびたびディフェンスを崩し決定機を作りながらも、ゴールはならなかった。中田、小笠原のミドルシュートも枠をとらえていたが決まらなかった。
 勝たなければならない試合、いや勝てる試合を逃してしまった。これまで言われ続けている、日本の決定力のなさを克服できなかっただけなのだが。
 それに日本チームは、前半は川口が遅延行為でイエローをもたった38分ごろだったろうか、疲労で集中力が落ちた。後半35分頃からも同じだった。オーストラリアに得点を許したのも終了間際だった。

 この結果は、冷静に見れば日本の現在の力である。日本の先発メンバーが、レベルの高いイタリア、イングランド、スペイン、ドイツ、フランスリーグでレギュラーを確保している選手がほとんど占めるというぐらいにならなければ、決勝トーナメントに進出はできないのだろう。現在は、一人もいない。これからW杯の3回目後ぐらいの大会のとき、そのような状況になるだろうか。
 それに国内リーグが50チーム(現在39)ぐらいで、市場規模が現在の2倍ぐらいになる必要があるだろう。Jリーグの初期の頃に招いたレベルの外国人選手と監督が、魅力を感じるリーグになればよいが。

 W杯は日本チームにこだわらずともおもしろい。今朝の韓国―フランスの後半戦を見た。後半36分に韓国が得点し同点に持ち込んだ。韓国の最後まで萎えない運動量と集中力に驚いた。韓国は勝点4で、G組(フランス、スイス、トーゴ)トップ、決勝トーナメント進出の可能性が大きくなった。韓国選手のモチヴェーションは高い。
 17日(土)のポルトガル-イランを見たが、ポルトガルが勝利して決勝トーナメント進出が40年ぶりとは、驚いた。W杯出場常連国で、強い国のはずがW杯では弱いという印象だったのが、確かだった。スコラリ監督が、素材のよさをチームづくりとして成功させているのだ。

 F組のブラジルーオーストラリアは、2-0でブラジルの決勝トーナメント進出が決まった。

 *日本-クロアチアは、テレビ朝日系の放送だったが、視聴率が関東地区で5 2.7%であった。瞬間高視聴率は終了直後(11:51)の68.6%。わたしはの場合は、BSハイビジョンだったので、それも含めるともっと高かったのではないか。



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