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天皇杯、ガ大阪底力でV

2009-01-02 10:55:57 | サッカー
 ガ大阪にとっては、公式戦61試合目の、タイトルのかかった試合である。12月のガ大阪試合数は、Jリーグ最終戦、クラブW杯、天皇杯順々、準決と6試合をこなしており、そのためけが人を出し疲労困憊の最悪のコンデションであった。残されているのは、世界レベルのクラブと戦ったプライドと今年のACLへの参加資格を得るため勝利をつかむ、という執念であった。
 柏は、旧日立時代にさかのぼっての33年ぶりの優勝と退任する石崎監督への最大のプレゼントをして送り出すことにあった。
 チーム力が落ちると見ている石橋監督としては、が大阪のチーム事情からして、先取点を取るゲームプランに出た。立ち上がり柏は躍動するように動き、試合を支配しシュートも打ち続けた。
 ガ大阪は、本来のボール支配ができないほど押されながらも、あわてなかった。15分にガ大阪がシュートをしてから、短いパスをつないでポゼッションをするリズムをつかんだ。ガ大阪は、故障の遠藤がボランチになり、ボールをつなげるようになっていった。しかしいつもの攻撃サッカーは出来ずに、前半を0-0で終えた。
 後半柏は、予定通りフランサを投入し持ち前のテクニックで度々チャンスになりかかったが、ガ大阪は2人で囲むようにデェフェンスをし、仕事をさせなかった。
 13分には柏はこれもプランどおりに李を投入した。20分ごろから攻防が激しくなった。チーム事情が苦しいはずのガ大阪は、むしろスタミナを残していたようにミスが少なくポゼッションをして、だんだん優位になっていた。李はゴールをうかがうプレーをしていたが、ガ大阪はチャンスを作らせなかった。
 延長戦になりガ大阪は幡戸投入し、そのフレッシュさにかけた。延長後半11分、シュートをしたボールをキーパーがはじき、さらにデェフエンスがはじき出すようにもつれたボールを、幡戸が押し込んで勝負を決めた。
 チームコンデションが悪かったガ大阪だが、水準の高い公式戦を戦っているチームレベルが最後に勝敗を分けたのだった。


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