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信濃の国を学ぶ:突然調子が変わる

2018-01-25 06:29:19 | 日記
ビートルズも

 毎週木曜日は県歌・信濃の国の歌詞が表す世界を学んでいます。
回を重ねて21回目、漸く4番が終わりました。
しかしすんなりと5番には行けません。
何故って4番には歌詞以外の大きな特徴があるので、それに触れずには
進めません。

 信濃の国は軽快で勇壮なメロディで親しまれています。
善光寺平や千曲川など馴染みの深い地元の地名や、何処にあるのか場所
すら不確かな名所などを、大きな声で口にしていると気持ちが晴れ晴れ
してきます。
 ところが4番に入るや突然メロディが変わってしまいます。
ゆったりとした穏やかな流れになるのです。
<優美な景観を歌うのにふさわしい曲調には、「寝覚の床」や「うばす
てやま」の歌詞が字余りになるのを解消して、歌詞の一字一句をはっきり
と歌えるようにする緻密な配慮が為されている。>
(YAHOO!知恵袋 より)
 作曲家の北村季晴(すえはる)氏が全体のバランスを考慮して作り
上げた世界なのだそうです。

 楽器も弾けない音痴な私には理解ができない話ですが、曲の途中で
全く違う調べに移る事を転調と言います。
クィーンのボヘミアン・ラプソディや米米CLUBの浪漫飛行が代表的
な楽曲だとか。
 転調には<メロディの高さを調節し選択肢を増やす目的と、聴く人を
退屈させない狙いもある。
曲の調べを変えて予想を裏切る事で感動を引きおこす。>
(山田なす.COM より)
 そう言えば「ヘイジュード」としんみりと歌い出すので浸っていたら、
途中からお祭り騒ぎが始まってまごつく中学坊主がいました。
あれは感動と言うよりはビックリ仰天の体験でした。

こんな筈じゃなかった

 還暦を過ぎても信濃の国を歌えるのは、小学生の頃に授業で習ったから。
しかしあの頃4番のメロディを教わった記憶がありません。
教え方が悪かったのか教わり方が酷かったのか、もちろん後者ですが私は
4番の調べが分かりません。
それどころか信濃の国が転調する事を知ったのは、50に近い歳になって
からでした。

 ある夜の飲み会の席、全国の仕事仲間が都内に集って旧交を温めました。
その流れでカラオケが始まりました。
長野県人は誰でも歌えるって話は本当か?が切っ掛けになって信濃の国が
リクエストされました。
 歌い出すや最初こそ勇壮なメロディに手拍子をくれていましたが、4番に
入るや同僚たちの表情が一斉に曇りました。
何故ならば突然の転調について行けない私が、マイクを握って棒立ちに
なってしまったから。
 しどろもどろで歌い繋いで曲が終わった時に目に入ったのは、仲間たちの
「途中から歌じゃ無かった!」の非難する顔呆れる顔でした。
 県歌を歌った筈が、喧嘩を売った夜になってしまいました。
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