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雑草の日:知より食

2024-06-04 06:29:39 | 日記
苦手な表現

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、セリ科 ヤブニンゾン属 ヤブニンジン です。
 森林公園の歩道脇でニンジンみたいな葉を付けた植物を発見。
この手の葉っぱを持つ別物が幾つかあるので同定には迷いますが、今回は
細長い実が付いていたのでラッキーでした。
すぐにヤブニンジンの名に至りました。
 熟したこの果実、長さは2センチほどで幅は1.5ミリ。
付け根は極細で先端が太くなった棍棒状をしています。
これが茎から四方に向かって放射状に付いているので、ぱっと見は花火が
尾を引きながら飛び散った瞬間。
 中の種は表面の刺毛で動物にくっ付いて運ばれます。
既に花は終わっていますが花期には白い小さな花を疎らに咲かせます。

 ニンジン風の葉は<2回三出羽状複葉>(山野草を育てる より)と解説
されますが、実はこの表現が私は大の苦手。
毎週雑草を取り上げながら基本知識に疎いのでこれが出てくると頭が痛くなります。
 今回は意を決し検索。
すると図解入りの分かりやすい解説が見つかりました。
 <単葉が1回3枚の小葉に分かれることを三出複葉と呼ぶ。
この各小葉がもう1回3枚に分かれれば2回三出複葉、その各小葉がもう1回
3枚に分かれれば3回三出複葉と呼ぶ>(植物Q&A より)
 この小葉が葉軸の左右に羽状に並んでいるものを羽状複葉と呼ぶとありました。 

マイルドで食べやすい

 図鑑にもっと気になる記述がありました。
<ニンジンの原種のひとつで根が赤くならない以外はほとんど変わりがない>
(身近な草花300 より)
 実物を引き抜いた経験が無いので分からないけれど、この解説を読む限り
地中にはそれなりに育ったニンジンみたいな姿が埋もれている筈。
食べようと思えば恐らく食用も可。
私の代わりに挑戦してくれた人、いないかな。
 根の画像を検索すると、同じ植物とは思えぬほどに千差万別の写真が出て
来ました。
あるものは白いニンジン風、別のものはコンニャク芋みたいな土にまみれた塊、
更には朝鮮人参を思わせるひげ状の根が幾本も生えているものも。
 個体差が激しいと分かったところで次は実食。
どなたかお食べになった感想は?

 <ニンジン程味はきつくなくマイルドで食べやすい。
塩水でサッと湯がいてひと晩水に晒す。
細かく刻んで油いためでふりかけに。
葉のお浸しも美味しいしもちろん天ぷらもいける>(カクヨム より)
期待通りの情報でした。
 植物の基本知識を身に付けるよりも、食べた感想の方に興味が惹かれて
しまいます。
そんな私は来週もウォーキングをしながら次なるターゲットを探すのでした。


コメント
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