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雑草の日:この夏に探すべき木

2024-06-18 06:29:59 | 日記
カブトムシが群がる

 夏と言えばカブトムシ。
齢70間近になっても夏はあの雄姿を拝みたくなるもの。
森林公園を歩きながらクヌギの樹肌をつい探ってしまいます。
 そんな昭和世代の虫好きの常識を覆したのがシマトネリコの存在。
テレビ番組でこの樹に群がるカブトムシの映像を見て驚きました。
シマトネリコがカブトの大好物何て話、聞いたことが無かった。
それ以前にシマトネリコなんて木の存在自体知らなんだ。
いったいどんな木、気になる樹です。

 モクセイ科トネリコ属に分類される常緑樹高木。
樹姿が立派なので家の顔としてシンボルツリーにするのが流行りなのだとか。
 <実は常緑樹で繊細な葉を持つ種類はとても少ない。
高さや密度を剪定で調整できるので日陰づくりに最適。
成長が早いので1~2年で立派な樹姿になる。
病害虫にも強く生産しやすいので価格も比較的安い>(GREEN ROCKET より)
 そんな良いことずくめの樹を信州信濃でこれまで見かけなかったのは不思議な話。
<1990年代までは沖縄以外では珍しかったが温暖化に伴い西日本でも
植えられるようになった>(wikipedia より)
 この事情ならば目にする機会はこれから増えていきそう。

夏の予感

 何事にも表があれば裏もある。
良いことずくめのシマトネリコの長所はそのまま短所にもなってしまいます。
 <成長が早いので管理が大変。
3年で3メートルになり10メートル超えもあり家が日陰になってしまう。
寒くなると常緑樹なのに葉を落とす。
キンモクセイに似た花が咲くが枯れると散乱するので掃除が大変。
飛び散った種から芽が出るが勢いが強いので除草剤にも負けない。
根張りが非常に強く巨大な根がはびこる>(東京寿園 より)
 短所にはもうひとつ「虫が寄って来る」ともありました。
それってカブトムシのこと、短所じゃないですよ。

 となれば今年はシマトネリコ探しの夏になりそう。
しかし沖縄に自生する木なので寒さにはそれ程強くないらしい。
雪国信州にシマトネリコが増えてカブトムシ取り放題なんてことは、少なく
とも今年は無理な夢。
 失意の齢70前のオヤジに朗報が届きました。
長野市周辺で普通に見られる街路樹の中にもカブトムシに人気の木がある
のだとか。
 それは意外にもムクゲ。
<ムクゲの樹皮も柔らかいのでカブトムシは削って樹液を飲むために群がる>
(NHKより)
でも幹の周りに葉が密生しているのでひと目に触れにくく、この情報は
ほとんど知られていないのだとか。
 となればシマトネリコなんてどうでもよい話。
この夏はムクゲ探しの予感がプンプンします。
コメント
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