あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日々の愚問:怒りの炎

2024-06-08 06:29:09 | 日記
乾燥剤の表記<

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい
愚問を取り上げています。
今週は乾燥剤に関する愚問です。
 わが女房は石橋を叩いて渡るタイプ。
時には叩き過ぎて割ってしまうのではと心配にもなります。
 そんな女房が昔から口を酸っぱくして言っているのが「乾燥剤は勝手
に捨てないでね、火事になるから」
台所に備え付けた子袋に不要になった乾燥剤を捨てるのが我が家の掟です。
 こんな物が燃える訳ないだろう、ふと女房に対する謀反が芽生えました。

 お菓子の袋に入っていた乾燥剤をよく見ると、3センチ四方の包装に細かい
文字がびっしりと書かれていました。
<あけない 食べない ぬらさない 子どもに注意 目や口に入った場合は
すぐに洗った後に医者に相談してください>
 それと共にあった注意書きがコレ。
<水気のある所に捨てないでください 発熱することがあります>
まさかと思っていたけれどどうやら嘘じゃない様です。
 別の製品に入っていた乾燥剤を見ると<たべられません 電子レンジ不可>と
並んで書かれていたのは<発熱しても心配ありません>のひと言。
同じ乾燥剤でも発火に対する警鐘がかなり異なります。

正しい読み方

 空気中の水分を吸収して乾燥状態を維持するのが乾燥剤。
食品だけでなく医薬品の劣化防止や金属製品のさび発生防止などにも
使われます。
 用途に応じて製品が作られますが、原料は様々。
その中で発火の危険性が考えられるのは2種類あると言います。
 <生石灰は白い砂の様な物で吸水性は抜群。
水が掛かると発熱することもある。
脱酸素剤も発熱することがあるが温度は高くても60℃>(ゴリ会議 より)
 となると危ないのは生石灰。
実際火事になった例があるそうで。
<炊飯器の近くに乾燥剤を放置。
炊飯器から出る水蒸気が乾燥剤に当たって発熱。
その近くに燃える素材があったために火事になった>(ロイヤルはっちゃんブログ より)

 注意すべきは生石灰で作られた乾燥剤、それ以外は発熱の危険は少ないかほぼ無し。
自治体により異なるけれど一般的には燃えるゴミに入れて廃棄しても問題は
無さそうです。
 ただ厄介なのはそれぞれの乾燥剤が何を原料にしているか分かりにくいこと。
だから全ての乾燥剤は水気に注意するのが賢明でした。
悔しいことに女房のご意見、正解でした。
 ところでこの生石灰。
ここまで私は「しょうせっかい」と読んでいましたがそれは運動会などで
ライン引きに使う消石灰。
こちらは「きせっかい」か「せいせっかい」の読みが正しいのだと。
 こりゃおもしろい、女房に読ませてみよう。
女房の怒りに火がつく結果は、火を見るより明らか。
 やっぱり乾燥剤の火には要注意です。
/span>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする