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ツグミは美味しい

2017-02-09 06:25:42 | 日記
大群で日本へ
 突然地面から舞い上がり少し先の梢にとまりました。
雪が融けかけた地面にいた様で、全く気づきませんでした。
 真下まで近寄っても逃げる気配がありません。
風で羽毛がなびく様子まではっきりと見える特等席で、暫し観察させて
もらいました。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げています。
今週は ツグミ科 ツグミ属 ツグミ です。

 冬鳥として遠くシベリアから大群でやって来ます。
ムクドリ位の大きさで、背中は茶褐色、胸は赤褐色、お腹には白いまだら
模様があって、くちばしから目を通って後頭部まで続く黒い一筋が目立ち
ます。
 地面に下りて枯葉を跳ね上げてそこに潜む昆虫を探します。
数歩跳ねた後、胸を反らせた独特のポーズで周囲の安全を確かめ、また
跳ねるホッピングを繰り返します。

好みのラーメン

 ネットの情報によると、ツグミは美味しいそうです。
戦前は毎年400万羽も捕獲されて食べられていました。
味を忘れられない人が、今でも様々な手段を駆使して手に入れていると
言います。
 例えばカスミ網を使っての密猟。
少し前のある地裁の判決文には、約20日間で3300羽のツグミの仲間を
捕獲した、と具体的な数値が明記されています。

 好きな物を取り上げられて我慢できない人間と、違法と知りながら金の為
に密猟する者と、どちらも否定される存在です。
それは充分に承知の上で思うのですが、例えばツグミを捕獲してはいけない
理由って何なのでしょう。
 鳥獣保護法によりほとんどの野鳥の捕獲は禁止されています。
生態系に影響を与えない為に、国内の野生の個体は原則飼育も禁止されています。
でも生態系に与える影響と言われても、何となく分るよ、程度の理解しか
私にはできません。

 ラーメンが大好きで、家系の豚骨醤油を毎日でも食べたいくらいです。
しかし好きとは言え我慢する分別はあります。
栄養が偏るし野菜も不足すると知っているから。
 翻ってツグミの味にベタ惚れの人がある日突然食べるのを禁止されたら、
面食らうし不満が募るのは確かでしょう。
でも獲って食べ続けると、今はこれだけの数がいるツグミも○年先にはここまで
減ってしまい、その影響でこの害虫がこれだけ増えてしまって、この種類の
農作物にこれ程の影響が懸念されて・・・と具体的な情報を知れば性懲りも
無くカスミ網を使うのも躊躇するのでは。
管轄するお役所は、もっと理解しやすい情報を発信したら効果が高まるのでは。

 命ある野鳥の保護と個人的な好みの豚骨醤油ラーメンを同列で扱っては不心得
ですが、私はそう思います。
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