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日々の愚問:重箱の隅

2024-06-01 06:29:39 | 日記
スポンサーは細心に

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
 今週は重箱の隅をつつく話、5月14日の地元紙の経済面にあった
<無印良品 郊外出店を強化>の記事からの愚問です。
文中で「無印良品」とすべきところが「無印郎品」となっているのを見つ
けてしまいました。
 年に何度か同様の誤植が目に入りますが、気になるのは関係者の反応。
撲滅すべく激烈な取り組みをしているのか、はたまた決してなくならない
ものとして認知しているのか、その辺りを探ってみました。

 先ずは誤植の定義から。
<印刷物の文字の誤り。
原稿の不完全、作業者の不注意、活字の不良、コンピューターの化け字、
などの原因によって起きる>(製本用語集のひきだし より)
 印刷物の過ちを「誤って植える」と表現する理由は過去の作業内容が由来。
<かつての印刷工程は鉛で作られた「活字」をひとつひとつゲラ箱に
置いていった。
その作業が田に苗を植えていく様子と似ていたために、字を植える植字となった>
 しかし現在では活字の植え間違いによる誤植はほぼ100%無いのだそうで。
<現在の誤植は校正ミス>
校正は人の目による確認作業。
だから完全なる結果は望めない様です。

 <誤植の無い本は極めて稀、と言うより初版で誤植が無いのはほぼあり得ない。
新聞ではきっと毎日ある>
と関係者が言い切る程に誤植の撲滅は難しい話。
 ならば野放しにしているかと言うと、当然そんな筈もありません。
してはいけない誤植には注意を払います。
 <読者がすぐ分かる誤植は一番恥ずかしく許しがたい。
もうひとつは間違ってはいけない相手で間違えを起こすこと>(引用は全て 経営堂 より)
それはスポンサー筋などを指し、一般読者は埒外なのだと推察します。

先刻承知

 集英社のホームページを見るとそれが見当違いじゃ無さそうな気がします。
誤植に気付いた読者が会社に連絡しようとHPを開くと、こんな案内に導かれます。
 <出版物の誤植を発見した→最近の正誤表は以下を参照→(たとえば)ドラ
ゴンボール超21の48ページのセリフ。
誤)すいぶんと 正)ずいぶんと>
 正誤表にある通り、こちらでも間違いは把握している、だからいちいち
教えてくれなくても結構、そんな雰囲気が漂っています。

 冒頭の新聞記事の誤植に話を戻しましょう。
同社のホームページには訂正分が載っていました。
<弊社広告について一部誤りがありましたので下記のとおり訂正とお詫びを
申し上げます。
誤)隠岐・対馬 正)壱岐・対馬>(信濃毎日新聞 より)
 この日付は今年の2月1日。
5月に発生した広告ではない「朗品」が訂正されるかされないか、ちょっと
気にしてみます。



コメント
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