週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#062 -’15. 地方で第二の人生応援

2015年02月22日 15時27分05秒 | 別荘生活
昨日の日経新聞の夕刊のそれも一面に載っていた記事に異論反論オブジェクションです。
一寸古い言い回しですが。

日経の記事を引用すると:

地方で第二の人生応援 政府が有識者会議 移住に補助を検討 
 政府は高齢者の都会から地方への移住を支援する。バリアフリーの高齢者向け住宅をつくり、近くで生涯学習やボランティアなどができる仕組みを整える。健康なうちに地方に移り住み、退職後の「第二の人生」を楽しめるようにする。地方創生の目玉事業と位置づけ、月内にも有識者会議を立ち上げて財政支援などの具体策の検討に入る。
 政府が元気な高齢者の地方移住としてモデルとしているのが、米国で広がる「CCRC」と呼ばれる高齢者向け居住施設。』・・・・・略・・・・・。


政府が昨年実施した世論調査によると、東京に住む60代のうち地方に「移住する予定」か「移住したい」と答えた人は全体の約3割に達する。

自然界に存在する社会は生まれたての赤ちゃんから、棺桶に片足つっこんお迎え直前の自分達(自分で自分たちの世代を老人と言うのには少し抵抗があるが。)のような老人まで包含しているのがあるべき姿だ。その中間にある幼稚園児からリタイヤ手前の壮年層まで雑多の如く混在しているのが社会です。
幼い子供は老人と接して色々の事を学び、老人は子供から元気を頂く。
本来のあるべき姿だ。
老人と接する事も無しに成人して行く子供たちに、目上の人に対して思いやりとか尊敬や畏敬の念がうまれるのだろうか。
そんな不自然な社会を政府が音頭をとって造ろうとしている。
自分の考えから自然にそのような社会ができるのなら致し方ない。
でも、公的な政府が旗を振って作るものではないと思う。

地方創生の目玉にする積りのようだが役人の貧弱な発想だ
時が経てば地方自治体に財政赤字をもたらすことになる。
働かない世代の老人が地方に住んで、10年も経てば社会保障(健康保険など)の諸経費が財政を圧迫するのは目に見えている。
限界集落の元をつくるのであろうか。
高齢者が地方に移住してはいけないと言っているのではありません。
音頭をとって政府が行うべきものでは無いと言っているのです。
一時に同世代の者が移住するのは良くないと言っているのです。
都会である東京でも地方と同じ限界集落が存在するのです。
地方から出てきた世代が公団住宅に大挙して居を構えた団地。
新宿の戸山団地も多摩地区の巨大団地なども。
子供たちが成人して家を離れて団地に住むのは日本の経済発展を支えた団塊世代より少し上の方々でしょうか。
自然界に存在する社会とは言えない、偏った世代の集まる限界集落そのものです。
今では子供の遊ぶ声も聞こえない街になりました。
まるで、サイレント・スプリング(邦題沈黙の春)の如くの世界です。
反対に子供の声が五月蠅いと怒る老人も・・・・ですが。

有識者と言うのが曲者です。
役人の発想にお墨付きを与える方達です。
選択するのが役人ですから政策にOKを出すのは目に見えています。
農業の進歩に貢献すべき農業空港などその最たる失敗例です。
補助金が農業の発展に何ら寄与していないのです。
今回の発想も地方の創生に寄与するのでしょうか。
一時的には人口が増える事で消費経済の拡大はします。
でも、その損益分岐点も直ぐに逆転してしまいます。
真に地方発展に寄与するならば、雇用の場を地方に作るべきです。
例えば、市ヶ谷にある国の大集団の組織を地方に移転する。
それだけで、大きな地方発展になり、且つ都心の広大な土地を活用して国家財政を改善できます。
首都防衛を果たす為に東京の一等地に鎮座しているのは大昔の理論です。(近衛)
地方再生の為に地方に移転してその跡地を活用した方が国家財政も改善すること間違いなしです。
地方創生の為には国家機関を地方分散を促進すべきです。
本題から離れたので少し戻します。

新聞に載っていた『CCRC』が自分が20年以上前に知った物と同じか分かりませんが。
アメリカのリタイヤした世代が温暖なフロリダやアリゾナに移住して理想郷を造った。
警察官も老人たちです。
勿論腰にはピストルを下げていますが、ボランティアでした。
日本とはこれ程違うのかと思ったものでした。

同じ感じで日本では成り立つのでしょうか。

政府が音頭を取らずに、民間企業なり人それぞれが選択するのが本旨だと思う。
最後はまとまらなくなってしまったが、いつもの事なのでご容赦のほど。
時間が有れば加筆更正したいが何もせずに時間のみ過ぎ去る事になる筈。






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