Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ4

2010-01-30 00:04:04 | アメリカンダンスアイドル
トップ4、ケイティー、コートニー、トゥイッチ、ジョシュア。
とうとう男女、たった二人ずつ。
4人に力の差はない、違いは個性と、そして優勝を決めるのは人気度。

今回は男女ペアの演技が2つずつ、女性同士、男性同士、そしてソロ、最後は全員。
全部で1人が5つも踊ることになる。

ゲスト審査員はマンディ・ムーア。

1組目、コートニーとトゥイッチ。
タビサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
クラブ好きの男とそれにむかつくキュートな女の子の物語。
"Church" T-Pain
コートニーがトゥイッチの体を階段のように勢いよく駆け上る。
二人のコミカルな取り合わせが笑える。
タビサ&ナポレオンの振り付けは今シーズンでどれも見応えがあった。
トゥイッチの包容力の大きさが演技に出る。

コートニーのソロとインタビュー。
今までを振り返る。
ロングアイランド出身、家族を大切にする絆の深いイタリア系。
シーズン3は年齢制限にかかり、応募できなかった。
ゲブとの相性がぴったりで、二人の仲を疑われたが、ちゃんと彼がいるそうだ。
「ダンスのパートナーとして好きで尊敬する気持ちと恋愛は別。」
いつも家族が客席から応援してくれていたコートニー。
踊ってきた作品の中で一番好きなのは、前回のダークな雰囲気のソニアのジャズ。

曲は"They Weren't There" Missy Higginsでソロ。
マンディーからはまだまだ技術を磨かないとの指摘もあったが、メアリーに褒められて、
コートニーは大泣き。
技術的には未熟な部分があっても、それを上回る明るさ、魅力、躍動感が彼女のダンスにはある。
「あなたは強い人ね。よくここまでやってきた。若い人たちに勇気を与えた。」
コートニーの涙は自分がここまで来たことへの喜びと満足感が溢れたのだろう。

2組目、ケイティーとジョシュア。
ウェイド・ロブソンが久々の登場で振り付け。
ケイティー「ここまで来たのが嬉しくて顔がずっとスマイルになっている。」
ジョシュア「達成感とプレッシャーの両方。」
作品は愛の困難さがテーマ。恋人たちの大喧嘩と仲直り。
実際の二人もずっと組んできてほんとうに仲が良い。
"Slow Dancing In A Burning Room" John Mayer
久しぶりに観るウェイドの振り付けが新鮮。
二人が別々の動きをしていても、統一感がある。
別れがたい二人の気持ちが地味な振り付けの中に心の内がしっかりと表現されている。
マンディ、「始まる前のただ呼吸をしているケイティーのアップ、それだけでもう引き込まれた」

コートニーとケイティー。 女性二人の演技になる。
タイスのブロードウェイ。
電車に乗り遅れたという設定。
"The Trolley Song" Rufus Weinright
乙女チックな宝塚を思わせるようなレビュー。
コートニーは黄色、ケイティーはピンクのドレスが似合っている。
ダンスとは全然違う部分での感想だが、このドレス、二人を反対にしたらまるで絵にならない。
レースのパラソルを持つ。
パラソルは投げたり、受け止めたり、失敗もあるだけにそれが中心になると演技がぼけてしまい、
小道具に使うのは難しいそうだ。
コートニー、ソロが終わりホッとして疲れも出てきたのか、ケイティーに較べると体が重い感じがした。
ナイジェル、「コートニーは勢いのあるダンサーだけど、二人が一緒に踊ると
ケイティーの方が伸びやかに見える。」
女性二人が同じような動きで踊ると確かにケイティーの方が技術的に上回っているのが出てしまう。

トゥイッチのインタビュー。
アラバマで祖父母に育てられ、お金を手っ取り早く稼ぐ方法として、このオーディションに落ちたら、
海軍入りを考えていたそうだ。
オーディションの最初の頃と較べると、顔付が違っている。
穏やかな表情、余裕と自信が滲み出ている。
ペアで組んだケーリントンとの相性が抜群だったので、彼女の落選は落ち込んだそうだ。
一番思い出に残るダンスは、ジャン・マークのウィンナワルツ。
ジャンの障害を持つ娘に捧げられたダンス。
ソロのダンスは、"It Was All In Your Mind" Wade Robson
「ずっと輝きを失わず、苦しい時もあったはずだけど、自分のスタイルを最後まで貫いた。」
「ユーモアのあるダンス、そこにはダンスの知識を越えるものがあった。」

トゥイッチとジョシュア。
男性二人のペア、ユーリの振り付けでロシアンダンス。
コサックダンスの要素も入っている。
曲はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」
ジョシュアの開脚ジャンプ(エレベーション)、ターンが冴える。
トゥイッチの低い姿勢での足捌きも完璧だったが、ジョシュアの方に軍配。
終わった後も二人はじゃれあってふざけて飛んだり跳ねたり。

ケイティーのインタビュー。
「決勝まで来るとは思わなかった、最初の目標がラスベガス、次はトップ20、一つ一つを固めてきた。」
トップ20を決める審査で落ちたら、、また挑戦するかと聞かれて、「もう2回目、次はない。」
と言ってしまった。
その時は、親友のナタリーと二人でセリに掛けられているような演出をされて、「辛さから言ってしまった。」
そのためにトップ20入りから外れそうになる。
「あなたの言った気持ちもわかるわ。」とキャット・デイリー。
一番印象に残るダンスは、"No Air"でジョシュアと踊ったリリカルなヒップホップ。
「あなたはいつもふざけたダンスを休憩中にしてるわね?」
この瞬間のすべてを楽しみたいから、とケイティー。
初めから通して見ると、彼女も凄く綺麗になっていて驚いた。
ソロは"Hide And Seek" Imogen Heap

ペアでの2ラウンド目。
トゥイッチとケイティーのフォックストロット。
気品のあるエレガントなダンス。
"Feeling Good" Michael Buble
タキシードのトゥイッチとケイティーのドレスが優雅だ。
ケイティーはほんとにどんなダンスもこなしてしまう。

ジョシュアのインタビュー。
子供の頃、授業料が払えず学校の雑役をして支払ったこともあるそうだ。
アメフト、陸上をやっていたのをやめてダンスへ。
印象に残るダンスはケイティーと踊ったサンバ、専門外のダンスなのに手応えがあることに感動したようだ。
ソロは"Knee Deep" Funkadelic
ステージをすべて使って、審査員の脇までジャンプして踊る。
楽しさ満載。

ジョシュアとコートニーでジャイブ。
激しいキックやフットワークが続くハードなダンス。
振り付けはジェイソン・ギルソン。
"The Dirty Boogie"
コートニーの勢いがなくなってきている、足がついていかない。
こうなるともう体力勝負、そして訓練だろうか。
難しいダンスに更に難易度の高い技が続く。
ジョシュアのスタミナには驚かされる。
ナイジェル「キックに切れがない、二人の呼吸が合っていない、ジャイブの爽快感がない。」
やはり疲れが出てくると自分のダンスでさえ精一杯。
相手の様子を見て合わせる余裕はなくなる。

最後はトップ4全員。
ミアの振り付けで曲は「ハレルヤ」
「お互いのエネルギーと競争心を生かす。」とミア。
タータンチェックのコスチューム、男性もスコティッシュスカート風。
ここまで来ると体力の限界に挑戦している。
振り付け師の手加減、全く容赦ない。
「これがダンサーの世界。肉体を超越して気力で踊っている。」
ナイジェル、「落ちた人、ウィルやマークを『なんで?』と思う人や意見が出てくる、
でもここに残っている人はそれだけのものがある。」
「お金を使ってショウを観にくる人に言い訳は通用しない、どんなに疲れていても、体調が悪くても。」

最後の言葉はショウビジネスすべてに言える。
どんな状況でもショウ マスト ゴー オン!