電波deアニメな日々

アニメみて良いとか悪いとか毒吐いてみたり。

ふるさと再生 日本の昔ばなし 24話

2012-09-18 19:29:21 | その他
「ねずみの婿取り」
コンテ・演出・キャラデザ:鈴木卓夫、脚本:並木さとし
作画・原画:柏木郷子、動画:スタジオCJT、美術・背景:下道一範
色彩設定:大槻ひろ子、仕上げ:スタジオM
撮影:トマソンCG 丹羽拓也

作画は安定してるんだけど、話的に微妙。
要はじゃんけんのように得手不得手があって、自分より強いと思う者がある者には弱かったりして、巡り巡って同族が一番という結論に落ち着くって定番の話なんだけど、なんかそれが今一つ表現し切れてないというか・・・。
可愛い娘を並の鼠にやる分けにはいかんと言って、真っ先に猫に話を持ってくのはギョッとする。
食料を嫁にする馬鹿もおるまいに。
そこが話の面白さなんだけど、今一つ演出しきれていない気が。

「小石の手紙」
コンテ・演出・作画・美術・背景・キャラデザ:中田彩郁
脚本:平柳益実、色彩設定:福永淑子
原画:狩夢パヤッド、動画:高木美枝子
仕上げ:ロケットビジョン
撮影:リバティアニメーションスタジオ 平林亮

字が読めないが言葉遊びが好きな嫁とちょっとしたことで喧嘩になって家出されてしまった。
嫁から使いが来る度、小石が届く。
その意味をやっと理解した夫は、松の枝を送り仲直り。

やっぱ個人作家系の演出は一味違う。
一枚絵の背景に線画のキャラを乗せて手足を途中までしか描かないで背景と同化させたり、キャラを記号的にして簡略化した感じでいて動きは完璧という。
凄くアイデアが詰まっていて、アニメーションの面白さを表現していますね。
流石に一般の商業作品でこういう事は出来ないけど、それが許される作品で存分に力を発揮するのは良いことです。
今回も素晴らしかった。

「だんまりくらべ」
コンテ・演出:富永恒雄、脚本:西川つかさ
作画・キャラデザ:木下和栄、美術・背景:村上一二三
原画:木下和栄、吉永剛、色彩設定:由利満、動仕:日昇動画
撮影:超京 東郷誠

庄屋さんの家で祝言があり餅が配られた。
何よりも餅が好きな夫婦は、より多く自分の方が食べたくて、三個貰った餅を勝負で勝った方が食えるという事にする。
一勝一敗でそれぞれ一個ずつ餅を食べ、残りの一個をだんまり比べで決めることにしたが、なかなか勝負が付かず、勝負を継続したままその日は眠りにつくことにした。
そこにやって来た泥棒。
家捜しする泥棒を隣に、餅食いたさに声を出せずにいたが、遂に餅に手を出され我慢ならずお婆さんは大声を上げてしまった。
泥棒を追い出せ餅は守られたが、勝負には負けてしまった。
だが、お爺さんは怖さのあまりに声が出なかっただけで、お婆さんの勇気で餅が守られたのだからお婆さんが食べて良いと言う。
二人は餅を半分こして仲良く食べましたとさ。

作画良かったけど、家をCGで動かすのはちょっとなぁ。
他は申し分なかったのに、ここだけ気になった。
別のやり方をして欲しかった。

制作デスク:雄谷将仁、制作進行:坂本拓也、宗像正一
アニメーション制作協力:リバティアニメーションスタジオ、スタジオ九魔

今回は夫婦円満がキーワードだろうか。



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