スペインはワインの生産量世界一、値段が安い背景だ。銘醸地はリオハ、デルディエロ、そしてスパークリングのカバだが、近年若い生産者の多いバレンシア産も品質が向上してきた。11月には新種のボジョレーを味わい、これからXmasにかけてはヴィンテージワインをじっくりと飲みたい。年金生活者の予算では1000円以下で買えるスペインワインがベストだ。
スペインワインは樽熟成期間と瓶内熟成期間の基準が設けられ、三段階に分けられている。その最上級格付けとなるのが「グラン・レゼルヴァ」で、その法定熟成期間は 60ヶ月 (うち樽熟成18ヶ月以上)だ。
バル・コンデ グランレゼルヴァは、バレンシア州のワイン産地「D.O.ウティエル・レケーナ」のワイン、ジュピターで900円程度で求めた。
このワインの葡萄はテンプラニーリョ50% ボバル50% 、ボバルは聞き慣れない品種で、スペインの地場品種で、古木が多い。それほど重くなく、オーク樽で長期熟成したので、ヴァニラやスモーキな香りがして、バランスの取れた味だ。
先週はテンプラーニョ100%リオハの2007年ものを飲んだが香りはこちらの方が強かったが味は甲乙付けがたい。今日買い出しにジュピターへ行ったが残念ながら双方とも売り切れていた。コスパの良さは皆よく知っている。通販で買うことにした。